kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

みる

2018-01-11 | 陸上競技
水曜日。朝から雪。積もるまではいきませんでしたがかなり寒かったですね。その状況の中で何をするか。無理に外で走るのは良いことではないなと判断。まーグランドが使える状況ではなかったというのもあるのですが。

色々と思うことがあります。部活動。なんなんでしょうね。全ての活動がクラブチームのようなるほうが良いのかもしれません。そのほうがそれぞれが「やりたい」と思うことを実行できる。これ以上は省略。ここに関してはいろいろとあるので・・・。

練習自体は室内で。廊下が広いのはかなり恵まれていると思います。練習は股関節サーキットから実施していきました。この時点で選手に任せる。本当に「みる」ことに徹していました。「見る」「観る」どちらもやっていきました。トレーニングの部分に関しては完全に「見る」という感じでした。この段階できちんとトレーニングができない選手はいません。それぞれがやるべきことをやるというので良いと思っています。30分程度かかったでしょうか。

その後は動きの部分。こちらは「観る」という感じでしょうか。じっくり観ている。縄跳びをやってからチューブもも上げ。そこからはハードルドリル。いつも通りの流れですね。壁までやって久々にスティックを使ったもも上げ。丁寧な動きから重心移動を意識した動きまで取り入れました。ここでも「考えさせる」という部分を入れました。スティックもも上げ、途中から足長を一気に伸ばしました。その理由は何か?何個目から伸ばしているかも含めてです。走る練習とドリルの動きがかけ離れることがあります。実際に何を意識してやるか。それが走りにどうつながるか。そこまで考えさせてみようかなと。

きちんとやりたいことを理解している選手は問題なくできます。が、分からない選手はこれができません。途中からピッチが落ちる。ここですね。同じリズムを保つために何をするべきなのか。ここが分かるかどうかです。落ちないために意識は?簡単な話ですがやっていく中で感じ取る部分も必要かなと。

そのままシャフト補強へ。間違えて男子のシャフトを重くし過ぎていました・・・。前回やった時と同じ重さで設定したつもりが2.5㎏重かったようです。できないことはないとのことでしたが。ここは考えたいと思います。女子は問題ない重さだったようです。

実際、ドリルの部分以外は練習を見ていません。mto先生が来てくれたので選手の身体の状況を確認してもらったり治療をしてもらいました。恵まれています。わざわざうちのために空き時間を利用してきてくれる。私は事前に百均でケア用品を購入してきて選手に配布しました。これをどう使うかは各自に任せます。使うかどうか。

チームとしても選手としても「段階」があると思っています。まずは「取り組みの意識」を上げていく段階。とりあえず練習をやっている選手に「食事」や「身体のケア」の話をしても100%に近い確率で伝わらないと思います。必要性を感じないから。そこまで必死に競技について考えなければ「練習のときだけ」という感覚になります。当然だと思います。まずは「取り組みの姿勢」を変えていく。強豪校と言われる学校であればその部分は指導の必要性はないのかもしれません。「覚悟」をもって入ってくるので。強くなりたいという欲求があるのであればそこを育てる必要性はないでしょうから。かなり楽だと思います。

今うちは「取り組み」に関しては一定水準を超えたと思います。そこで次は「練習が継続できる準備」をしなければいけない。身体作りに関してもこれまでとは意識が変わってきていると思います。前日、腰の痛みを訴えていた選手、肩甲骨が硬い。ここをどうするのか。これまでも言われていましたが腰痛になって更に「やらなければいけない」という気持ちが生まれたはずです。makinoが以前言っていたように「自分は怪我をするとは思わなかった」という感覚は誰にでもあると思います。痛い目に合う間にどうするのか。

mto先生が来てくれたので簡単な補強?も教えてもらいましたアライメント(身体の形態)が整っていないと故障の原因になります。筋力的なアンバランスも含めてやはり細かい部分をやっておきたいなと。トレーニングと同様ケアも必要。ストレッチさえすれば怪我の要望になるというのではないと思います。筋力的なバランスを整えたり、道具を使って筋肉を緩めたり。やるべきことはたくさんある。本当に競技をしようと思えばこういうことは重要だと思いますね。

雰囲気的には「競技をする集団」になりつつあるかなと。もちろんまだまだですが。積極的に動けるようになってもらいたいなと切実に思います。
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新学期始まる

2018-01-10 | 陸上競技
火曜日。この日から新学期。うちは6時間授業。午前中で終わる高校もあったようです。授業時間確保。確かに。それにより生活の中に余裕がなくなってきている気がしますね。生き急ぐ感覚があります。そこまでしないといけないのか?まー、こういう時代ですから。生徒のため。本当は外部から「公務員が仕事をしていない」と言われる危険性のための対策ではないかという気もしています。国民総評論家時代ですから何かあれば徹底的に言われます。ノイジーマイノリティですね。

あっという間に冬休みも終わり3学期。このペースで行くとあっというまにシーズンインしてしまいます。余裕を持ちながらもしっかりとやっていきたいと思います。この日はかなり寒くなってきていたのでアップに縄跳びを。10分程度やるように指示しました。女子の日誌を見ていると「hoshoらしさ」という言葉が書いてありました。そのためにもあれこれこちらも工夫する必要があるかなと。縄跳びの内容に関しては自分たちで決める。私がグランドに行ったときには16時20分くらいでした。ここからウエイトサーキットが始まる感じでしたね。少し遅れ気味。

ウエイトサーキット。この日から意図的に重さを増やしました。実際は重くできるのに自分たちでは「無理だ」と決めつけていてそこまでいかない。同じ重さで繰り返していても成長はありません。こちらが「重さを増やすことを指示」して半強制的に。大半はやればできます。つまり、「80%のレベルで止まっていた」ことになります。本当はもっとできるのに「できない」と決めていてそこで終わってしまう。これでは困ります。スクワット系も重くしましたが腰に違和感を感じたりします。フォーム習得の部分もあると思いますがベルトを準備しているのでそれをきちんと利用しなければいけません。

