kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

基本的なこと

2015-02-18 | 陸上競技
月曜日、この日は走る予定にしていました。天気予報は微妙だったのでどうなるかなと考えていましたが、それほど降らないだろうと勝手に予測。朝練で脚運びと腰の移動をやっておいて少しでも時間の節約になればいいなという感じで考えていました。

午後、会議があったので最初は練習に出れず。本当に多い。私が練習に行ったときにはドリルの途中でした。雨雲ズームレーダーで雨の状況を毎回確認しているのですがほとんど降らないという予報。17時前から多少降るが30分くらいで止むという感じでした。比較的雨雲ズームレーダーは予報通りになるのでかなり信頼していました。ドリルで少し時間をかけすぎました。時間がない時に細かいことをずっとやっても仕方ない。私が来るまでの間の時間がちょっと間延びしていたのかもしれません。もっと早くやれるようにならないといけないですね。

この日はやりたいことがいくつかありました。土曜日の練習を見ていて不足する部分。これを何とかしたいと思っていました。ドリルが終わるころには雨脚が少し強くなっていました。どうなっているのか??それでも走っておきたいという部分があったのでチューブを使っての軸づくり、スタート数歩の動きの確認、スイッチングをやりました。ここでさらに雨がひどくなる。雨雲ズームレーダーを見ると予報がかなり変わっていました。もう少しするともっと前が強くなると・・・。少し前に見た予報と大きく変わっています。うーん。どうなんでしょうか。

まだできると判断して並走。雨が強いので細かい動きは見れませんでしたがやりたい動きに近づいていました。結局4本だけ走りました。本当はバトンパスをして短い距離をしっかりと走るつもりでしたがそこまでできる状況ではありません。雨がひどすぎる。予報を見ると雨量を表す色が「水色」から「緑色」に変わっていました。うーん、かなり信頼していたのですが(笑)。どうにもなりませんね。

諦めて他の練習をすることに。細かい動きをやるよりはもっと大まかにやって「動きながら覚える」ようにさせたいと考えました。脚運びも必要ですがこの段階に来てできないことをひたすらやるというのもどうなのかという感じがしたので。「動きながら覚える」というも実はすごく大切な話です。大半の指導者はこういう部分でやっていると思っています。細かい理解をさせる必要がないという判断なのかもしれません。しかし、私はそこを大事にしながらやってきたつもりです。「気が付いていたら速くなった」というのではなく「自分で努力して速くなった」という感覚が必要になるという部分。大事だと思っていますから。

フレキを使っての練習をする前にチューブを使って動きを作りました。前に進む動きを少しやってその場でチューブを挟み込むような練習。さらにそこからチューブを使ってのスイッチングを繰り返す。かなりやってからフレキへ。短い距離で作ってさらに距離を伸ばす。直線距離として20m程度しかありませんからできることを最大限に。同じ動きをひたすら繰り返しました。後半になると確実に動きが変化する者がいます。意識しているからできるのか、ひたすら繰り返すからできるのか。ここは分かりませんが、「動き」は変わってきていました。このまま走ればずいぶんいい動きになるだろうなという手応えがありました。

以前から比べて多少は「引き出し」が多くなってきたと思います。メニューを与えて「やっておけ」というスタイルで指導はしていません。この日はかなり冷めた目で練習を見ていました。それでも動きは変わる。もちろんポイントになるところはひたすら指摘しています。関わりすぎという部分もあるのかもしれません。それが私の指導スタイルなのだと思います。選手が「その気」になってそれに見合うだけど努力をするようになってくれると一気に伸びると思っています。私自身が選手を「その気」にさせられないというのが大きな課題なのかもしれませんが。

走らせてみたいと思いましたが雨が降り続けていたのでこの日はこれで終わり。考えさせられながらやっています。
コメント
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