なぜかシュトラウス二世の音楽をどうぞ♪
1月6日のことをご記憶だろうか。関東南部でもかなりの降雪がみられた。私はその日都内に出ていて、夜になって鎌倉に戻るのが大変だった。JR横須賀線はかなり遅れた。鎌倉駅からタクシーに乗ろうとしたら待ち客が長蛇の列でそれを諦め、江ノ電に乗った。
江ノ電七里ヶ浜駅で降りて駅前のスペイン料理店、marisqueria morimoriに寄ろうとしたら定休日だった。それで雪の坂道をえっちらおっちら上った。
丘の上の住宅街に帰るのは、こんな時たいへんである。
そして住宅街の中の人気ラーメン店Awanoutaに行くと、その日は午前のみの営業だった。なんだ、みんなして私に食べ物を供給してくれないのね。その日はもともと自宅で食べる予定ではなかったから、途中で何か食べようと思ったのに。
私はリベンジしようと思った。休日にひとりで、その2店marisqueria morimoriとAwanoutaをハシゴするのである。
やがてその日が訪れた。妻は江戸のご実家に両親のお世話で出かける日だ。JR鎌倉駅まで妻をクルマで送った。
そして帰宅。自宅駐車場にクルマを停めて、そのまま散歩に出かける。
食事には早かったからね。
寒そうだからとBarbour Borderの長いジャケットを持って来た。
本当にこの住宅地には似合わない重苦しいBarubourのワックス・ジャケット。
七里ガ浜東は妙に明るいことが多い。
隣の稲村ガ崎5丁目へ。
聖福寺阯だ。
謎めいたお寺、聖福寺。
この公園は「しょうふくじ公園」と呼ばれるが、その漢字はお寺の名前の聖福寺ではなく正福寺である。
浄妙寺(お寺の名前)と浄明寺(浄妙寺周辺の住所区分、鎌倉市浄明寺)みたいなものか?
静かで良い公園だ。
ここを散歩する。
ヒマなのです。散歩のように見せかけた単なる時間つぶし。
ランチ時間はまだ1時間ほど先なのです。
ここは巨大な古い擁壁だ。大丈夫かね??半世紀以上前の工事だよ。
近くの坂道も正福寺坂だ。聖福寺坂ではない。
公園の滑り台には、たくさん「・・・べからず」が書いてある。
他にもいろいろありそうだね。
「犬を載せない」とか? 「逆立ちしたまま、すべらない」とか? 「この上で弁当を食べない」とか?
これ、誰が植えているのか? 公園協会? 市役所公園課?
では、さようなら。
稲村ガ崎の住宅街。
さきほどの正福寺坂をそのまま上がると、同じ道が奥七里通りに名前を変える。
やがて下り坂になる。そのまま道なりに行くと江ノ電七里ヶ浜駅へ行ける道だ。制限時速は30km/hである。
ゆっくり左にカーブを描き、海方面に向かう道だが、問題なのはこの横断歩道だ(↓)。
反対車線を上がって来るクルマのドライバーは、この横断歩道上に人がいても、直前に来るまでそれが見えない。
上から見てみましょう。
問題の横断歩道を白く大きく描いてみた(下の画像で、真ん中の黄色い矢印と右の黄色い矢印の間)。
【Google Map】
黄色の矢印の方向をすごい勢いで走って来るクルマのドライバーは、問題の横断歩道を渡る人にギリギリまで気づかない。
この住宅地内はどこも制限時速30km/hで、あちこちにその表示はあるが、信号はなく人も少なく交通量も少ないこの道路を、みんなバカみたいなスピードで走っている。中には、持続70km/hくらいは出していそうなのも見かける。
この黄色の矢印方向をすごい勢いで走って来たらどうなるか?