かなり時間を要しました。もっと早くできたのではないかと思います。反省。慌てて練習を進めていきました。スパイクを履いて走るときに一人腰が痛くなる。ぎっくり腰のような感じでした。走ろうとするので引き留めて治療。師匠に相談して腰以外の部分の硬さをとることにしました。元々肩甲骨周りが硬い。合宿などもあり疲労が蓄積していたと思います。その部分の対処ができたいない。かなりの時間をかけて肩甲骨周り、大臀筋を緩めていき股関節スクワットを実施。これによりほぼ痛みが取れました。驚きです。痛みが発生する部分以外に原因がある。勉強になります。

他の者はいつも通りの練習。ほぼ任せていました。が、驚くくらい走りが良い。冬期練習で最高の走りだったのではないかと思います。なんだろう?と思って聞いてみると「身体が軽い」とのこと。日曜日に練習を落として月曜日にトレーニングのみ。走っていません。これにより少し疲労が抜けたのではないかと予測。それにしてもすごい話です。中でも冬期練習で別人のようになってきているSの走りは圧巻でした。過去最高の走り。見ていて衝撃を受けました。本人は「普通」と言っていましたが・・・。これくらいの走りをするのが「普通」という感覚になってくれているのは大きいと思います。

少し走って補強サーキット。久しぶりにロープ登りをしました。寒くて力が入らないという話をしていましたが(笑)。それでも色々な種目を取り入れながら進みたいなと思います。これがどれくらい時間がかかったのか・・・。治療しながらだったので把握できず。気が付いたら終わっていました。

最後にタイヤ引きを。2セット実施しようと思っていたら時間がかなりすぎていたので1セットで終わり。それでもこれくらい動けば十分だなと感じました。間違いなく力が付いていると実感しました。方向性は間違っていない。それもこれまでとは比にならないのではないかと感じています。自己肯定感を強く持つようにしています(笑)。選手自身の「取り組みの姿勢」も変化があります。色々なことを経験しながら取り組みが変わっていく。重要なことだと思います。明らかな変化。面白い。

天候がかなり悪い。その中でできることをしたいなと思います。できないことを嘆くのではなく「その時にできること」をしっかりとやっていきたいなと。

もう少し書きたいことがあるのできっと書きます。書かないかも(笑)。
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負荷を増やす

2018-01-09 | 陸上競技
練習について。個人面談をしている間、「体幹補強」としました。これに関しては完全に任せる。合宿中に習った補強をやっていたりしたようです。面談に来るのに息を切らしている者も。まーそれはそれ。自分が何を必要としているのかを判断しながらやっていけばいい。

練習に関してここに1時間。そこからシャフト補強へ。1月に入ったのでシャフト補強の重さを増やしてみることにしました。トレーニングの負荷は慣れてくると効果が上がりません。これまでやっていたものに対して少しだけ重りを増やしました。1.25のプレート1枚ずつなのでそれほど重くはないと思いますが。

筋力的なものを向上させていきたいと思っています。自重で対応できる部分はそれでやりますが少しは負荷を増やしていきたいと思っています。基礎的な筋力は向上しているのかなと思います。多分「筋力」という意味ではそこそこのレベルだと思います。まーそれをいかにして使えるようにしていくのかは重要ですが。

重量を増やす。それだけではなく軽くする部分もあります。それにより「差」が大きくなる。重りを増やした後にシャフトのみで同じ動きをする。そうすると明らかな「差」を感じるようになります。同じものを動かしても「軽い」と感じる。すると突き出しのスピードや重心の移動もこれまで以上に生まれやすくなります。ここが今の練習の狙いの一つです。負荷と負荷の「差」を大きくしていくことで「動きやすさ」を体感する。それが実際に走りにつながっていくと思っています。これは感覚。正解かどうかはわかりません。

この形にすると実際、練習量が「倍」になります。以前はシャフト補強40mで1本ずつ実施していました。シーズン中は20mくらいに減っていました。それを今はトータルで55m設定。重さが増えている部分もあるので負荷的にはかなり増えているのではないかと思います。ある程度の「覚悟」がなければできない。「きつい」という部分が先に出てしまうので練習の質が下がります。これでは強くなれない。あえてそいう環境に置いてやらせようと考えています。

さすがに声を出しながらやっていました。きつい部分があったのでしょうが、これくらいはやらないといけない。自分たちで練習を作る。それができるかどうか。合同合宿で感じたことを自分たちで行動に移す。閉鎖的な環境の中でやっていたら感じられない部分だと思います。できるだけ多くの選手、チームとか関わらせたい。自分たちのやっていることが全てという感覚の中では何も生み出さないと思います。

技術的な指導だけではない。そういう部分も重要になると思っています。こちらが様々な環境を与えることで別に何かが生まれる。化学反応というか「まったく別のものになる」可能性が出てくると思っています。競技力がある選手が偉いわけではない。力がなくても一生懸命にやれる選手がいればそれだけで刺激になります。「どうせ勝てない」と思って練習をしている選手は先には進めない。

もちろん、「それなり」に練習をしたという選手もいると思います。が、それは今のスタンスとは違う。勝つためにどうするかを考える者と「どうせ勝てない」と思っている者では熱量が異なります。もっといえば「みんなでワイワイやるのが楽しいから部活をする」というスタンスもあるのだと思います。それが「楽しい」と感じる。それも一つの価値観です。否定はしません。が、私のやりたいこととは違うというだけ。

