kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

筋肉痛の中で

2021-01-07 | 陸上競技

1月6日。この日は学校での練習としました。前の2日間でかなりのダメージがあると思います。しかし、前の記事にも書きましたが「2泊3日」で合宿をした時には「6回」の練習をしています。かなりの時間を使っての練習になる。この時期にしっかりと貯め込むことができるかは重要だと思っています。前日の時点でかなりの筋肉痛だったと思います。しかし、これで終わるわけにはいかない。

 

この日は「トレーニングのみ実施」ということにしてました。練習時間は「2時間」と限定。その代りしっかりと負荷をかける。できないようであれば時間の延長も。延長する気はありませんでしたが、「2時間」という限られた時間の中で何ができるのかは重要だと思います。疲労感はあるでしょうが「取り組む姿勢」は重要。元気がないようであれば意味がなくなります。そのあたりのことを話してから練習開始。

 

バランス系から始めて上半身下半身。テンション自体はかなり高くなっていました。声を出してやらないと身体が動かないというのもあったかもしれません。上半身のトレーニングは数日間行っていませんが上半身も筋肉痛になっているとのことでした。走るというのは足だけを使っているわけではありません。上半身も動かす。それが自然にトレーニングになる。坂道などを使って走る。階段を使ってジャンプ系の練習をする。その中でどうやって進むかを考えると自然と上半身を使っていたのだと思います。トレーニングだけではなく色々な形で鍛えていく必要はあると思いますね。

 

この日に関してはほぼメニューは決めていませんでした。どれくらいできるかわからないからです。上半身下半身さえもできるか不明な状況でしたから。ある程度できたので今度はDM∞を実施。これはやっておきたかった。強く投げる。それだけではなく「DM投げ」の中で「スタート局面」の練習ができます。これはkd先生に指導を受けた2名が「やりたい」と言っていた部分だったので。何度も言い続けていましたがやはり「腰が残る」部分があります。体のラインが正確に作れていない。それがやはり加速段階に影響してきます。「前に進む」というのを考えるためにはやはり重要だと思います。少し説明をしてから自分たちで行わせました。「何が大切か」を考えてやる。筋肉痛と言いながらも大半の選手が「跳びだし」がきちんとできてました。これがそのまま走りにつながってくれるといいなと思います。繰り返しやっていきたい。

 

「何がやりたいか」と聞くと「腹筋背筋が足りないのでやりたい」と。この辺りは任せました。MD腹筋とMD背筋。MD背筋に関しては年末にOBが来て教えてくれたものを実施していました。自分たちで工夫しながらやるというのも重要なのかなと思います。特に「全員でやろう」となっているときにしっかりと「足りないこと」を考えてやっていくことが重要。

 

前日の練習の時に「股関節が使えるようになってきている感じがするので明日は股関節補強をしたい」という申し出がありました。それに従って実施。ここも任せています。「やりたい」という種目をこちらが「ダメだ」という話にはなりません。もちろん正確にできるかどうかは重要です。何を目指してやっていくのか。なぜ「股関節補強」をやりたいのか。その理由が明確であればそれでいいと思います。

 

残り30分程度になったので後は各自で考えてやりなさいという流れに。まー私は別の選手の治療をしていたので細かく指示を出していません。見守っていただけ。それぞれがどのような「想い」で練習をするかは客観的に見ておきたいなというのもありました。側筋をやっている選手もいました。スタビををやったり足上げ腹筋をやったり。それぞれが「必要なこと」を考える時間になればいいなと思っていました。

 

選手からすれば「放置された」と思うかもしれません。まー今の選手はそう思う部分はないでしょうが。私がどうしてもやっておきたかったメニューは「上半身下半身」と「DM∞」だけです。これは全身の筋力アップと走りに生かすための感覚づくりのために必須だと考えていたので。それ以外は「必要なもの」を自分たちで「取捨選択」する時間だと思います。それも「競技者」として重要なこと。「座っているだけ」でも時間は過ぎていきます。しかし、それでは何も生み出さない。与えられた時間をどれだけ有効に使えるか。この部分は本当に大切だと思います。

