中国大会が終わりました。やり切れたかというと微妙な部分があります。特別な感情をできるだけ入れずに淡々と記録しておきたいと思っています。多くの人が見られるかもしれません。どのように受け取られるか。分からない部分がありますが、できるだけ客観的にできるだけその時の状況を踏まえて。
まず初めに。私自身はこの4月から女子を中心に指導をさせてもらっています。男女別という形になっています。これが本当に正しいのかどうかは分かりません。私は短距離系の指導しかできないと思っています。フィールド系に関してはkbt先生に頼りながらやっています。ここに関して不満に思う選手、保護者もいらっしゃると思います。それなら男女別にやっているとは言えないのではないか。確かに。基本的な「身体作り」に関しては共通する部分なので一緒にできると思います。細かい技術的なことはできません。そうなると関わる時間も差が出ます。ここに関しては申し訳なく思っています。今回の中国大会でもスプリント系の種目に付くことは最優先させてもらいました。それによりどのような結果につながるのか。考えさせられます。
昨年、トラックからは誰一人インターハイに進めませんでした。予選通過が400mHとマイルのみ。準決勝では戦えないまま終わる。1年生が1人200mで決勝に残りましたが戦えませんでした。この状況を見て私は必要ないなと思う部分が強くありました。これからの指導に関して自分の生き方に関して。どうするかを必死に考えていました。秋の中国新人も同様だったと思います。4継は予選落ち、マイルは4分8秒くらいで決勝に残りましたが8位。200mも8位。400mHで67秒で5位。正直「戦える」という状況ではなかったと思います。
別に私の指導がどうこうではない。それだけは確かです。kbt先生の指導はトップレベルだと思っています。私が出る必要はない。これまでの指導実績を見てもkbt先生ひとりで充分だなというのもあります。更に私は「全体の指導」に興味が強くなっていて、ハードル練習会のような「全体のレベルの引き上げ」をしたいなと思うのがありました。部活動の指導を辞めて「クラブチーム」で活動したい。その気持ちが強くありました。周りから引き止められながら・・・。
目の前の選手に結果を出させる。ここは難しいことなのかもしれません。kbt先生にわがままを言って「週に何回か女子だけ別練習にできないか」と申し出ました。かなり失礼なことを言っているのは分かっています。それでも「何かの形を残す」という意味では「トラック種目でインターハイにいけない」というのはよくないなと。週2回だけ指導をさせてもらいました。このあたりのことは何度かblogに書いています。kbt先生の配慮によりそれを認めてもらいました。繰り返しになりますがかなり「失礼」な申し出であったというのは自認しています。
3月になるくらいから「これでは間違いなく間に合わない」と感じていました。走練習なども「やっておきたい」と思う部分があってそれが十分できていない。ほとんどの学校では男女が一緒にやっています。それが「当たり前」だからです。しかし、より細かく状況に応じた指導をするためには「男女別」というのも必要なのではないかと。もちろん、男子のハードルに関しては別に指導しますし、気になることがあれば男子にも声掛けをします。それでも「細かい指導」という部分では分けたほうがいいのではないかと。
更に上述のように「スプリント系」しか細かい指導ができない私が「男女別」にすることは弊害も出てきます。フィールド系の指導が手薄になるためです。ここもどうするのか。専門練習に関しては各自が考えてもらうようにして事前に提案させる。それに対してこちらが感じたことを伝えて修正。細かい技術的な部分はできないのでフィールド系にとっては「不公平感」が間違いなく生じると思います。こういうところからきっと組織は崩壊していくのだろうなとは思っています。できるだけコミュニケーションをとるようにしてはいますが不十分だと思っています。
3月から少しずつ移行していって4月からは男女別のような形になりました。が、4月は「記録会」などが連続で入るため「強化練習」といえるものが実施できなかったというのが現実です。調整などが多くなってしまって練習ができない。結局、「覚悟を決めてやる」ことになったのが4月29日の織田記念が終わってから。県選手権がありましたが調整はしないで「鍛錬期」のような形でやっていきました。筋力的なものが圧倒的に足りていない。さらには「走練習」できちんとした量が消化できていない部分をどうするか。
高校生が勝ち上がっていくためには「タフさ」が必須だと思っています。1本だけ速い選手は勝負できません。同じ日に何本も走らないといけない。力がある選手であれば「余力を残して勝ち上がる」ことも可能だと思います。普通の選手であれば「1本目から全力」でなければいけない。そう考えた時に「タフではない」という印象。さらに1本目からそれほど速くない。ベースアップをしていなければ戦えないなと。
時期は前後しますが3月末だったか。4月初めだったか。完全に「指導を辞めよう」と思ったことがありました。こんなばからしいことはやってられないなと。教員だから我慢してやれと言われてもその気にはなれませんでした。冗談じゃない。無礼な態度に対してどこまで自分自身を押し殺してやるのか。kbt先生にも「顧問を辞めさせてもらいたい」と申し出ました。そのほうが「組織」としていいのではないかなと思う部分が多かったので。周囲から説得を受けましたがかなり「嫌気」がさしていました。本当に。kd先生から「やらなければいけない」と諭されました。それが今の私の「役割」だと。
フィールド種目に対しての「不公平感」と本当に私が指導をする意味があるのかという「疑問」が自分に対して強くありました。フィールドに関して手厚くできていないという認識はありますし、それに対して選手が不満を持つであろうことも分かります。その中で自分が何をするのか。自問自答を繰り返しています。
blogで何かを書く。常にリスクが伴うと思っています。保護者や生徒がこのblogを読むことも考えられます。その中で「文字」を切り取られて批判される可能性は高いと思っています。私はスーパーマンでも何でもありません。普通の人間です。負の感情を持つことも当然ながらあります。「やりたくない」と思うこと自体が「悪」だと言われたらやはり「指導」はできないと思っています。
「結果を出す」「責任を果たす」という部分。これが中国大会において「やるべきこと」だったと思います。春先に4継は50秒0しか出せませんでした。400mHも68秒とかかかる流れでした。この状態からどうやって「インターハイを目指してやっていこう」という段階に進むのか全く見えない部分でした。それでも「役割」だというのであれば「結果を残す」ことができるようにしないといけない。嫌われても敵を増やしてもです。
まとまりません。今回の中国に関しては書きたいなと思うことがいくつもあります。それは記しておきたい。そう思っています。