負荷を増やす。それだけを考えたら簡単です。が、その負荷に耐えうる「取り組みの姿勢」が必要になる。

前任校。小さなエースは基本練習が嫌い。きついことも嫌い。入部してきたときに一番苦手なことは「努力」と言っていたくらいですから。しかし、負けず嫌い。勝ちたいのです。「きつい練習」と「勝つこと」を天秤にかけたとき、彼女は迷うことなく「きつい練習」を選びました。トレーニング負荷を増やすことを選んだ。だから自分に必要な筋力がついたし、周りの想像をはるかに超える結果を残した。「努力したくない」という気持ちが最後まであったらそこまでの成績にはつながらなかったと思います。

「競技力」と「取り組みの姿勢」は上手くかみ合わないといけないと思います。「取り組みの姿勢」だけで競争するわけではない。「競技力」につながる部分が必要。一生懸命やることだけを求めるのではなく「いかに強くなるか」を突き詰めていきたい。ここが重要だと思っています。

1月、検定週間もありますが最大限の練習はしたいと思っています。トレーニング負荷を増やす。もちろん、それに見合ったケアをしなければいけないと思います。やればやるだけ強くなるわけではないですから。バランス感覚を持ってもらいたいですね。

時間は限られている。どう使うか。
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ミーティングをする2

2018-01-09 | 陸上競技
続きというか補足というか。

話をしている時に面白いなと思ったことが。当たり前の話ではあるのですが。

ある選手が「他者と比べて筋力がある」と「強み」に書いていました。しかし、話をすると「他の人よりは筋力があるが自分に合った筋力ではない」と。比較対象が「他者」だったのが「自分自身」に向きました。これは大きなことだと思っています。練習でトレーニングをする。これを見ているとやはり「強さ」はわかります。ベンチプレスなどは比較しやすい。が、他者との比較に関してそこに意味があるのかどうかは別問題だと思います。

前任校。小さなエースと大きなエースがいました。小さなエースは身長が150cm程度、大きなエースは身長が170cmくらい。この二人単純に「筋力」という部分でいえば差がありました。小さなエースは体重が40㎏くらいしかありません。大きなエースは・・・(笑)。小さなエースはタイヤ引きなどの「負荷走」が苦手です。大きなエースは得意。当たり前の話ですね。が、大きなエースは懸垂やロープ上りが苦手。自分の体重を支えるには筋力が足りない。スクワット系も本来であれば男子並みに上げないといけなかったと思います。

小さなエースは単純比較の筋力でいえば低い。しかし、40㎏の体重を動かすには十分な筋力でした。瞬発的な動きも十分できる。シャフト補強でいえば他者よりも大きく動くことができます。これは最大の武器だったと思っています。同じ筋力で重さに差があるものを動かすとすればどちらが動かせるか。簡単な話です。が、陸上競技は「体重別選手権」はありません。そうであれば自分自身にあった「筋力」が必要になるのです。今の筋力が自分自身にあっているかどうか。それが分からなければいけません。

話をしている中で「他の人と比べると高いが自分自身にとっては足りない」との発言。本当に基礎的な話だと思いますが重要かなと。「他の人」と比べることで満足したり悲観します。しかし、本当に大切なのは「自己分析」であり「自分の中での比較」です。ここは基本的なことなのになかなか理解できない部分だと思います。

結局、人は「他者との比較」に目を奪われやすい。自分よりもできていない選手がいれば「自分は大丈夫」と思ってしまう。本当に必要なのは「自分自身の力を上げること」なのに「あの人よりはいい」という比較で終わってしまう。うちのNMは筋力がない。Nに関してはずば抜けてない。それでも走れるのは比較的「軽い」からです。女子が中学生から高校に進学して走れなくなる理由の一つに「体重の変化」があります。筋力は上がらないのに体重だけ増えてしまう。だから色々なものが崩れてしまい走れなくなる。自分に合った筋力を必要とすることを見失ってしまうのかもしれません。

強くなる選手、やはり自分自身に目が行きます。他者との比較も必要だと思っていますが最優先事項ではない。陸上競技の楽しさの一つに「過去の自分からの変化」があると思っています。団体競技や技術的な部分の割合が大きい種目ではその変化が分かりにくい。サッカーなどで「パスの精度が上がった」というのはなかなか客観的に評価が難しいですし、自分で判断するのも難しい。陸上競技はこの部分が分かりやすい。できなかった技術ができるようになると記録の変化につながります。自分自身の比較ができる。

また、自分がどこに力を注げばよいかを判断できる選手になるべきだと思います。人間の持っているエネルギーは限られている。すべての面で向上するのが理想ですがそこまでできないことがあります。前任校、高跳び選手に半年間高跳びをやらせませんでした。ひどい話かもしれません。が、高跳びで155を跳んだところでインターハイはない。しかし、2人のエースがいるチームであれあb13秒2くらいで走れるようになればその可能性は高くなる。あれもこれもできないのです。チャンスをつぶすといわれたらそこまでかもしれませんが、自分自身で「何を優先するか」が考えられる選手になる必要があります。

自己肯定感が低い。つまり、「自信がない」のです。不安の中で競技をする。自分の武器となる部分に関して目が向かない。そのような状況では強くならないかなと思います。競技力がかなり高い選手と比べるのではなく「自分自身の長所」に目を向けるべきです。そうすればそこを磨ける。「他者より力がないからダメだ」と言い続けていたら成長はありません。自分の中での「強み」が必要。認められるかどうかです。

まとまらないですが(笑)。それぞれがどのように感じているかを理解できたのは大きいかなと思います。それぞれと向き合いながら最善の方法を見つけていきたいなと思います。
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ミーティングをする

2018-01-09 | 陸上競技
月曜日。前日の夜から雨が降っていてグランド状態は微妙。この日はウエイト系をしたかったのですがなかなか難しい状況。そのため室内で行うことにしました。廊下が広いので十分練習ができます。合宿の疲労度もあると思います。そこまで追い込んではいないと思うのですが。合宿をやったから3日くらい練習量を落とすというのではあまり意味がないかなと思っています。翌日は落としてその次は軽くでもやっておきたい。そう思っていたので室内でも全く問題なし。

