kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

グランドが緩い&整備

2021-01-30 | 陸上競技
土曜日。この日も午後からは「検定の勉強をする」ということでした。そのために教室の確保をしておく必要があります。この辺りは本人たちの意欲の応じてです。また、土曜日と日曜日で工業系の検定が実施される。こうなるとなかなか練習時間を決めるのが難しくなります。
 
結局、通常通りの流れの中でやっていくことに。どの時間帯を選んでも検定がある。そうであれば通常どおりが一番かなと。金曜日は朝からかなり冷え込んでいました。土曜日も同様に朝は寒い。グランド自体が凍っている感じでした。そこから一気に温度が上がることに。途中でグランドがかなり緩くなる。難しいですね。
 
練習自体は「走練習を中心」と話していました。前日に走っていないのでこの日は走りたいなと。が、検定で不在のものいます。足の様子を見ながら練習をするという選手もいるので実際に走る選手はかなり少なくなっていました。本人からの申し出はありませんでしたが走っていてバランスが悪い選手も練習を切り替えました。走らなければいけないと思いますが、それがどれくらい必要が。無理をしてやる必要はないかなと。
 
練習としてはバランス系をやってからサーキット。これは通常どおり。そこからハードルを使っての股関節周辺を動かす。ドリル系も入れました。見てみると身体が重そうな選手も。これは個別に声掛けをしました。状況を把握することも必要。どんな状況でも「練習さえすればいい」とは思っていません。
 
走練習はかなり少なくなりました。この時点でグランド状況は緩い。数日前からローラーを使って転圧をしてました。それでも凍っていた場合はどうにもなりません。うーん、こうなると「やりたい動き」とは異なってくる部分も出ます。蹴らないと進まない動きになってしまうので。一応メニューとしては短い距離のT走を入れていました。ここまでは何とかできたかなと。
 
150mTをやろうと思っていましたがカーブのとことが全く使えない状況でした。ハードルを置いてもグランドが緩いのでまともに走れそうにない。選手はそちらに移動していましたが私がみて状況を判断して長い距離を走るのは取りやめ。関係ない故障を生み出す危険性があると思ったからです。これでは意味がなくなる。
 
普段使う走路もそれほど条件は良くありませんでしたが。カーブのあたりよりはましかなと。結局、切り替えて60mT走の往復+スプリントにしました。女子はこの部分が苦手。後半に大きく動きが崩れます。タイプ的なものもあるのか。バタバタします。男子は何とか維持していました。こういう部分は強い。
 
ハードル選手も往復の形で。これを2セットやってから最後は切り替えて40m×3-50m×3-60m×3で。私は少しずつグランド整備をしながら塩カルを撒くことに。数日前から相談をしてました。この状況でどうすればグランドがよくなるか。ここ最近はグランドに塩カルを撒いていないのも要因ではないかということでした。許可を得て塩カル散布。
 
基本一人で塩カル置き場から運んできて撒くという作業を繰り返しました。が、1袋25キロあります。一輪車で運んできましたがなかなか大変。数袋は一人でやりましたがそれ以後は・・・。練習が終わった選手と一緒に散布とトンボで広げる作業をしました。
 


グランド整備は私もやります。しかし、本来は選手が使うものなので自分たちが率先してやる必要があります。「特定の者だけがやっておけばよい」という風潮は好きではありません。「受益者負担」です。自分たちのグランドですから自分たちで整備や整地をする。凍結するのであればそこに対してどうするかを考える。散布する前にはかなりの時間を使って木製のトンボで穴を埋めていきました。ここは私が。
 
どのように考えて選手が整備をしたのかはわかりません。「やりたくない」と思っていたかもしれません。業者が入って散布するというのもありなのかもしれませんが、そのような経費は捻出できません。自分たちが使うグランドを自分たちで責任をもって整備する。こういう「基本的な姿勢」は身に着ける必要があるのかなと思っています。かなりやりました。
 
気が付けばもう1月も終わりです。選手にも話しましたがこうなるとあっという間に時間が過ぎていきます。毎日の練習をどのように積んでいくか。継続して練習ができるかどうか。怪我をしやすい時期です。練習を積めばそのリスクも大きくなります。どれだけ本気になってケアなどに時間を割けるかも選手としては重要なことだと思っています。
 
こういう部分がどれだけ伝わるか。見守りたいと思います。
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最低限のことを

2021-01-30 | 陸上競技

金曜日。この日から3年生は家庭学習日となります。生徒は家でいろいろとやるはずです。一昨年まではこの時期に卒業旅行に行ったりする生徒もいたと思います。昨年や今年はもうそういう生徒はいない気がします。いろいろな意味でのリスクが大きい。そのあたりのことは話をしていますが。

 

授業準備に追われています。パワーポイントで授業をすると勝手に自分の中でのルールを決めて取り組んでいる1年間。あれこれ教材研究をしながらどのようにして理解させるか、わかりやすいかを考える。当たり前のことですがこうやってパワーポイントで作成するとまた違う視点で見えてきます。かなりの労力を使いますが・・・。授業準備だけではない色々なことが存在します。それでもやるしかないいかなという感じがあります。

 

練習に関しては変則的な流れになっています。天気が悪かった関係もあり通常水曜日に行う練習が木曜日にシフト。そうなると金曜日に走練習を入れるのが難しくなります。悩んだ結果、補強中心にして早めに終わることに。1月も終わりに近づきかなりの疲労度だと思います。あちこち痛いという選手も出てきています。継続した練習をするためにどうするか。必要最低限のトレーニングだけはやっておきたい。

 

バランス系をやってから上半身下半身。その後一通りドリルをしてからシャフト補強。足の痛みがあり無理をさせたくない者についてはスピンバイク。ほぼ毎日やっています。走れない部分をどのように補うのか。ここが重要かなと思います。スピンバイクであれば足に体重がかかりません。本気でやればかなりの負荷になります。この日は20秒5本を数セット実施。細かい部分は任せています。それなりに負荷はかけていると思います。

 

2時間かからずに練習は終わり。私自身も少し?疲れ気味なのでこれくらいで終わっておくと気持ちが楽です。練習終了後、授業で教えた内容についての質問がありました。これは直接教えているわけではないのですが他の生徒がやっていたのを聞いて、自分もわからなかったので聞いた来たのだと思います。1問だけでしたが理解してくれたのではないかと思います。

 

こういう姿勢は非常に評価できます。勉強をしていることを評価するのではありません。学ぼうとする姿勢、やろうとする姿勢を評価するという意味です。ある場面で複数の生徒が集合して伝達を聞く機会がりました。誰もメモを取らないので指摘しました。実業高校です。普通教科の勉強だけをしているわけではない。こういう「ビジネスマナー」というかこれから先に必要な力を身につけてもらいたい。

 

この日はとにかく最低限のことをやりました。色々と思うこともあります。自分自身と向き合いながらやっていきたいなと思っています。

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