・・・昨日からの続き
Q:そうですか、今度確認してみます。ところで衛生管理者の仕事はどんなことですか?
A:はい、衛生管理者の業務は衛生管理面の4つの技術的事項です。労働者の危険または健康障害の防止、労働者の安全または衛生のための教育、健康診断の実施その他健康の保持増進、労働災害の原因の調査、再発防止、です、また少なくとも毎週1回作業場を巡回しないといけません。
それと実務上は安全衛生委員会の運営ですね。私の以前勤めていた会社でも、運営は衛生管理者の仕事でした。事業所の安全衛生の動き、事故・トラブルの報告と対策、安全週間等のイベントの対応、職場環境測定の結果、産業医からのメンタルの対応状況、生活習慣病に情報提供など忙しそうでした。そうそう、喫煙対策が強化されて、喫煙室を分離することをやっていましたね。
Q:なるほど、言われてみれば、思い出しますね。ところでその衛生管理者の学習ですが、どんな内容なんですか、結構先輩も取っているようですが?
A:はい、プロフィールで書いた内容なんですが、学習でややこしいのは、まず、安全衛生管理体制の部分ですね。いろいろな役割が出てきますので。それと健康診断なども特殊健康診断の部分はややこしいですね。労働基準法は常識として知っておきたいものです。労働生理は、骨折・脱臼、出血・止血、窒息・蘇生など、事務職というより、現場で作業する人たちにも役立つ知識があります。資格を取ったら、是非、教育してほしいですね。
Q:聞くところによると、結構取りやすい試験のようですが?
A:合格率は50%と、国家試験にしては高い合格率です。また試験が月1回以上あるのも助かりますね。会社を休んでいくことになりますから、十分学習して一発で合格したいものです。
Q:関連する資格について教えて下さい。
A:それでは、まず関連図から。衛生管理者には、似たような資格で安全管理者というのがあります。衛生管理者は、安全管理者と兼任するケースが多いと思います。こちらは講習で取れますので、異動が決まったら取得することでいいでしょう。上位資格に、労働衛生コンサルタント、衛生工学衛生管理者があります。衛生管理のコンサルタントを目指すなら、衛生管理者がステップになります。また、衛生に関連して、メンタル対策で商工会議所のメンタルヘルス検定があります。最近増加しているメンタル対策に有効ですので、衛生管理者の次に狙いたい資格ですね。
Q:最後に、この資格を取るメリットは何ですか?
A:そうですねえ、この資格は、法令ですので、かなりの人数が必要になります。一方、比較的取りやすいという側面もあります。定年になって、心機一転、最後は自分の希望の部署へ、と思う場合は、この資格を持つのは、会社としても助かるんじゃないでしょうか。事実、私の現役時代にも、衛生管理者いなくて、異動である人材を欲しいと言われたことがありました。この話は実現しませんでしたがこの資格を持つというのは、企業にとっても従業員にとっても有効ではないかと思います。
(第3章-4 衛生管理者 終わり)
Q:そうですか、今度確認してみます。ところで衛生管理者の仕事はどんなことですか?
A:はい、衛生管理者の業務は衛生管理面の4つの技術的事項です。労働者の危険または健康障害の防止、労働者の安全または衛生のための教育、健康診断の実施その他健康の保持増進、労働災害の原因の調査、再発防止、です、また少なくとも毎週1回作業場を巡回しないといけません。
それと実務上は安全衛生委員会の運営ですね。私の以前勤めていた会社でも、運営は衛生管理者の仕事でした。事業所の安全衛生の動き、事故・トラブルの報告と対策、安全週間等のイベントの対応、職場環境測定の結果、産業医からのメンタルの対応状況、生活習慣病に情報提供など忙しそうでした。そうそう、喫煙対策が強化されて、喫煙室を分離することをやっていましたね。
Q:なるほど、言われてみれば、思い出しますね。ところでその衛生管理者の学習ですが、どんな内容なんですか、結構先輩も取っているようですが?
A:はい、プロフィールで書いた内容なんですが、学習でややこしいのは、まず、安全衛生管理体制の部分ですね。いろいろな役割が出てきますので。それと健康診断なども特殊健康診断の部分はややこしいですね。労働基準法は常識として知っておきたいものです。労働生理は、骨折・脱臼、出血・止血、窒息・蘇生など、事務職というより、現場で作業する人たちにも役立つ知識があります。資格を取ったら、是非、教育してほしいですね。
Q:聞くところによると、結構取りやすい試験のようですが?
A:合格率は50%と、国家試験にしては高い合格率です。また試験が月1回以上あるのも助かりますね。会社を休んでいくことになりますから、十分学習して一発で合格したいものです。
Q:関連する資格について教えて下さい。
A:それでは、まず関連図から。衛生管理者には、似たような資格で安全管理者というのがあります。衛生管理者は、安全管理者と兼任するケースが多いと思います。こちらは講習で取れますので、異動が決まったら取得することでいいでしょう。上位資格に、労働衛生コンサルタント、衛生工学衛生管理者があります。衛生管理のコンサルタントを目指すなら、衛生管理者がステップになります。また、衛生に関連して、メンタル対策で商工会議所のメンタルヘルス検定があります。最近増加しているメンタル対策に有効ですので、衛生管理者の次に狙いたい資格ですね。
Q:最後に、この資格を取るメリットは何ですか?
A:そうですねえ、この資格は、法令ですので、かなりの人数が必要になります。一方、比較的取りやすいという側面もあります。定年になって、心機一転、最後は自分の希望の部署へ、と思う場合は、この資格を持つのは、会社としても助かるんじゃないでしょうか。事実、私の現役時代にも、衛生管理者いなくて、異動である人材を欲しいと言われたことがありました。この話は実現しませんでしたがこの資格を持つというのは、企業にとっても従業員にとっても有効ではないかと思います。
(第3章-4 衛生管理者 終わり)