練習の一番最初にミーティングをすることにしました。合宿の振り返りと各自のSWOT分析です。合宿に参加して色々と感じることがあったと思います。普段とは異なる環境で何を感じるか。今回は各校顧問からの話もありました。2日間他校の選手と一緒に時間を過ごす中で自分たちの「強み」と「弱み」を感じることができたのではないかと思っています。それを言葉にして示す。それだけでも随分違うかなと思っています。さらに男女別SWOT分析の結果を踏まえて自己分析をさせたい。

合宿中に全体で話したSWOT分析に関してはこちらのほうで文書化して全員に配りました。全員が状況を把握する必要があるからです。「弱み」の部分、「取り組みの姿勢」が大半を占めていました。自分たちでわかっているのであればやはり改善するべきです。自分で分析した紙を少し見てみましたが「強み」が挙げられていません。少なすぎる。これでは強くならないなという感じですね。甘い。

今回のミーティングに関しては前回の合宿時と同様、選手主導でおこないました。このことに関して「批判」を受けるかもしれません。普通の状況だと思うのですがなかなか。自分たちの練習です。自分たちの取り組みです。私が常に入って「もっとこうするべきだ」と言われ続けるのは違うのではないかと思っています。自分たちで「感じたこと」を言葉にしてそれをどうするか。ここができないようでは「自立した選手」にはなりません。何もかもを指導者がお膳立てして「はいどうぞ」というのは違う。そういう部分も含めて1時間程度選手に時間を与えました。

1時間経過してから私が戻る。ちょうど終わったというところだったで今度は1時間程度個人面談を。swot分析をした結果を自分がどう考えるか。それを今後どうしていくのか。自分の目標に向かって何をするべきか。このあたりを話すことに。全体として話すことはありますが「本音」で個別に話す時間が足りていないかなという感じはありました。合宿中にkjh先生が全員と個人面談をしていたので私もきちんと向き合わなければいけないなと痛感しました。

上述のように「強み」が書けません。自己肯定感が低い。「自分はダメだ」と感じている。これでは先には進めません。かなり突っ込んで話をしました。選手によってはこちらから「違うんじゃない?」ということも。このご時世ですからこうやって「個人面談」をした時に「否定された」などとやり玉に挙げられる可能性はあるのかなと思います。しかし、すべてを「選手の好きにさせる」のであれば部活動なんで存在する必要はないと思います。誰にとってもプラスにならない。時としてこちらも厳しく接する必要があると考えています。

本気でやりたいのであればそれなりにやることがあります。本当は「やりたくない」のに「やりたい」と言わざるを得ない状況では誰も幸せにならない。「やりたくない」理由は外にあるのではないかなと。言われて「嫌だ」と思う部分は誰にでもあると思います。そこから目をそむけないようにする。「弱み」を消せなければいつまでたっても同じことで終わってしまうから。

インターハイを狙える。これは人生の中でそれほど多くはありません。女子の4継に関しては「インターハイに行くのは当たり前」という感覚でいます。誰かが調子が悪いからいけないという話にはならない。勝ち続けることができると思っています。そこがベースで個人種目でインターハイへ。インターハイに行くだけではなく「戦う」という意識を持っている選手も何人かいます。それを実現するために自分自身が何をするか。ここだと思いますね。

何度も同じような話をしています。しかし、変わりきれない。最終的には自分自身の責任。「声を出す」という基礎的なことをやらない選手がどれだけ高い目標を掲げても届くはずはないと思います。そんなに甘くない。性格的なことさえ変えなさいという話をしています。自分の中で「無理だ」と決めつけている内容に関してはそれ以外のことも無理だから。

真面目に話をしました。女子に関してはチーム内で競争をさせます。現時点で一番強いのはSだという話をしています。他の者がどうするか。チーム内で勝つことがインターハイへの近道だと思います。練習で負けるのが嫌だ?そんな低レベルな話をしているようでは今後の勝負はできません。ひたすら競争させます。

もう少し書きます。たぶん。
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少し自信を持つ

2018-01-08 | 陸上競技
最近、競技指導に関して少し自信を持てるようになってきました。今更か?!という話ですが。前に比べると回り道をしなくなったかなと。それにより動きの変化は間違いなく出てくる。1年前に大阪に行き、学校で合同練習を何度か行い、岡山と宮崎へ。多くの刺激を受けました。その中で自分なりの「指導スタイル」ができてきた感覚があります。

11月から試行錯誤していました。これまでやってきたことをまとめたい。多少なりと形にしたい。そういう想いの中での組み立て。正解がどこにあるのかは分かりません。その中で進んでいく。トレーニングとスプリントの組み合わせ。練習負荷の増減。あれこれ様子を見ながら。選手の状況に合わせてやっていかなければいけないと思っています。

そこから1ヶ月が過ぎテスト週間なども経て12月。この時期は色々と思う事がありましたが明らかに動きがある変わってきているなという感覚を得ていました。ドリル的な練習が激減しました。もちろんやりたいことはあるので時々やりますが。細かいことをやるというのも必要だと思います。私のスタンスとしてはそこは外せない。それでもそこだけに時間を割くというのは効率が悪い気がします。バランス良く練習をしていきたい。

その流れの中であれこれ試してきました。足りない部分はもちろんありますがある程度の形にはなってきています。練習環境が限られているのでその中でどうするのか。ここは大切だと思います。距離を踏む練習ができないというのはありますが。

例えば今回合同合宿で縄跳びをしました。普段の学校の練習ではやりません(笑)。いつもこの手の練習をするわけではない。年末の合同練習の時にスティックを使った足運びをやってみたのですができない。前まで運ぶ事ができないし、接地のポジションが前になる。ここは「意識してやる」と改善できるのかもしれません。もも上げをした時に手と足が一緒になる選手がいた時に「動きを意識しなさい」と伝えたところで「何を意識したらいいのか分からない」という状況が生まれると思います。自分はやっているのに何で指摘されるのか??と。

