眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

シルエット(アクロスティック)

2018-02-26 15:14:15 | 短歌/折句/あいうえお作文
お前さん
似ているようで
他人なの
いいえ私は
師匠の弟子だ

折句 短歌「鬼退治」
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次世代家電(アクロスティック)

2018-02-26 12:40:06 | 短歌/折句/あいうえお作文
掃除機が
氷のような
過去を吸う
仕草にすがり
恋を葬る

折句 短歌「そこかしこ」
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まぶしい(アクロスティック)

2018-02-26 08:13:06 | 短歌/折句/あいうえお作文
 壁に夏がまだ貼りついている。整列した数字の上を走る黒い線が、過ぎ去った日々であることを語っている。振り返る意味も感じられず、いつ捨ててもいいと思えた。そう思いながらまたダラダラと月日が過ぎてしまう。とっくに役目を終えた数字の上には、アスリートが立っていた。老いることも動くこともない。永遠の夏の上で、夢見るような瞳をしている。

8月を
並べた壁を
見つめれば
すぎた暦に
君は凛々しく

折句 短歌「ハナミズキ」

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雨の音を聴け(アクロスティック)

2018-02-26 04:01:29 | 短歌/折句/あいうえお作文
雨音は
毛玉に触れる
ト短調
打たれるうちに
フーガにもなる

折句 短歌「揚げ豆腐」
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永遠候補(アクロスティック)

2018-02-26 02:12:03 | 短歌/折句/あいうえお作文
 鬼を倒すということは致命傷を与えるということだ。「これでもくらえ!」と繰り出すと鬼は「なんだそんなものか」と答える。「だったらこれならばどうだ」と畳みかけると「ははその程度のものか」と返ってくる。もっと厳しくなければ駄目だ。
「それならばこうだ!」と今度は最も強烈な攻撃手段に打って出る。すると鬼は「やっぱりそれだったか」という具合にひらりと身をかわすのだ。まだ甘かったか。そのレベルでは足りなかったと反省し、攻撃の次元を更に高いレベルに繰り上げて、攻撃を続行する。
「だったらこれでもくらえ!」と容赦のないレベルの攻撃を繰り出す。流石にまいったかと見ていると鬼は「ほほまあまあやるじゃないか」と余裕の笑みを浮かべながら半歩後退している。
「まあまあだと?」(遊ばれているのか?)
 その時は、実際には紙一重だったということもある。辛うじて助かったのを隠すように、軽い言葉を用いている場合があるからだ。全容は未だ不透明だ。鬼を倒すための新しいアイデアが待たれる。


お前「まつ」
二音を探す
旅に出て
いつかのあつい
辞書と消えたの

折句 短歌「鬼退治」

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