kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

どう戦うか

2022-09-11 | 陸上競技

木曜日のことを。

 

この日は練習自体はかなり軽めにという予定でした。体育大会の練習も重なっているので。前日に競技場で走っている部分もあります。様子を見ながら。「補強中心で」ということだったので様子を見ながら。が、相変わらずの部分があります。覇気がない。2年生の一部が声を出したりしていますが、1年生に元気がない。やればできることを考えてもらいたいと思っています。変わろうと思えばすぐにできる部分に対して「誰かがやってくれる」という感覚の中で活動をしていたらダメです。なかなか入りません。

 

途中、補強を止めて全体に話を。台風の時に時間があったので現時点での「1.2年生中国ランキング」を見ていました。山口県の選手はほとんど10番以内に入っていません。ここをどのようにとらえるのか。女子のリレーに関しては県新人で勝つのではないかと思っています。これまで強かったチームの中心選手が抜けています。実際、今の1年生は昨年度のランキング上位3人がは来ていますから「勝って当たり前」という話です。が、今は50秒0がチームベスト。このタイムでは中国新人で予選を通過することはないと思います。県では勝つかもしれない。が、それではインターハイには進めないのです。そのことがどれだけ分かっているか。「県内で勝つ」のを目標に掲げるなら別に私がグランドに来る必要性はなないと思います。

 

実際、今中国地区の1・2年生の10番目が男子は100m:10秒89、200m:22秒27、400m:50秒48、110mH:15秒91、400mH:56秒81です。スプリント系は各種目1人ずつ入っていますが、ハードルは皆無。「惜しい」といえるところにさえいません。女子は100m:12秒26、200m:25秒66、400m:58秒37、100mH15秒25、400mH:1.08.90.スプリントはインターハイで100m3位になった選手のみが入っています。ハードルはうちの2年生が4番目に入っているだけで他は県内の選手が誰も入っていない状況。

 

このことから「県で勝つ」というのにどれだけの意味があるかというのが分かってきます。県で1位になったところで「中国では全く歯が立たない」というのが現実なのです。その状況下で「取り組みの姿勢」などの話をされているというのは「戦う前から負けている」と思っています。厳しいことを言うのかもしれませんが、「よく頑張っているね」とほめるだけで勝てるようになるほど現実は甘くないと思っています。

 

技術的な部分の前に「本気になる」ことが重要。自分たちの物差しで基準を決めるのではなく「今どうすれば戦えるのか」という部分を考えながらやっていく必要があります。県内で勝つことが目標であれば上位層が集まれば勝てます。他に選手が行かなければ勝つのだから。しかし、そこが目標ではないはず。インターハイで戦うことを目指すなら現状に満足はできないはずです。もっともっとやるべきことがある。そのことをどれだけ言葉にしても入らないという状況では「インターハイ」に行くどころか、「中国で予選落ち」でしかありません。

 

ランキングは関係ない。実際に走ってみないとわからない。確かにその部分はあります。が、11秒6でしか走れない選手が10秒8の選手に勝つことは絶対にありません。400mが60秒を切れない選手が58秒台の選手に勝って6位に入る可能性は0です。「スタートでミスをした」とか何とかのレベルの「差」ではない。根本的な力を上げなければいけない。それだけは確かです。

 

治療をしながら補強をさせました。メディの真上投げなど瞬発系の補強を入れながら腹筋背筋をひたすら。体幹の強化もまだまだ不十分です。この夏にある程度のことをやってきたつもりですが、継続的にできたかというと微妙かもしれません。もっとできた部分はある。

 

「エネルギー」の話を他の人にされることがあります。情熱をもってエネルギーを注ぐ。私はそれができると。今はどうでしょうか。それほどの熱量が自分の中にあるでしょうか。打てば響くというのであればそれもできると思いますが、熱量が拡散してしまうというか「透過」してしまう感じがあります。どこまでできるのか。自分自身を保てるのか。ここは分かりません。

 

大きな変化が生まれるかどうか。ずっと言っている気がします。「基準」がどこなのか。県で勝つことが目標なら本当に私はいなくてもいいと思っています。本当の意味で必要とされないのであれば、別の形も考えていきたいと思っています。

 

なかなか。

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ある程度の手ごたえ

2022-09-11 | 陸上競技

台風の翌日のことを。本来であれば火曜日に台風が来なければ会議をしないといけない状況でした。体験入学に向けての実行委員会です。よく全貌が分かっていない中で主担等になっていますから色々な人の話を聞きながらやっていかないといけません。見えない(笑)。

 

体育大会の練習があってから会議。これは1時間くらいかかったでしょうか。主たる会議が終わってから打ち合わせの話し合いがあったので結局1時間くらいでした。それが終わってから競技場練習へ。私が到着したくらいに2年生の体育コースの生徒も到着。集団行動の練習があったようです。その練習があって自転車で移動して生きているのでアップは十分だと思います。できるだけ早く身体を動かそうという話をしていました。

