kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

またも合同練習

2025-01-19 | 陸上競技

授業が始まるとなかなか時間が確保できません。様々なことを犠牲にしています。それが本当に自分の人生としていいことなのか。本当に転換期に来ていると思っています。私が考えている「常識」と生徒たちの「常識」がかけ離れている部分もあると思います。何をもって「当たり前」とするのか。そうであればもう別にいいなという感覚もあります。そこに関して誰かから何かを強制されるものでもない。私自身の「生き方」「考え方」についてしっかりと持っておきたいと思う部分が強くなりました。

 

月曜日。この日は専門練習を入れることに。土曜日に入れていますが暖かい時間帯にもう少しやっておきたいというのもありました。せっかくやるのであればということで他の学校にも急遽声掛けをさせてもらいました。本当に急遽でしたがそれでも来てくれる選手が何人かいたことはありがたいことです。うちの選手にとっても大きな刺激になります。練習計画に関してはその時その時に必要だと思うことを入れています。思い付きという部分ではない。「専門練習が足りない」と感じたら多めに入れていくことも必要だと思っています。今回は「タータンでハードルを跳んでおきたい」という要望があったのでそれに合わせての実施です。

 

補強をある程度。上半身下半身を実施。他校の選手はさすがにダメージを受けていました。それでも「走る」ために必要な基礎筋力の向上は重要だと思っています。普段どのようなトレーニングをしているかは分かりません。慣れないトレーニングなので負荷が大きすぎる可能性もあります。やれることをしっかりとやる。

 

そこから「ドリル」的なことを少し。ここ最近の動きに関する練習はまた別に書きたいなと思っています。2週間程度経過しましたがそれだけでもずいぶん変わってきた気がします。元々「やりたいこと」があってそれを「補完」するような種目を入れています。どうすれば「潰れないか」だと思っています。パワーというよりは力の使い方という部分。これまでの流れの中に必要な要素を加えていく。これだけです。今は種目が多いですが少し絞って実施するパターンも作れたらいいなと思っています。

 

そこから専門へ。スプリント系とハードルに分かれて。ハードルは土曜日にやった練習の繰り返し。タータンで10歩&8歩のアプローチを。様々な工夫をしています。どうすれば1台目までにスピードを上げては入れるか。今年度色々と考えて取り組んできた内容です。これに他のメニューを加えながらやっていくことでハードルへの対応ができるようになると思っています。今回ハードルを跳んでいる選手は13秒台もいれば17秒台もいる。それでもやりたいことのベースは同じだと思っています。そこから色々な要素を加えていく。13秒台と15秒台では「求めること」が違います。13秒台の選手のハードリングは15秒台の選手とは違います。17秒台が13秒台の真似をしても上手くいくことはありません。その部分も含めてしつこくやっていきました。

 

最後に5歩ハードルで走る。11.2というそれほど広くない距離ですが。ヨンパとショートハードルの違い。距離を延ばせばいいという話ではないと思っています。最大でも11.5かなと。競技レベルに合わせて考えると11.2くらいで「刻む」選手と「保つ」選手に分かれていく。ショートハードルは基本「8.5m」とインターバルの距離が決まっていてそれを3歩で走るという「速い選手」も「普通の選手」も同じ枠組みの中でやっていく必要があります。速いから11.8mで動いて「走りやすい」距離設定をしても実際は「同じ5歩」で走る。そうであれば「狭い」と感じてもそれを「速く動かして処理する」という能力を高めなければいけません。逆に走力がない選手は「刻む」のではなく何とか最後まで「保たせる」方が重要です。全員が「刻む」という意識ではない。この概念は当たり前だと思いますが。

 

ハードル練習会では幅広い選手を対象としています。そうなると同じハードルでも求めることが大きく異なってきます。それに応じてどのような指導をするか。今回のように他校の選手に来てもらって練習をする際はそれなりに「収穫」がないといけません。単純に練習パートナーとして利用するわけではないので。きちんと指導しなければ失礼になるので。

 

他校の選手が来てくれること。感謝する必要があります。色々な刺激がある。それは決して当たり前ではない。そこだけは感じ取れるようになってもらいたいなと思っています。

 

また書きます。多分。


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