資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

TPPに入るとプロ野球は外国人だらけ

2012年05月04日 | ビジネス・経済
「TPP開国論」のウソ 平成の黒船は泥舟だった
クリエーター情報なし
飛鳥新社


 先ごろ大相撲の夏場所番付けが発表された。上位力士は外国人ばかりである。実は今のままでTPPに入ると、プロ野球も外国人だらけになってしまう可能性がある。

 TPPは日米で貿易量の90%以上を占める。アジアの需要を取り込むというが需要などどこにもない。オバマは、一昨日の日米首脳会談で、日本への輸出を二倍にすると言っていた。これは日本に大量に失業を輸出するといってるんだが、マスコミは何にも解説をしない。TPPは実は経済的利益などほとんどない。政府の試算では確か年収500万円の世帯に例えると年額数千円のメリットだと。

 さらに問題は非関税障壁である。一昨日オバマは、日本の軽自動車区分をなくせと。アメリカ車の日本シェアが低いからだが、ドイツの輸入車はかなり走っている。これはドイツは日本市場をマーケティングして日本市場に合うような車を作っているからだ。アメリカは、日本市場が自国の車に合わないから、日本市場を自国車に合わせろという。マーケティングの本家がとんでもないことを言っている。日本の大手新聞は、TPP参加に不利な情報を一切解説しない。どうなってんだろう。

 さて、話は戻って、プロ野球の外国人選手の問題だが、非関税障壁の撤廃で外国人労働者の自由化がある。(ただし単純労働者は別です)TPPに参加すると、アメリカのプロ野球選手1A~3A軍選手でも日本で稼ぎ放題になる。今は日本では1チーム当たり外国人選手は制限されているが、TPPではこれができなくなる。極端な話、外国人選手だけのチームができるかもしれない。

 これに異を唱えると、TPPの裁判所(アメリカにある)でTPPのルールに則って判断される。そして日本企業は巨額な賠償金を支払う。現にカナダやオーストラリアではこれが起きていて、政府は巨額な賠償金を払っている。

 もしこれを防ごうとすると,TPPはネガティブリスト方式だから、プロ野球の自由化はダメと明文化しておかねばならない。実際そんなことはできるだろうか。

 日本の文化を変えてしまうような、こんなTPPになぜ入ろうとするのか、賛成派のメリットを聴きたいもんだ。
コメント
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