 

この日のハードル練習はショートハードルでいいかなと思っていました。打ち合わせして、ショートハードルをやってから最後に走練習をしっかりとやろうという計画。これが全体に伝わっていなかったらしく400mHの準備もしてありました。前半部分をショートハードル、後半は前回と同様にハードルを使った走り込みとしました。

 

ショートハードル、男子は基本的には「ユースハードルの高さ」で実施しています。ハイハードルに慣れるほうが良いと思われるかもしれません。が、やはり高校生にとってハイハードルは高すぎる。基本的に練習会であってもユースハードルを利用しています。腰の位置よりも高いところにハードルがあります。これをどう越えていくか。高さは違えど「重心の上下移動」がある中で越えていきます。逆に女子は腰の位置と同じくらいの高さ。上下移動をなくしていくことが重要だと思っています。やりたいこと、必要とされることが違うのでそのあたりも理解してもらいたい部分です。

 

短いハードルで何本かやっていきました。今回が3回目のレースになる1年生、少しは形になってきました。まだまだですが、ある程度跳べるようになってきた中と思います。夏休みからハードル練習会に参加し始めて少しずつ続けてきました。故障気味だったので走練習が不足している部分もあります。まずは走れるようになることが先決ですが、少しは可能性が出てきたかなと。5台目までは3歩で行けそうです。これを4台目までにするかは様子を見ながら。2年生はまずまず。風の状況にもよると思いますがベスト更新くらいはできると思います。15秒2くらいまで走れるようになるとヨンパに生かせるかなと。こちらに関しては「勝つ」のは当然だと思っています。勝ち方が重要。この辺りを本人が分かってくれていればと思いますが。

 

その後、走練習へ。日曜日にやったメニューと同様。160mHー120m-160mH-120mを2セット。前回やった時には間が空きすぎて面白くなかったので少し差を詰めてスタートさせることにしました。2年生女子は少し差をつけながら。単純に力の差があるので追いついてしまいます。この子が劇的に強いというのではなく周りが力がないというのも大きい。競り合えるくらいにならないと面白くないですね。このグループに短長の女子を追加して一緒に走らせました。こちらは160m-150-160-150という感じです。ハードルがないので一番後ろから追うようにしましたが追いつけず。何とかしてほしいところですが。

 

これを2セットやってから2年生のみもう1本160mHを。終わったと思ってスパイクを脱ぎ掛けていましたが。そういえば、日曜日だったか「終わったと思っても走った」という話をしていました。春先に賦課が足りないと判断してプラスアルファで1本追加した時のことを。この時、ある選手が「不満」を口にしたので「もう走らなくていい」と伝えてそこから指導をするのをしばらく辞めていました。「走らされている」のは間違いないですが、必要だと思ってやっています。それに対して「不満」があって何か言われるようであれば、別に走ってもらわなくていいと思っています。この日は学習していました(笑)

 

最後、走らせましたが全て17歩で押し切れました。いや、それなりに力が付いているなと思います。ハードルに関しては別途練習をすることが多い。その分、力が付いているかどうかを判断がしやすい。本番にどれだけ力が出せるか分かりませんが、65秒9を出した時よりは間違いなく力が上がっています。最後まで走り切れれば今年度のうちに目標タイムに近づけると思います。まだ波があるのでそこに一抹の不安はありますが。それでも中国新人で勝負ができるかなというところまでは来ています。どこまでいけるか。本人がどこまでやろうとしているか。ここにかかってくるとは思いますが。

 

ある程度の手ごたえはあるかなというところまでは来ました。自分ができる範囲で「戦えるようにする」というのがテーマです。全国的なことを考えるとまだまだ先は長い。が、少しずつ近づいていきたいと思います。やれることは何か。ここが重要だと思います。

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ワイヤレスイヤホン事件

2022-09-11 | 陸上競技

どうでもいい話ですが。記録しておきたいと思っていたのに忘れていました。思い出しながら。

 

先週の月曜日の話だったと思います。部活を終えて(?)職員室に戻ってくると「それはkanekoのではないか?」という声が聞こえました。何の話か分からずに近づいてみると事務の方が「イヤホン」を持っていました。それは数か月前にどこかになくしたイヤホンの片側(笑)。見つかったの?!という感じでした。

 

振り返れば数か月前。朝散歩をしたりするので音楽を聴きながら歩きたいなと思っていました。ミスチルのアルバムが発売された直後くらいだったかその前だったか。それまでは有線のイヤホンを使っていたのですが、コードがぐちゃぐちゃになってしまうので嫌だなと思っていました。ひとまず試しにワイヤレスを購入しようということで。近くのお店で購入。

 

職場で「イヤホンを買った」という話をしていると「絶対に無くす」と言われる。使ったらとにかくケースに入れる。これを常に心がければなくすことは絶対にない。そう宣言していました。常に使ったら入れる。それを続けていました。