そうであれば「道具を使いながら動きを作る」という感覚を作ればいいのではないか。その動きに特化するのではなく様々な動きをやりながら狙いとする動きに近づけていく。その方が周知徹底しやすいのかなと。もちろん正解かどうかはわかりません。やっている中で感じた部分です。

狙いが明確になっておけばやるべき練習は見えてきます。縄跳びを使ったもも上げは前に進まずにやらせました。ペアリングでお互いに見ながらやる事で動きができているかどうかわかる。ミニハードルをかわす動きではなく身体の前で動くイメージです。前で動かすために何をするかという練習をしてからスイッチングと組み合わせる。まー負荷は大きいのですが。なかなかだと思います(笑)思いつき(笑)

さらに今は休まないで練習するというのも進めています。セット間何分というのが極端に減ってきました。走ったらすぐ次の種目。トレーニングしたらすぐにスパイクを履いて走る。行動自体が遅いのもあったのでこういうパターンにすると強制的に次の練習に進みます。練習全体がサーキットトレーニングになる。

こういう形になるとスピードレベルが落ちそうな気はしますが今のところ大丈夫かなと。加速段階に重きを置いての練習。ここが上手く出来るようになれば中間以降も進むと思います。合同合宿などでは男子が先頭を走っていました。スピード的にはもう少し出るようになってくると良いなと。自分たちよりも力が上の選手と一緒に走る時にどうなるか。これも経験させていきたいと思います。

ある程度指導スタイルができてきたかなと。が、それでも足りないのは明確。そのため今週末はまたも大阪に行く予定にしています。hkt高校のmtm先生の所へ。一昨年の12月に行ってから私の頭の中の整理がかなりできたと思っています。無理を言って強引にお願いして時間を作っていただきました。現時点で自分に足りない物を見つけたいなと。選手も連れて行く予定です。mtm先生のご配慮により京都のtcb高校の選手も一緒に練習させてもらえるとのこと。感謝です。うちの女子にとっては11秒台の選手達と一緒に走る機会になる。私自身の刺激になるとともに選手達に「全国との力の差」を感じさせる事ができます。10秒6の選手の動きを目の前で見れるというのも大きい。楽しみです。

ほんの少しだけ自信は持てるようになりました。もちろん、まだまだ。奢らず。やるべき事を一つずつ潰していきたいなと思いますね。

ひとまずここ最近の総まとめということで(笑)。進んでいきたいと思います。
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合同合宿5~坂道で走る~

2018-01-08 | 陸上競技
合同練習最後の練習。1泊2日ですが練習は4回できます。以前は2泊3日で行っていた時期もあるのですが6回の練習に耐えられないという部分もあり最近はこのパターンが多いですね。もっとタフになれば違うのかもしれませんが・・・。

ここまで技術的な部分だったり、股関節をうまく使う練習だったりしました。これはこれで意味があると思っています。しかし、これだけではだめだと思う部分がある。やはりせっかくの機会だから「自分自身と向き合う」時間が必要だと思います。そのためにはしっかりと負荷をかけていかなければいけない。ある程度の量を消化する中でタフさも生まれてくると思います。他校と競争するという部分も必要。

ここでogw先生に交替(笑)。別に「憎まれ役」を任せるわけではありません。私が走らせても良いのですがうちの選手にとっては「いつものパターン」になってしまう。やはり他の指導者から指導を受けて刺激をもらうことは必要不可欠だと思っています。ogw先生、こういう部分得意ですから(笑)。hys先生かogw先生かという流れを作っておきたいですね。

練習の前半は私は「荷物番」をすることにしました。マネージャーが練習の手伝いに行くので荷物が危険。私は長距離の補強を見ながら待っていました。短い距離を走る合宿になっているので長距離選手にとっては不足する部分があります。そのためond高校の長距離は「足りないな」と感じるかもしれません。多少なりと関わっておきたいなと。少しだけ補強をさせました。まじめに関わる(笑)。

しばらくしてマネージャーが交替で戻ってくることになったので練習へ。坂道を使ったスキップをしていました。私は見ているだけしたが少しずつ練習参加者が減っていきました・・・。繰り返しになりますがそこまで走る練習は入れていません。それでも抜けていく者が出る。ここにこれから先の「やるべきこと」があると思っています。股関節周辺の硬さがある。その選手がどれだけ高い意欲をもって練習に取り組んだとしてもやはり「できないこと」がある。本当に強くなりたいのであれば根本的なことをしっかりとやらないといけないと思います。ストレッチなど「走る前の段階」がきちんとできているか。ここができていないのに高い目標を掲げるのは難しいことだと思います。

うちの選手、痛みがあるのでしょうが練習に参加していました。無理はさせたくないと思います。痛みが故障まで行ってしまうと本当に先に進めなくなるからです。このバランスは非常に難しいと思っていますが。やらなければ強くならない。が、単純にやればいいというわけではない。自分の体のことがわかるのは本当は自分自身なのです。そこでコントロールできるかどうか。

最後にひたすら坂を走っていました。本数的にはそれほど多くない?かもしれませんが、坂を走るというのはかなりきつい部分があります。「坂道→平地」「平地→坂道」「坂道→下坂」をそれぞれ5本ずつ。うちの選手はよく走れていたと思います。Sに関しては後ろのグループから走り始めていたのにも関わらず前のグループに追いつく。NMが坂道が苦手という部分はありますがこういうところでSの「強さ」が出ます。本当に変わった。

ogw先生がこちらの期待通りの練習をしてくれました。このあたりは詳しく言わなくても「忖度」してくれます(笑)。4回の練習のうち3回が技術系の練習になれば最後の1回は何が必要か。そこを感じ取って走らせてくれました。こういう部分は本当に楽です。打ち合わせ必要なく進めることができます。