 

きっちり2時間で終わりました。7日は休みにして必ず宿題を終わらせる。6日の午後と7日があれば十分可能だと思います。練習さえしておけばよいとは思いません。勉強もしっかりとやってもらわなければいけない。そういう部分もしつこく言い続けています。それが「いやだ」と思う選手もいるのかもしれません。本分を忘れてしまうのだけは避けたい。当たり前の話だと思います。

 

色々なことができました。良い部分も課題も浮き彫りになってきた感じがあります。それを今後どのように生かしていくか。私自身ももっともっと学ぶ必要があります。気持ち的な部分もありますが。何とか持ちこたえたいと思ってはいます。何とかですが・・・。

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セミナーパークでの練習3

2021-01-07 | 陸上競技

雑記のようになりますが。

 

今回は通常と違ってほぼ単独での練習。ubkgの選手も数人いましたが「最大限の配慮」をしながら練習を進めていきました。実際問題、他県では「合同練習」によりコロナ感染が起きています。その「部分」だけを切り取るかどうかの話になります。屋外での練習。距離を保ちながら。学校間の交流はなし。同じメニューを実施するのですが「距離を置いて」実施する。これでも「感染のリスクは0ではない」と言われたらそうなのかもしれません。もしこれで感染するのであればすべての学校を休校にする必要があると思います。体育の授業もできないでしょうし。教室内で授業をするのも厳しい。「上げ足」をとるなら何でもできるなという感じの世の中です。

 

年末から年始にかけて「練習を見る」ことがありました。自分の中である程度形になってきていると思っている部分があります。しかし、今回kd先生の指導を見る機会があり「自分に足りない視点」を多く感じることがありました。そういう部分を「盗みたい」という気持ちがありました。以前から書いていますが「指導を見る」ということで何やろうとしているのかを感じ取る必要があります。いろいろと話をすると「成長するチャンス」は誰にでもあると感じます。が、そのチャンスをどのように生かすか。これは「人それぞれ」なのだと。

 

今それなりに指導ができるのは100%、kd先生との出会いがあったからです。その出会いがなければ今の自分は存在しないと思っています。いろいろなことを学ばせてもらっています。競技のことで相談すること、話を聞くことは他の人よりも圧倒的に多いと思います。私自身が興味関心があるというのもありますが、「独自の視点」で動きや物事をとらえる。そこから何が導き出されるか。それを近くで見続けたいと思っています。図々しくいろいろとお願いします。指導される姿を見ることで「何が大切か」を感じ取ることができる。そしてひたすら聞く。この繰り返しだと思います。

 

色々な場面で「指導」を任せてもらえることが増えています。この数年はかなり。しかし、こうやってkd先生が指導されている姿や話を聞くと「自分は何をやっているのだろう」という気持ちになります。まだまだ勉強が足りない。そして「見る目」が養えていない。もともとの性格というのもありますがどうしても「視野が狭くなる」のです。細かい部分をやる。しかし、それが「根本」をなす細かい部分から「枝葉」の部分の細かい部分になってしまっている。もっとシンプルに「前に進むためにどうするか」を考えていかなければいけないなと感じています。この感覚をわかってもらえる人がどれだけいるのか。わかりません。それでも自分自身「たりないもの」を意識しながら「見る目」を養わなければ何も変わらない。

 

