平泉の世界遺産を堪能した後は、翌日の登山に備えて、花巻温泉へ。まずこの温泉の泉質。温泉ソムリエは、必ず分析書を調べるのだ。
湯温は42℃以上の59.9℃と高温泉だ。そしてペーハーは9.0とアルカリ性、入るとぬるぬるする、美人の湯だ。溶存物質は、1.446g、1g/kg以上だと、療養泉となり、これはクリアしている。陽イオン、陰イオン20%以上で含有量の多い順に名が付く。ナトリウムー硫酸塩・塩化物泉という、立派な温泉だ。旧泉質名だと、亡硝泉、食塩泉となる。こっちのほうが温泉らしいな。
露天の浴槽は誰も入っていないため、写真を一枚、泉源と木製の浴槽だ。花巻温泉は、戦前からある名泉だそうだ。ロビーには、戦前のビデオが流れている。この雰囲気、温泉らしくていいなあ。
夕食に、前沢牛を戴く。牛肉と言えば、私はスキヤキか、しゃぶしゃぶしか知らないため、どろっとしたタレがどうも美味しくない。そして明日早いため、早めに就寝。出発前に、朝風呂に入ろう。