初めての試みが多い合宿でした。しかし、得るものは多かったと思います。規模が小さい方が目が行き届くというのもあります。普段主役になれない選手もいます。その選手がリーダーとなって声をだし集団を引っ張る。こういう部分を経験させるためにはやはり色々と工夫することが必要。

機会があればまた練習会という形でやりたいですね。良い刺激になりました。
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合同合宿4〜基礎的なことを繰り返す〜

2018-01-07 | 陸上競技
2日目。朝からやるべきことをやって練習開始。退所もあるのでバタバタです。この日の練習開始時には「各学校主導で補強4種目ずつ」という課題を与えました。私の感覚の問題。大規模合宿であれば今回の参加校のようなチームは「メイン」で活動できません。競技力的にも全国で活躍するレベルではないですし、県レベルでどう戦うかを考えなければいけない選手が多い。そうなると他校の前で「主役」になる感覚が少なくなります。だからこそこういう場面を利用したいなと。それぞれがリーダーになって引っ張っていく。

これも年末の合同練習の時に感じたことです。ond高校でやっている練習を体験させてもらう時にkjh先生が「うちの子が他校の選手に教える機会は少ないから」と言って動画撮影をしていました。本気でやっている指導者のチームであれば色々な部分が徹底されています。集団になると埋もれてしまうかもしれませんがこういう場面では「主役」になれる。輝ける場所を与えていく必要があると思います。3校のみの参加だからこそこういう部分は作っていきたい。環境を与えるという意味では大切なことだと思いますね。30分くらいかかりましたがそこに意味はあると思います。

そしてまた縄跳び(笑)馬鹿の一つ覚えレベルですが。他の指導者と話をして4回のうち3回は基本的なことをひたすらやろうということにしました。合宿としてどうなのか??という話ですが。合宿でしかできないことが沢山あると思います。必死に走り込みを行うのも単独では難しい。その意味で他校の力を借りながらやっていく部分もあります。しかし、あえてこのタイミングで基礎的なことをやりたいという流れになりました。かなりの負荷にはなっています。走っての負荷ではなく動きを作るために必要な負荷という感覚です。

正確な動きをするためにはやはり基礎筋力が必要です。この部分に関しては時間をかけてやりたい。こうやって基礎的な動きを丁寧にやると自然に必要な負荷がかかります。この午前の段階で股関節痛の選手が複数名。この意味ですね。正確な動きをするために必要な筋肉に刺激が入ります。本来やりたい動きをするために必要な筋力が足りていない。それを明確にすることにもなります。意味がある。まー脱落する選手もいますが。

前日までと同じような動きをひたすらやりながら進めていきました。この日は加速段階について少し時間を割く。前日はチューブ走から前半マークに入っています。そこまでは中間の動きを意識させていたのにいきなり加速段階に入ると難しいと思います。そこの部分に時間を使いたいなと。

足運びなどを徹底してやって最後の1時間は加速段階。膝の引き出しの方向の違いを理解させる。年末から同じような話をしています。この感覚が分かってくると動き自体も変化すると思います。最初は壁を使っての引き出し。これはあえて加速段階と中間を交互にやってみました。明らかに方向性が異なる。それを言葉で言われるのではなく本人たちが感覚的に感じられないといけないと思っています。更に低重心。前日に前半マークをやった際、軸が作れなかったり頭が起きるのが早かったりする選手がいます。これも他校と比べるとよくわかります。うちの選手は明らかに我慢できるようになってきています。

この手の指導をひたすらする中でond高校のマネージャーが自分達で「足運び」についてあれこれ話しています。いや、これは面白い。選手同士は近くで見ています。マネージャーは距離を置いて見ています。マネージャーはうちの選手と自分のチームの選手の動きの違いか分かるようになっていました。それを身振り手振りを入れながら確認しています。最近、私も練習の様子を少し離れた場所から見るように心がけています。近すぎて見えないことが出てくるからです。あえて距離置くことで分かる事がある。全体の流れも同様です。kjh先生が遠くから見るようにと指示を出していました。選手はなかなかわからない。もったいないですね。近すぎで分からないことがある。これも私のスタンスの変化の一つかもしれないなと感じています。

引き出しの方向の違いを説明&体験させてチューブ走。ここも意識するポイントを伝えました。前日にも話しています。私的にはこういう部分をしっかりとやる必要があると感じています。違いを理解する。やろうとしている事がある。中間と加速段階の違い。さらには身体の軸の傾きの違い。本当にやることが山ほどあります。それぞれの区間に対して何をするべきか。膝の引き出しができても身体が起きてしまったらアウトです。前段階の壁の時にも話をしましたが「なぜその動きをするのか」という部分に対しての理解。一歩めの膝の引き出しの方向がどうなのか。なぜそういう引き出しをするのか。徹底ですね。

チューブ走をやってから前半マーク。なぜマークを置いているのか。そこの部分の理解も大切だと思います。見る方も見やすいですね。随分動きの変化が見られました。他校の選手もですがうちの選手も。ここは本当に大きいですね。情けは人の為ならず。情けというのは語弊がありますが(笑)。誰かのために何かをするという事。自分に返ってきます。もちろんそんなことを最初から意識してやっているわけではない。が、結果的に動きの変化が生まれます。客観的に見て分かってくるというのは本当に大きいなと思います。

結局、全力で走ったと言えるのはこの前半マークのみ。その前にあれこれ走っています。動きの中での負荷は大きいと思います。量を追いたい部分はある。この環境を生かしてやりたいことはある。それでも貴重な時間だったと思います。

残すところあと1回。最後の練習はogw先生にバトンタッチすることにしていました。指導する側も全員が主役になれたらという部分があったので。

また書きます。なかなか的を射ない内容ですが(笑)細かく書きすぎても分からないと思う部分があるので。まーぼちぼち記録しておきます。
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合同合宿3〜ミーティング〜

