業界紙、ガスエネルギー新聞の連載第2回は、基礎理論だ。この科目は、実務のベテランというよりも、学校を卒業したての新入社員の方が得意な科目だ。またガス業界以外の方がチャレンジするにも、ちょうどよく、理系の方は、得意とする科目になる。
基礎理論は、傾向の変化はあまりない。物理や化学など百年以上前から研究されてきた分野、新しい理論などはめったに出てこないよね。従って傾向と対策は、あまり特筆することはない。せいぜい、ラウールの法則の計算問題が出題され始めたくらいかな。
そして、計算問題の演習は、空気比のある燃焼計算。図のように反応前と反応後を図解して覚えれば、どのような問題でも解けるようになる。この図解は、エネルギー管理士の受験の時に学習したものだけどね。
甲種は、公式を覚えておけば、それで解けるような問題は少ない。反応熱を求めるのに、連立方程式を解く問題や、ベルヌーイの式の中から、位置エネルギーと速度エネルギーの関係を抜き出して解くという、やや高度な問題も出題される。でも、パターンを覚えてしまえば、確実に得点できる問題だ。
時期的には、この基礎理論、もう学習を終えて、次のガス技術に掛かってる時期ですよ。全他の学習スケジュールに注意して学習してくださいな。