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mission impossible

2010-02-03 05:04:51 | 将棋
昨年11月に決勝戦を決めてから、対戦相手の選手は高校生で「ゴキ中」を得意としてるとウッキー先生からの情報から、今回の対策が始まった。

まっ所詮将棋は、強いほうが勝つのだから、強くなるための筋トレが一番良いのは判るがTV放送されるし、当日は親さんも良い服を着せるだろうから、少しおしゃれをしましょうと対策案をウッキー先生が考えて下さいました。

基本的な考え方はこうであった。

高校生くらいから、本格的に将棋の勉強を始めた子は強い。
この年代になると、他にも色んな選択を自分自身で決められる、そこで将棋を選んでいる事が大きい。
そしてマニュアル(将棋の本)を読んで理解し実戦経験から振り返りながら成長出来る。
級位者の部に居る事自体、今が一番将棋に打ち込んでいる時期である。

コータ君は、振り飛車しないから「ゴキ中」には、居飛車で戦う事になるが何といっても得意の右四間が使えない。

対策は色々あるが、私などは「ごめんなさいアナグマ」を推奨したのだが、どうも気乗りがしないらしく4七銀(6三銀)形を選んだ事になった。



この戦法知らない人のために、1ポイントレッスン!
パックマンするぞ嫌だ、でも食べちゃうぞ戦法で面白い。



現在後手の4四に居る銀は、4二銀~3三銀と上がって来て、先手の5五に居る歩をパクリと食べようとするのが狙い。
先手の5六に居る銀は、5七からやって来る、5七と上がった時に後手の銀が4四に居ると食われるから、そうさせない様に早めに5六銀と構える。

するとどうなるか、先手の角の頭がガラ空きになる。
そこで、もう一つの6三に居る銀が7四~8五と進み、次に7六銀と角を取に行く狙いと、先手から▲4五銀~▲5四歩の大決戦を防いでいる高等戦術なのです。



相手は高校生だから、しっかりプロの先生の定跡の本を勉強しているだろう。
そうすれば、こんな形になるだろう、仕掛の前まで互角なら何とか絵になる。

前泊の宿代・往復の交通費・当日の洋服代を差し引いても、お釣りが来るなら良いでしょうと考えてましたが、作戦通りの大成功になった。(笑)




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