2018-01-07 | 陸上競技
1日目。食事前に簡単にミーティングをすることに。これは是非やりたいなと感じていました。年末に合同練習をやった時に他校の先生に話をしてもらいました。それぞれが得ることがあったと思います。こういう機会を参加校の選手にもしてもらいたいなと。

kjh先生にその事を話したところond高校がやっている「swot分析」をやってみてはどうかという流れになりました。面白い試みだと思います。早速導入。kjh先生が参考資料として過去に行ったモノを提供してくれました。そこを踏まえてチームとしてどうあるべきかを考える。「強み」「弱み」「機会」「脅威」の4つの視点から物事を考えていく。内的要因と外的要因について考えてみる。そこから自分達の進むべき道を見つけていく。今回は「強み」「弱み」「チャンス」「ピンチ」という書き方でした。こちらの方が高校生には分かりやすい。

選手が話し合うという流れだったので私は席を外しました。廊下で1時間待つ(笑)寒かった(笑)。私がその場にいてもいいと思いますが、こちらの顔色を伺っても仕方ない。自分達の分析をさせたいのだから自分達でやればいい。本音で話し合うことの必要性。この手の事でもめることもあります。しかし、それは競技に対してどうするかを考えていけば通常では起きないことかなとは思います。自分達がこれからどうしていきたいのかを明確にするためには必要な機会かなと。最後にまとめたものを提出してもらいました。私はそれを見てこのチームがどこに向かうのかを判断すればいいなと。

食事をとって少し休憩を挟んで更にミーティング。3人の顧問からそれぞれ話をすることに。自分達の高校時代の話を。共通する部分は「高校時代指導を受けたことがない」という所。我々はかなり遠回りしています。そこを避けるために指導者になりたいという気持ちを持っていました。その意味。異なる立場から話をしました。

ogw先生は高校入学時からの話。最初からインターハイを目指していたわけではない。少しずつ目標設定をしてそれをクリアしていく中で自分自身が高い目標を持てるようになってきた。練習メニューを組み立てる人がいないので必死になって考えてきた。今考えると大したことはやってない。それでも目標に向かって必死にやっていたから強くなってこれた。まさにそうだと思います。最初から高い目標を持っていたわけではない。普通の選手が強くなるために何をするかという部分だと思いますね。

kjh先生は「何がなんでもやる」という部分。競技を始めた頃から「自分は日本一になる」という高い目標を持っていた。まーすごい話ですが(笑)だからこそ絶対に妥協しない。上手くいかないなら上手くいくまでやる。競技に必要なことは全てやる。逆に不要なことは一切やらない。ストイックなレベルが違います。それでも上手くいかないことがある。故障して上手くいかないことがあった。それでも強くなることを考え続ける。周りの目を一切気にしないでやり続ける。振り切れているなーと感心しました(笑)。

私は「安定させる」という話。これは前の合同練習の時にも話をしたのですがこのメンバーには話していないので。今回の合宿に参加している中で唯一のインターハイ選手。うちのNの話。中学時代に力以上の記録を出した。高校1年では12秒62がベスト。中学時代の記録更新ができずに不満。が、12秒64を何度も出した。2年生では12秒37を出した。セカンドベストは12秒42。これを何度も出しています。12秒4を安定して出すというレベルまできているので一発かかれば12秒25は出るだろうなと。

高校生は1本だけ速い選手では勝ち上がれません。kjh先生が高校2年の中国大会で4本47m投げたという話をしていました。素晴らしい安定感。6本投げて1本だけ記録が出る選手もいると思います。が、その1本がどこで出せるのか?最初の3投で出せなければベスト8に残れない。そうであれば一定水準の記録を安定させる必要があります。

だから動きを安定させる。いつやっても同じ動きができるようにする。調子が良いとか悪いとかではなくどんな時にでも「やりたい動き」ができるようにする。そうすれば自然に記録の平均は上がっていかと思います。

そのために何をするか?練習に対する取り組みの安定です。毎日の練習を安定した精神状態でやる。1日良い練習ができたとしてもそれが次の日できないというのではだめ。うちの選手がswot分析の中に「声が出る時と出ない時がある」と書いていました。全くダメですね。安定した練習になっていない。グランドに立った時に良い練習ができるようになるか。結局やるのは本人達。

私の生涯ベストは52秒29。大した記録ではありません。学生時代、52秒30が全日本インカレの参加標準記録でした。この記録を出したくて必死にやっていました。地区インカレ1位なら無条件で全カレ出場でしたが2位となり行けず。記録を突破するしかない状態。なかなか切れずに申し込み締め切り直前の国体最終予選を迎える。このレースで52秒29を出しました。国体参加標準記録は52秒00。突破できませんでした。しかし、私は52秒29を出して大声で叫んでいました。周りからすれば「あいつバカじゃないの?」という感じだったと思います。

私の人生にとって「自分の力で全国大会に進む」というのは大きな目標でした。大学生ですから国体よりも全カレ。この価値が分かってもらえるかどうか。別に他者に分かってもらうためにやっていたわけではないですから。0.01秒クリア。それも申し込み締め切りの直前。必死やり続けていたことに対しての神様のプレゼントだと思っています。それくらい必死なれば神様が最後に力を貸してくれる。その想いはずっとありました。

そんな話をしました。どれだけ我々の「想い」が伝わるか。賭けるという部分。高校生はやる事が沢山ある。持っているエネルギーには限りがある。どれだけのエネルギーを陸上競技に注げるか。そこが決まってくれば自分のやるべきことは自然に見えてくる。

できればこういう機会は続けていきたいなと思います。貴重な経験だと。それぞれの顧問がどんな想いで選手と向き合おうとしているのか。直接的に間接的に感じ取ってもらえるとこの子達の人生にも少しはプラスになるかなと。

まとまりませんが(笑)こんな感じで話をしていきました。既に股関節バキバキだったようですが(笑)若干私も筋肉痛。衰えています(笑)
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合同合宿2〜ひたすら徹底〜

