資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

成長が解

2012年05月07日 | ビジネス・経済
 土・日曜日の朝はテレビの討論番組をよく見る。今は、消費税の導入問題だ。なぜ消費税を導入するか詳しく政府は説明していない、などの評論家や大学の先生の話が多い。そして、年金をカットせよだの、消費税ならこのまま行くと30%くらいになってしまうだの、との意見が出て、視聴者は心配になる。若い人は俺たちの時代には年金などもらない、と思う人も多く出てくる。

 ちょっと待った。なぜ消費税が必要かというと、実は不景気で所得税が減っているからなのである。所得税が順調な時代は消費増税など話はなかった。好景気で所得税さえ回復すれば、消費税の上げ幅など大きな問題ではないのである。そんなことは分かってるが、日本はもう成長しないでしょ!という声が圧倒的である。景気対策したのにぜんぜん景気が良くならないじゃないかとの声も。

 そこでこの図を紹介しよう。これは、IMFの出している数字をグラフ化したものだ。今度私が企画している管理者研修で日本経済の現状を説明するために作ったものだ。(クリックして拡大してみてください、日本の現状がよくわかります)
 
 
 実は、この20年経済成長していないのは日本だけなのである。他のOECD諸国は最低30%増加、中には200%(つまり倍)成長している国もあるのである。少子化?日本の少子化はつい最近のことで20年も前からではない。もっと少子化している国もあるが成長している。もう日本は満ち足りて買うものがない?それは年寄りの言い分、若い人はお金さえあれば車でもパソコンでも買うはず。お金がないからだけなのである。

 つまり、日本の経済のかじ取りが悪いだけなのである。舵取りさえうまくすれば日本はまだまだ成長できる。ほかの国が成長しているんだがら。日本の企業の7割は赤字で税金を払っていないそうだ。成長により、中小企業も黒字化し、所得税・法人税を払い、財政も好転するはずだ。「日本だけが経済成長していない」ことは経済評論家や大学の先生たちも忘れてしまっているのだ。


コメント
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