秩父札所巡りを始めた。正確には、「秩父三十四観音霊場巡礼」だ。室町時代に始まって、江戸時代に最も流行した。四国より手軽で、関所もなく、七日ほどで巡れる。特に女性に人気だったようだ。
札所巡りのスタート、発願(ほつがん)は一番札所の四萬部寺(しまぶじ)。
ここで巡礼用品をまとめて購入。5点セットが売られていた。①笈摺(おいずる)、半そでの白衣。②輪袈裟(わげさ)白衣の上から首にかける略式の袈裟、その留め具も買った。③持鈴(じれい)読経の際に振る鈴。④納経帳、御朱印を書いてもらう、私は表紙が赤で、和紙のものを買った。⑤経典と納札、読経用、そしてお寺に収める札。金剛杖は、トレッキングポールを使うため買わなかった。菅笠も登山用の帽子を使う。
こんな感じ。
まず一番札所、教えられたとおりにやってみる。札を収め、鈴を鳴らし、般若心経を読む、長いんだが最初一回やればいいということで我慢して読む。般若心経は昔、写経したことがあるから、多少覚えている。
一番札所の納経帳。秩父では皆、筆で書いてくれるそうだ。
さて二番札所へ。道案内は、結構充実している。迷うことはなさそうだ。
ところが、次の二番札所真福寺は、山の中腹、二百m以上登る。午前中に宝登山を登っているためかなり脚に来た。なんとか辿り着く。
このお寺は無人、従って下った光明寺で納経の代行をしてくれる。その下り、車道はくねくねしてるから近道の歩道へ。ところが急な登山道そのもの。登山靴を履いてきてたよかったよかった。
光明寺で納経、このお寺も立派なお寺だ。
平地に戻って、三番の常泉寺へ。このお寺もいろんな施設がある。
龍の彫り物が凄いな。
庭園? も巨大な岩がある、立派。
もうちょっと事前学習してくればよかった。三番の納経を終えたところで、15時45分、秩父の納経時間は16時まで、従って、今日はここでお終い。
これからは、月に1回のペースで、秩父に来て、登山と札所巡りを行うことにする。半年ほどもかかるかな。まあ、ゆっくりやろう。