2018-01-07 | 陸上競技
続き。

午後、ここも私が主導で。

午前中の流れを繋ぎたいなと。とはいえひたすら走るというのは最近のスタンスとは異なるので練習開始時に簡単なトレーニングを導入。タータン自体が雨で濡れていたのでやれることを。股関節を使う練習をしたいのでその辺りを視野に入れたトレーニングを入れました。おんぶ走をしてからカニ歩き、抱っこ走をしてから前後ウォークなど。これから使いたい部分に刺激を入れてから次に進みたいなと。この辺りも理解してもらいにくい部分だとは思いますが。足押し車までやりました。投擲選手にとっては本当にしんどい部分だったとは思います。それでも一生懸命やっていました。すごいなと。

ここから縄跳びと腿上げ繰り返し。この辺りは見ながら判断。他の者の動きを見ながらやりたい事を確認する。感じた部分は「自ら動けるか」という部分。大半は言われたから何となくやる、になります。だからこそこちらとしては工夫をしないといけません。感覚的にできない選手に対してどうアプローチするのか。ここはその時その時の判断だと思っています。

私はどちらかというと徹底するタイプだと思います。ここ最近学校の練習ではバリエーションを増やすために本数を絞っています。同じことの繰り返しではなく様々な事をやりながら最終到達点を目指して進む。ここかなと。その手の練習を毎日のようにやっているので自然にできるようになる。逆に他校ではここまでやらないと思います。だからこそ徹底してこのタイミングでやることの意味が出てくるのだと感じています。その期待を感じて?!私がひたすらやらせる。うちの選手には様々な場面で説明をさせました。私がやろうとしている事を1番理解しているのは間違いなくうちの選手です。何ヶ月も飽きるほど言われています。

今回は確認のために何度も「ペアの人に聞いてみて」とか「二人で相談して」という投げかけをしました。考えなければ身につかないと思います。やりたい事がある。そこの意味を考えさせながらやる。まーここの感覚も分かってもらえないとは思うのですが。与えられることに慣れている選手達にとってこのような形での練習は色々な意味でしんどいかなとは思いますよ。自立を促す部分が足りていない。指導に関しては考える必要があるかなと。

実際に見ないと分からない部分がある。別に私がやろうとしていることが絶対ではない。しかし、一緒に練習する中で求められている部分はそこだと思っています。だから徹底してやる。うちの選手もきちんと相手に話をする事で自分自身の理解を深めることができます。何のためにやっているのかを分かっていなければ伝えることはできませんから。

その手のことをかなり繰り返しました。縄跳びとその場もも上げをやってチューブを使ってのもも上げ。少しずつ段階を追って前に進んでいきます。いきなり進むとこちらがやりたいことができなくなるからです。これは面白いと思いますね。ペアでスピードをコントロールしていかなければ速く動きすぎてしまいやりたいところの感覚がつかめないからです。前に進むためにどうしても速さを求めてしまいます。もちろん狙いはそこなのですが動きの崩れが出てくると意味がなくなってしまう。

チューブもも上げと縄跳び、その場もも上げを組み合わせる。どれだけやるのか??(笑)じつはこれだけでかなりの負荷になります。丁寧にやっていくだけで股関節周りのトレーニングになります。腸腰筋の部分が弱ければ痛みます。そこまでやらなくても走れるというのはあると思うのですがやはりやりたい事をきちんと作っていきたいなと。私が考えているポジションまでしっかりと脚を引き出すという部分の徹底。どれがそれぞれの選手にマッチするか分からない所もあるので引き出しを増やしながら様々な手法でやる方がいいと思っています。

私はスイッチングの動きを重視しています。フォローレッグをどう運ぶか。ここの感覚を身につけるために意図的にその手の動きを入れます。もちろんそのために必要な腸腰筋に関しては負荷がかかる。ミニハードルを使って横向きのスイッチングなどもやりました。やりたい事を様々な手段でやる。合宿ですからもっと走り続ける方がいいのかもしれません。走り込み合宿もやってみたいなとは思うのですがきれいな練習になりがち。ここは私自身の課題かもしれません。

ある程度やってスティックのスイッチングとミニハードルなどを使ったスイッチングラン。この冬のテーマに置いています。前からの繰り返しになりますがフリーで動かすと前まで引き出せなくなります。引き出さない方が身体が楽だからです。股関節を使わないでやろうとすれば速く動いて誤魔化すことができる。それは走りには繋がりません。スイッチングという練習を終わらせるための動きでしかない。分かりにくい感覚ですが。スイッチングランに関してはひたすらやる中で掴んでもらうことにしました。見て学ぶ。

さらには膝と腰の移動をイメージするために片足スキップも。かなり疲労してきたので動きにキレがなくなってきていましたが(笑)まー仕方ないでしょうね。

スパイクを履き替えてチューブ走と前半マークまで。いや、ここまでの練習を3時間かけてやるというのはなかなかないですね。丁寧にやるというだけではなく常識を逸脱したパターンかもしれません(笑)。合宿なのに走っていない。しかし、既に股関節に痛みを訴える選手も複数出ていました。使いすぎかもしれません。単純にその部分の筋力が弱いだけかもしれません。やっていく中でどうするかという部分だと思います。短期間で何かをやろうと思えば他の部分を捨ててでもやらなければいけないと思います。うちの選手だけであればそこまでやらなくても普段の練習でやればいい。せっかくなので教えながら、出来ていない選手の動きを見ながら何が違うのかを考えてもらいたいというのもありました。貴重な機会です。

かなりやって終わり。そのままミーティングとしました。陸上合宿っぽいなーと(笑)。考えさせる時間を作りたいなと前から思っていたので。

中身があやふやな記事になりますがお許しを。記録として残しておきたいのでひたすら書き記しておきます。
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