眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

AIジャッジ

2020-08-22 07:39:00 | ナノノベル
 人に聞かせる前には、まず家で試すことにしている。
「何ともお粗末な話である」
 歯に衣着せぬジャッジはむしろ清々しい。乾いた拍手なんて必要ない。スピーチは最初から練り直しだ。

「どこらへんがよくないの?」
「何ともお粗末は話である」
 AIアシスタントは繰り返すばかりだった。

 そうとも。自分で考えなければ……。
 人は頼ってばかりでは人でいられなくなる。


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