利尻登山の翌日は、朝起きて、まず、利尻富士を一枚。雲一つない景色だ。午前中は時間があったため、島内一周の観光。
宿のそばの記念碑から。ここは、江戸時代にアメリカ人マクドナルドが、小舟で島に上陸して、長崎に送られ、後に日本最初の英語教師になった人の記念碑。まるで、吉田松陰のようだ。ペリーの通訳も務めたそうだ。これが吉村昭氏の小説、「海の祭礼」になっている。今度読んでみよう。
次は、島の南、海のそばに「南浜湿原」という高層湿原がある。これは知らなかった。高山植物がいっぱい咲いている。こっちは高山でなくても海のそばに高山植物が咲いている。
そして、仙法志海岸へ。そばのコンブ店による。黒いあのコンブを圧縮して、機械で削ると、灰色のトロロコンブになる。コンブって白いんだ。
さらに沓形の街で海藻のオマージュを見る。当時の天皇陛下がご来島したときにもお見せしたそうだ。絵のようだが、全て海藻、よくできている。
フェリーターミナルで登山バッジを2個購入。このバッジ、よく見ると、左の一枚は鴛泊から、右のバッジは沓形からの利尻山のバッジだ。3日間眺めているから、山の形もよくわかる。
利尻島は小さな島だが、町が二つある。利尻富士町と利尻町だ。フェリーの入る港も二つ。登山口も鴛泊と沓形の二つ。この関係だろうか、バッジも二種類。
最後は、昼食に利尻ラーメンを食して、空港から前日登った利尻山を眺める。そして飛行機からも一枚。美味しく、苦しく、楽しく、そして充実した利尻島であった。さよなら、思い出の利尻。