一気に書いておきたいなと。本当はもっと早く書き始めたかったのですが。
別に私が指導したから何かが変わるとは思っていません。組織が変わるためには「時間」が必要です。どこかで何か大きな刺激が入らない限りは次に進まないと思っています。今の3年生が1年生の時、女子は中国大会で4継は予選落ち、マイルは準決勝落ちでした。4継は49秒台だったと思います。マイルも「戦った」という感じではなく「準決勝に進めて良かった」という感じ。そこで選手がどれだけの「危機感」を持てたか。結局は「IHに行く」と言葉では話しながら「実際に必要なこと」はできませんでした。明らかに「何か」が大きく足りていない。せっかく能力のある選手が「力を伸ばせない」というのは私自身本当にしんどいなと思う部分でした。陸上競技から離れたいと思う部分が強くあったのは確かです。「強くなりたい」という言葉と「必要な行動」が伴わない。これで戦えるというのであれば誰でも戦えるのではないかというのがあったので。
私自身は「部活動」での競技指導にこだわるわけではない。「本気でやりたい」と思う選手に対して必要なことを提供できればそれでいいと思っている。もちろん、最初から「高い目標意識」でできることはない。ある程度時間を要しながらやっていく必要がある。能力が高くても「取り組み」や「目標意識」が明確でなく「その日の気分」で練習をするのであれば絶対に強くなることはない。それが一番やりやすいのが「部活動」なのか「クラブチーム」なのかだけ。「プラとフォーム」にこだわりはありません。根性論で何かをやろうという気もない。「必要なこと」を提供できるかどうか。別に指導して誰かに認めてもらおうという気はサラサラない。他者からの「指導」に対する評価よりも「実際に何が変わるか」のほうが大きい。「人間的な成長」というのも重要。しかし、「競技で成績を残したい」と思えば自然に「考え方」が変わってくる。本当の「強豪校」ではそれが「当たり前」のようにできるようになる。余計なことを考えているほど時間がないというのを分かっているから。
もちろん、「言わないと分からない」というのがある。同時に「言っても分からない」というのもある。言われていること自体が「現実味」が湧かないから。「何を言われているんだろう」というのが大きくあると思う。イメージがわかないことに対して「こうやったほうが良い」と伝えたところで「なんで?」となる。同じような意識の選手が数人集まれば間違いなく「組織は変わる」と思っている。良いチーム状態であっても「自分たちはやっている」という感覚の選手が集まれば一気に崩れ去る。「勝つために何をするか」ではなく「自分たちはやっている」という部分がフォーカスされていくので。
指導を続けるのであれば。そういう前提で書いておきます。「日本一」を目指す状況を作る。他の学校であればそこまで求めなくていいと思います。今のチームで指導をするのであれば「日本一」を目指す組織が必要となる。クラブチームでやるとしても「日本一になりたい」という選手と一緒にやれたらいいなと思っている。もちろん、そんな選手が多くいるとは思いませんが。実際にそこまでの力がなくても「日本一になりたい」という気持ちで競技ができる、夢を追いかけられる選手と一緒に何かができればいいなと。
そのためには「日本一」のチームの力を借りるのが一番手っ取り早いと考えている。「遠い存在」であっても一緒に練習をさせてもらうことで「これだけ違うんだ」というのを感じ取ることができる。これは「合宿」ではダメだと思っている。「特別な場面」であれば誰でもやれる。「日常」の中に入り込むことで「普段どのような意識でやっているか」が見えてくる。「みんなで一緒に頑張ろう」と知りたいのではない。「強くなる」とはどのようなことなのかを知る必要がある。そこで「今の自分たち」と「本当に日本一を狙う人たち」の違いを痛感する必要がある。「イベント」ではなく「日常」が重要。一過性のものではなく「常態化」するまで「やるべきこと」をやり続ける。ここが重要なのではないか。
IH期間中に中国地区で一番日本一に近く、実際に経験しているkrsc高校に「練習に参加させてほしい」という話をさせて持った。同じく今回のIHで実際に日本一になったkyttbn高校にもお願いをさせてもらった。日本一になる指導者は「ありがたいこと」と言ってくれる。こういう姿勢の指導者だからこそ選手が大きく育つのだと思う。今はまだ足元にも及ばない、影も踏めない。しかし、ずっとそう思っていたら結局「日本一」にはなれない。「憧れの存在」から「勝負する相手」に変えていかないといけない。だからこそ「日常」の中に入れさせてもらいたい。私がその場で見たところで結局「伝聞」でしか選手に伝えることはできない。krscのように「常に競争する」雰囲気のチームの中に入れてもらうことで「バチバチにやりあう」というライバル関係がチーム内にできるかもしれない。kyttbnのように「笑顔で前向きに練習をする」という雰囲気を知ることで「自分たちのためにやっている」という感覚が分かるかもしれない。
言葉ではない。結局は「どこを目指すのか」という感覚を選手たちが感じ取る必要がある。指導ももちろん必要。それよりも「選手自身が日本一を目指す」ことができるかどうか。もちろん、今の状況からそこを目指すのは簡単なことではない。可能性としては0.01%もないかもしれない。それでも「日本一」を本気で目指せるようになれば「近づく」ことはできる。表面的なことではなく「本質的」に目指すことができればだが。
まとまらない。それでもある程度の感情は言葉にできたような気がする。浮いているかもしれない。それならそれでいい。限られた自分自身の時間の中で「本気になれるかどうか」は大きい。他の誰かがではなく自分自身が「本気でやれる」と思うかどうか。それ以上でもそれ以下でもない。
書けたらまた書きます。