資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

検定合格の国史教科書

2024年12月03日 | 読書感想

 

 検定合格の国史教科書を入手、400頁以上ある厚いものだが、ようやく読み終わった。この書籍は、令和書籍という武田恒泰さんの個人商店のような会社の発行だ。そして何度も検定不合格だったが、粘り強く改訂して、やっと合格したそうだ。また、一部の中学校で参考書として採用された、とニュースで聴いた。

 中身に入る、読んでいて、おや、と思った部分に付箋を貼っておいた。全部で10箇所。その一部を紹介する。113頁、なぜ京都御所はお堀がないのか。歴史上日本以外の王様は、城壁やお堀に囲まれて暮らす、賊が侵入するのを防ぐためだ。ただ日本では、天皇を殺そうとした人はいなかった、民と共にあったのは天皇家。

 もう一か所、201頁、歴史上の無謀とされた文禄・慶長の役、当時は武力で交易の道を開くのは珍しくない。秀吉が死んだことで戦は終結したが、当時の明の歴史書「明史」では、明と朝鮮には勝算がなかったと記録されている。秀吉が死んだことで撤退した日本軍は疲弊したが、明・朝鮮軍はもっと疲弊していて、数十万の士卒を失い、費やした兵糧は数百万(単位は?)、国力が衰退し、明の滅亡が早まったそうだ。講和の時期が遅くなれば、無謀とされた秀吉の北京占領計画も実現可能性があったそうだ。

 まだまだあります。徳川綱吉の生類憐みの令、天明の大飢饉と御所千度参り、満州国建国の歴史的意味、通州事件と南京大虐殺、ユダヤ難民を救った樋口季一郎、シベリア抑留のウズベキスタンオペラ劇場、天安門事件、蒸し返された韓国の請求権、沢山気がついたことがありました。一読をお勧めします。

 

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