こんな道路だ(↓)。
多くのクルマが、この右カーブをすごい勢いで曲がって行く。
この段階(↓)ではまだ問題の横断歩道は見えていない(前方に見えている横断歩道は、また別のものだ)。
ここをぶっ飛ばしたくなるらしい。
そしてそのカーブをある程度右に曲がると、そこに初めて横断歩道が見えてくるのだ。
先ほどの画像を再掲する。下の画像で、赤い矢印方向をやって来るクルマも結構あって、黄色の矢印の方向に走るクルマは、右カーブに入る時、その先の横断歩道より手前で、むしろ赤い矢印方向を向かって来るクルマに気をとられてしまうことがある。
【Google Map】
それを気にしながらカーブを右に曲がったら、いきなり現れるのがこの横断歩道なのだ。
私も以前この横断歩道を徒歩で通っている時に、黄色の矢印方向に高速で飛ばすクルマがいきなり現れ、ヒヤッとしたことがある。そのクルマのドライバーはまずい!と思ったのか一旦ブレーキを踏んだが停まれないことをとっさに判断し、この横断歩道をそのまま横切って行った。横断歩道上にはすでに私がいたわけで、あれは怖かったな。
横断歩道の手前に減速しないと走れないようなハンプ(バンプとも言う。クルマに減速を強いる路面の人為的隆起)をいくつか設けてもらいたいと以前から思っている。
これくらいあるといいかも(↓)。
住民はみんな、レンジローバー・イヴォークを買わないといけないなあ(笑)
イヴォークなら華麗にこの巨大なハンプを乗り越えることが出来るらしい。
引き続き、散歩する。
大昔西武不動産が開発したこの住宅地には、西武鉄道や西武プロパティマネジメントが管理する土地が残る。
こんな看板を立てているってことは、ここを売りたいのかね?
真正面のこの木は見事だ。
スダジイかな?
こんな枝と葉です。
さらにブラタモリ的に地層を眺める。
ここが面白い。
水中で堆積した地層が隆起した時に右に傾いたのだろうか。
いくつもの違った層が見える。
この住宅地を開発した半世紀以上前に露出したのだろうね。
でもまたそれを、上から落ちて来た土や葉が徐々に覆うのだ。
ゆっくりした変化。
七里ガ浜水質浄化センターのトイレはだれでも使える。
タクシーの運転手さんもよく使う。
ちょっと暗いけどね~。古いから。朝ミルクティをがぶ飲みした私。朝食後2時間ほど経っている。紅茶は利尿作用が強い。なので、ここを利用させてもらった。久しぶりだ。相変わらず暗いな。
さらに先を行きましょう。
この坂を登れば最初の目的地が近い。
麺の字。
ご存じの方も多いでしょうね。
Awanoutaだ。今や有名店。
店主さんを絵にしたもの。
濃い外見。
最近ますます人気のラーメン店だから、いろいろとお客さんをさばき、整理しないといけないようだ。
早めに開いていたので、入店。一番乗りだ。
今日もBLACKにしよう。
ただしホルモンBLACKだ。
先にスプーンが出てくる。
来た!
これがホルモンBLACKである。しかもホルモン増しの豪華版である。
香りがいいね。何種類もの醤油をブレンドしたスープである。
黒いからと言って、醤油っ辛いわけじゃないよ。とてもマイルドだ。
貝のだしもよく出ている。
ごくごく飲めるスープである。
ホルモンはシマチヨウ。それもかなりのレベルだ。
下味をつけてさらに焼いた上でラーメンに載せる。
脂が甘いのだ。めちゃくちゃ美味しいよ。
この麺がまたすごい。食べたらわかる。香り高い麺で、シコシコ粘り気もある。
また見せちゃう。シマチヨウ。
麺もスープもシマチヨウも、材料からして立派なものが使われているんだろうねぇ。
どうも、ご馳走様でした。
いつも立派なラーメン。
あぁ~、ホルモンBLACK、ホルモン増し。美味かったな。
強烈な個性のあるラーメン店だね。
遠くからやって来るリピーターも多い。
いきなり来る観光客に、近所のリピーター。いろいろだ。
坂道を下りましょう。
海に出る。
波、来るの?
退屈そうなサーファー。
富士山。手前は、小動(こゆるぎ)の岬だ。
ちょっと引いて大きく江の島も入れて、撮影。
穏やかな海。今日は静かだね。
大島もよく見える。
もう一回、少し角度が変わるが、富士山と小動の岬。
そして2店目で、marisqueria morimoriだ。
生ビール、ください!
店長さんと、AwanoutaのBLACKについて会話する。
店長さんも私同様BLACKが好きらしい。
コハダのマリネ。
おいしいなあ。スペイン的であり、コハダという食材が日本的だ。
ピンク・ペッパーが華やかな香り。
食べて、飲んだ。
お替り。
久々に黒いやつを食べよう。
イカ墨のパエリアだ。
うまいよぉ~~。
だしが重要。
パエリアは、だしを吸った米が旨いのだが、イカ墨ってのはかなりおいしいよね。
これもまたご馳走様でした。
今日はいい日だ。
坂道を登って帰りましょう。
丘の上の住宅街の中心地。
西友で買い物して帰りましょうね。
すごい距離を歩いたな。しかもよく食べた。
超ローカルなブログ記事になった。