資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

予報士受験校アスクはエマグラム

2012年05月28日 | 気象予報士ほか
気象予報士試験標準テキスト 実技編 (LICENCE BOOKS)
クリエーター情報なし
オーム社


 日曜夜の気象予報士受験予備校、アスクももう第5回、本日は、エマグラムの講義であった。エマグラムとは地上から高層まで、気温と露点温度の分布を観測などからプロットしたものだ。

 気温はふつう、上空に行くと低下する。気圧が低くなるためだ。高低差1km当たり、乾燥していると1℃、湿っていると0.5℃程度下がっていく。地球の平均は0.6℃/kmだそうだが、この微妙な違いが天気を分ける。

 もう一つの露点温度は、水蒸気は上空にいくと気温が下がるため、含むことのできる水蒸気量がだんだん少なくなっていく。従って湿度100%(これを飽和という)が頻繁に起こり、そこには雨や雪が降る。

 仮に地上の空気塊が山岳にぶつかるなどして強制的に上昇するとき、その空気塊が周囲の空気より暖かかったら、上昇流として上空に行く、これを「不安定」と呼び、対流活動が活発になり、雨や雪が降る。寒かったらまた下に下がる。これを「安定」という。不安定なら突風、雷、強雨、さらには降雹(こうひょう)、竜巻などの現象が起きる。

 また、上空に行くにしたがって普通、気温は下がるが、部分的には上がるという逆転層が存在することがある、ここには前線がある。気温と露点温度の差を湿数と呼び、その層の乾燥や湿潤状態がわかる。エマグラムってこんなに、いろんなことがわかるんです。
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