めいろまさんの、上記の書籍を予約販売で購入、読み終えた。毎回楽しみにしてるんだが、今回ばかりは、あんまり面白くなかった、のが正直な感想だ。その中で、おやと思った部分を何ヶ所かピックアップする。
「世界の裏ワザを日本人は何も知らない」から、欧米は日本に比べて治安が悪い。そこで犯罪から店舗や店員を守ることが発達している。店舗にはホンモノをおかず、イミテーションだけを置き、店内のモニターから注文を聞く、宝石店など。また靴屋では、片方だけを展示する。履いて逃げるやつも多いそうだ。片方だけねえ・・
「世界の最新エンタメ事情を日本人は何も知らない」から2つ。ゴジラー1.0の評価が高い。ファンが期待する怪獣らしい造形、それを安く実現してる。なぜ安いかというと、少数の日本人が一堂に集まって、分業はしてるんだが、コミュニケーションよく、助け合って制作していること。欧米のスタジオは、分業で場所が離れ、他人のやることは知らない、コミュニケーションに非常に時間がかかる、そうだ。いかにも日本的な作り方がいいそうだ。
もう一つ、弥助、フランス人が作った戦国時代のゲームソフトだが、特にアフリカ系で人気、史実とはだいぶ違う。それでもアフリカ人は「サムライ」が大好き。アフリカは、かつては奴隷の国、日本のサムライのような、「武士道」を貫く生き方を見ると、アフリカ人を刺激するそうだ。
最後は「世界の重大ニュースを知る方法」から。学者でテレビによく出ている人、学術界ではメディア出演は業績にならず、大学も体系的にブランディングしているので、個人に依存するのを嫌うそうだ。安い報酬で、急な依頼に対応できる人だけが出演する。大学の広報活動とは関係ない人だ。従って、その人の意見は要チェックだそうだ。
メディア出演で思い当たることがある。かつで十年くらい前だが、私はテレビや他のメディアに出演する機会か何度かあった。その出演料はいくらか? テレビ・ラジオの場合は、無料で、交通費も出ない。漫才師のライセンス(今もいるんだろうか、消息は聞かないが)のDVDに出演した時は、日当5千円+交通費、だった。新聞の原稿では、スペースによるが、1回5千円だったっけな。そんなもんだ、メディアに出してやるだけでも十分だろう、という感覚だ。
めいろまさん、毎週月曜の早朝、文化放送ラジオおはよう寺ちゃんに出演するので、よく聴く。書籍は次を期待しますよ。