セミナーパークでの練習の1日目、「腰押し」を少ししました。無理やり重心の移動を作り出すためです。補助的な練習です。kd先生が途中選手の腰を押してくださいました。しかし、押す強さが強い。「しっかり押さないと重心移動は作れない」と言われていました。「同じようなこと」を考えています。が、そこは「同じようなこと」でしかない。感覚を作るためには「必要な強さ」がある。少し押したくらいでは足りない。考えさせられました。この手のことはたくさんあります。こういう練習をすること自体が少ないのかもしれません。しかし、「必要なこと」をしっかりと考えていく中で自分で導き出さないといけない。正直、kd先生の「独自の視点」は我々が太刀打ちできない部分があります。だからこそ常に学ぶことができる。「同じようなこと」ではなく「本当に必要なこと」が大切になる。まだまだ私自身甘いなという感じがありました。

 

その練習の中で「1歩」「3歩」「5歩」という感じで歩数を増やしていきました。見ていて「重心の移動」を作り出すためには「3歩」「5歩」にいかにつなげていくかが重要になるなと感じたからです。こんなことを「もっともらしく書く」のもどうかと思いますが。いつも「前半マーク」で行う距離よりも全体的に伸ばして「3歩」「5歩」を作りました。一度生まれた「重心移動」を止めることなく前に進めていくためです。「重心移動」が大きくなると「膝の引き出し」が必要になります。この時に「前段階」である「膝締め」ができていないと間違いなく身体が起きます。重要な部分が「前段階」にある。

 

kd先生と話していて感じること。「投擲を学んだことが競技指導に生きている」とよく言われます。「原因」はそこにはない。「1つ前の段階にある」と。その局面だけを修正しようとしても難しい。というか「無理」だと。実際に「課題となる部分」のもっと前に「原因」がある。そこを改善しない限り動き自体は改善されない。そこに「考える」や「関連付け」が必要になるのだと思います。このあたりのことはとにかく聞いています。質問もします。「何ができるか」をしっかりと見極めていかなければいけないからです。自分の中に足りないものを学べる。

 

翌日、うちの選手を個別に指導してもらいました。私は他の選手を指導していたので細かい部分は見ることができてません。その部分に関しては選手にまとめさせたいなと思っています。どのような指導を受けたのか。何が必要だったのか。2日目の午前中に「マーク走」をされていました。これはうちでいう「前半マーク」です。しかし、その距離の設定の部分に特徴がありました。1本ずつ確認をしながら。「膝の引き出し」と「重心移動」を見極める。広くなりすぎると「膝が開く」ことになるので意味がなくなる。微調節をしながらでした。そのあたりは私自身ももっともっと見続けなければいけないなと反省しました。

 

上述のように「1歩」「3歩」「5歩」をやった前日の動き。ここで「重心移動」を生み出しているにも関わらず、「前半マーク」では従来通りの幅にしていました。必要に応じてもっともっと「調整」が必要です。うちの選手が見てもらっているときに「進んでいるかどうか」と聞かれると「股関節が・・・」とか「重心が・・・」という答え方をしていたようです。もっともっとシンプルに「進んでいるかどうか」で答えられるか。余計な情報が入りすぎて「頭で考える」部分が多くなりすぎているのかもしれません。もっともっと「感覚」を大切にしてその部分を「感じ取る」ことができるか。大切なことはここにある気がします。

 

「膝締め」に関してもそこまで話をする指導者はいない思います。そして「動きが崩れている選手」に関しては「膝締め」という言葉を受け取り間違いをしていました。これは昨年の話ですが。もっともっと「感覚の確認」や「本来の意図」を双方向的にやっていく必要があります。同じ言葉でも受け取り方が違う。真面目にやればやるほど「受け取り違い」が大きなロスになります。もっとシンプルに話ができるように私も工夫する必要があります。

 

長くなっています。が、書き尽くせない部分が多くあります。こうやって自分自身が研鑽していかなければ何も変わらない。「強い選手が来た時だけいいチームになる」というのではない。普通の選手が一生懸命に取り組んでいるのであればそこに対して「最大限の力を発揮する」ようにしなければいけない。どうやっていくのか。見極めながらだと思いますが。

 

また書きます。たぶん。

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