眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

甘い罠

2012-03-08 21:50:29 | ショートピース
風が花に向かって手紙を書くというので、いつの間にか郵便屋さんの代わりをさせられてしまった。立ち寄る予定もなかった花の上で「おかしいな。こんなことが前にもあったようだぞ」羽を休めながら、蝶は真昼の月に謎をかけた。そして、自分自身の旅を思い出すと新しい風を待ち始めた。#twnovel

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5分

2012-03-08 01:15:36 | 忘れものがかり
新年は迎えられないかもしれないという
父は夏休みが終わる前に
旅立った

光を元へ戻すのに
10000円かかると言われたが
13時から17時の間に訪れるという人は
13時ちょうどにはやってきて
実際は2000円で済んだのだ
「最大の場合を言うんだよ」
工事のおじさんは
じっとこちらを見て話すので
負けじとじっと見て話す
父の面影

結果は3週間後に知らせると言うけれど
10日してよくない知らせが届いた
お昼前に着いた病院はいっぱいで
2時間待たねばならないと言う
(また大げさに言っている)

新しい本を開いた
まだ何でもないような
時間が好きだ

そして 5分がすぎた

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