先日、記録会が実施されました。収穫はそれぞれ。男子は圧倒的に「試合に弱い」ことが分かる。話を聞くと緊張して食事がとれなかったという者も。これはよくないですね。何のためにやっているのかを考えていかなければいけません。内弁慶。これではどれだけ練習をしても効果は出ません。どのように走るのか。ここは考える必要があります。
女子はまずまず。1年生は通常この時期はまだ走れません。微妙な話ですが。問題はないかなと。2年生が一人はベスト更新、エース格の一人は散々な結果。まーこれはこちらも考える必要があります。
先日から「練習の流れが悪い」と何度か言っていました。待ち時間が長いのです。1年生が入ってきた影響もあり「説明」することで時間がかかります。私自身はあまり近くで説明するのを避けています。「分かってない」状況で何を言っても伝わらない。細かい部分は説明不要だと思っているからです。矛盾している感覚はありますが。一定レベルまでは「とにかく走っておけ」のほうが圧倒的に早い気がします。そこまで興味関心がない中でやっている者に対しては説明をしても理解できない。
これにより「練習の流れ」が極端に悪い。これまで練習では「スパイクを履くときだけ」が座る時間でそれ以外はひたすら動いていました。この2か月近くそれができていません。とにかく「遅い」のです。1年生に至っては座って話をしている時間まである。行動が遅いというのが悪循環を生みます。これを考えると「いつものリズム」に戻す必要があると改めて感じました。
うちの練習は「量」は追わないようにしています。基本的にその種目は「2本」程度です。必要があれば3本やることもありますが。短い距離中心で本数は2本。それを流れの中でやっていく。休まないので身体がそれに順応していきます。そこで全身持久力の向上にもつながる。が、「のんびり」やっていたら単純に「本数が少ない」「距離が短い」だけの練習になってしまいます。練習量が少ないだけ。これではほぼ意味がりません。本数が少ない上に、距離も短いのですから「最大スピード」でできなければ「身体を動かす程度」の練習にしかなりません。
このことがどれだけ分かってくれているのか。1年生はほぼ分かりません。仕方ないのかもしれない。しかし、そんなことをやっていたら練習としては意味がなくなる。私がやりたいなと思っていることがここになくなります。
記録会が終わって数日後。あまりのも流れが悪い。その部分を指摘。やりたい練習の半分くらいしかできていないのにもう練習時間がない。諦めて「往復走」を実施。ほとんどやっていません。本当はもう少し頻度を増やさないといけないのかもしれないなと思いますが。これも「走るだけ」であればそれほど負荷はかかりません。この中でどれだけ力を使えるかだと思っています。40秒に1本、60mを走る。それは適当に走っていたらかなり楽な練習だと思います。
女子必死に走っていました。こういう部分ですね。その中で「走れないな」と感じる者も。以前からその傾向はありましたがこの往復走を実施したことで「確信」が持てる。時間をかけて対応していきたいと思います。油断していたとは思いませんが「症状」が出ないと人は「安心」して継続的な行動を止めてしまいます。少し時間がかかるかもしれませんが身体の状況を回復させていくことで間違いなく走りも改善されると思います。
限られた時間。その中で無理やり実施した往復走。これにより「現状把握」ができます。動きに切れがないなと思っていた理由が「技術的な部分」だけではなく「身体」の部分にある。そうなると私ができることは限られてきます。自己管理も含めてしっかりとやってもらわないといけません。女子の指導をするにあたって注意すべき点が幾つもあります。その部分も含めてこちらもしっかりと考えていきたいなと思っています。
往復走の効果はありました。別の視点でですが。とりあえず記録しておきます。