1月6日。この日は学校での練習としました。前の2日間でかなりのダメージがあると思います。しかし、前の記事にも書きましたが「2泊3日」で合宿をした時には「6回」の練習をしています。かなりの時間を使っての練習になる。この時期にしっかりと貯め込むことができるかは重要だと思っています。前日の時点でかなりの筋肉痛だったと思います。しかし、これで終わるわけにはいかない。
この日は「トレーニングのみ実施」ということにしてました。練習時間は「2時間」と限定。その代りしっかりと負荷をかける。できないようであれば時間の延長も。延長する気はありませんでしたが、「2時間」という限られた時間の中で何ができるのかは重要だと思います。疲労感はあるでしょうが「取り組む姿勢」は重要。元気がないようであれば意味がなくなります。そのあたりのことを話してから練習開始。
バランス系から始めて上半身下半身。テンション自体はかなり高くなっていました。声を出してやらないと身体が動かないというのもあったかもしれません。上半身のトレーニングは数日間行っていませんが上半身も筋肉痛になっているとのことでした。走るというのは足だけを使っているわけではありません。上半身も動かす。それが自然にトレーニングになる。坂道などを使って走る。階段を使ってジャンプ系の練習をする。その中でどうやって進むかを考えると自然と上半身を使っていたのだと思います。トレーニングだけではなく色々な形で鍛えていく必要はあると思いますね。
この日に関してはほぼメニューは決めていませんでした。どれくらいできるかわからないからです。上半身下半身さえもできるか不明な状況でしたから。ある程度できたので今度はDM∞を実施。これはやっておきたかった。強く投げる。それだけではなく「DM投げ」の中で「スタート局面」の練習ができます。これはkd先生に指導を受けた2名が「やりたい」と言っていた部分だったので。何度も言い続けていましたがやはり「腰が残る」部分があります。体のラインが正確に作れていない。それがやはり加速段階に影響してきます。「前に進む」というのを考えるためにはやはり重要だと思います。少し説明をしてから自分たちで行わせました。「何が大切か」を考えてやる。筋肉痛と言いながらも大半の選手が「跳びだし」がきちんとできてました。これがそのまま走りにつながってくれるといいなと思います。繰り返しやっていきたい。
「何がやりたいか」と聞くと「腹筋背筋が足りないのでやりたい」と。この辺りは任せました。MD腹筋とMD背筋。MD背筋に関しては年末にOBが来て教えてくれたものを実施していました。自分たちで工夫しながらやるというのも重要なのかなと思います。特に「全員でやろう」となっているときにしっかりと「足りないこと」を考えてやっていくことが重要。
前日の練習の時に「股関節が使えるようになってきている感じがするので明日は股関節補強をしたい」という申し出がありました。それに従って実施。ここも任せています。「やりたい」という種目をこちらが「ダメだ」という話にはなりません。もちろん正確にできるかどうかは重要です。何を目指してやっていくのか。なぜ「股関節補強」をやりたいのか。その理由が明確であればそれでいいと思います。
残り30分程度になったので後は各自で考えてやりなさいという流れに。まー私は別の選手の治療をしていたので細かく指示を出していません。見守っていただけ。それぞれがどのような「想い」で練習をするかは客観的に見ておきたいなというのもありました。側筋をやっている選手もいました。スタビををやったり足上げ腹筋をやったり。それぞれが「必要なこと」を考える時間になればいいなと思っていました。
選手からすれば「放置された」と思うかもしれません。まー今の選手はそう思う部分はないでしょうが。私がどうしてもやっておきたかったメニューは「上半身下半身」と「DM∞」だけです。これは全身の筋力アップと走りに生かすための感覚づくりのために必須だと考えていたので。それ以外は「必要なもの」を自分たちで「取捨選択」する時間だと思います。それも「競技者」として重要なこと。「座っているだけ」でも時間は過ぎていきます。しかし、それでは何も生み出さない。与えられた時間をどれだけ有効に使えるか。この部分は本当に大切だと思います。
きっちり2時間で終わりました。7日は休みにして必ず宿題を終わらせる。6日の午後と7日があれば十分可能だと思います。練習さえしておけばよいとは思いません。勉強もしっかりとやってもらわなければいけない。そういう部分もしつこく言い続けています。それが「いやだ」と思う選手もいるのかもしれません。本分を忘れてしまうのだけは避けたい。当たり前の話だと思います。
色々なことができました。良い部分も課題も浮き彫りになってきた感じがあります。それを今後どのように生かしていくか。私自身ももっともっと学ぶ必要があります。気持ち的な部分もありますが。何とか持ちこたえたいと思ってはいます。何とかですが・・・。