 

が、数日後に使おうと思ってケースを見ると「片一方がない」というのに気づく。心当たりとしては何かを印刷しようとしたときにポケットからケースを落としたことくらい。ケースを落とした時に片一方が飛び出して転がってしまったのかもしれない。そう思って探すのですが「どこでケースを落としたか記憶が曖昧」という状況でした。職員室やその他の場所でひたすら探す。周りの人を巻き込んでイヤホンを探しましたが全く見つからない。周りから言われるように「間違いなく無くす」というは間違いない事実でした(笑)。

 

そんな経緯ああってから数か月、冒頭の話になります。どうも事務室を掃除していた時に複合機の下から出てきたようです。誰のか分からないので確認しに職員室に上がってきたときに「それはkanekoのやつだ」となったようです。

 

よくわかりましたね~というと、大半の人が「あれだけ騒いでいたんだから他にいないだろう」とのこと(笑)。まーいつものことです。いつも「声が大きい」ので愚痴っていたり、トラブルに巻き込まれているときに周りの人が状況を把握しています(笑)。今回は特に複数の人を巻き込んで探しているので「事実を知っている」人がいます。分かりやすい(笑)。

 

 

落としても分かるように派手目な色にしていたのですが。結局、気を付けても想像をしないような形で紛失をするのだなと。発見されたけどひょっとしたら充電のためのケーブルを捨ててしまったのではないかという不安も生じる(笑)。なくなった時点で「必要ないのでは」と思って捨てたような・・・。結局はかなり探して発見されました(笑)。

 

いや、なかなかです。こういう話題は記録しておかないと。真面目に生きています(笑)。

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台風が来る前の日

2022-09-08 | 陸上競技
月曜日のことを。この週は「体育大会」の準備に全てが充てられます。が、台風の接近により色々と日程が変わることに。本来であれば木曜日の実施予定でしたが、台風が火曜日に最接近するために学校自体が休校。準備の時間などが足りなくなるということで木曜日予定されていた体育大会が金曜日へスライド。個人的には「授業」をしておきたい。試合や会議、更には国体のこともあるので授業の振り替えが半端なく回ってきます。どう考えても無理ではないかという感じもあります。授業準備をする時間さえ確保できていない状況ではあるのですが・・・。

体験入学の申し込み締め切りが9月2日となっていました。この月曜日にまとめて作業をしようと考えていましたが、色々なことが山積みになっていて十分な準備ができません。「業務改善」が言われていますが、本当に「部活動」が悪なのかどうかは分かりません。それ以外の業務の見直しがどれだけされているのか。体験入学に関しては昨年度は実施されていませんし、私自身は「見たことがない」という状況です。その中で「とりまとめ」をやるという感じになっています。今年度から教員の異動に関して期間が短くなっています。慣れたころには転勤という感じになるのでしょう。業務改善をしておかなければ「何もわからないのにやれ」という過剰なストレスを感じ続けることが増えます。

実際、コロナの影響で様々な業務が「例年通り」できない部分がありました。しかし、それでも学校は回っている。だとすれば「本当は必要のない業務」というのもたくさんあるのではないか。そこに対して「以前に戻す」というのが本当に必要なのか。一般企業とは異なる部分もあると思いますが、本当に必要なのは「これっているの?」という部分だと思います。できるだけ簡略化して物事を進めないと色々と負担が増えるだけだと思いますね。

練習のことも。色々なことがあって練習に参加できる者がかなり少ない。この状況ではほとんどの練習はできません。どうとらえるかだと思いますが。時間をかけてもしょうがないと判断したので短長の練習は200m-150m-250mを3セットに。もう「中距離」的な練習です。ホームストレートにミニハードルが並んでいたこともあり、周回で練習ができませんでした。折り返してやる形になるのでどうしようか悩んだ結果、上記のような練習になりました。

実際、スピード練習を入れていましたが一向に最大スピードが上がる気配がありません。元々敏捷性がないのでこうなったら「中距離」で刺激を入れていくほうが良いのではないかなと判断しました。これは個人的な見解なのでこれから先はどうなるか分かりませんが。「型にはめる」というのも必要だと思います。が、ここまでスピードが上がらないのであれば「別のやり方」で対応するしかないと思っています。なかなかシビアになりません。甘い部分を捨て去るためにも厳しく負荷をかけていくほうがいいのではないかと考えています。あくまで個人的見解。

この練習を見ながら長距離選手の治療。以前から「足が痛い」と私のところに申し出てきて治療を求められます。インターハイの時にも同じように求められました。「長距離に来ませんか」と勧誘まで受けています(笑)。少し前にハードルを使った練習を教えたことがあります。「もっと強くなりたい」というのが前面に出ています。腕振りを修正したいとも言っていました。こういう選手であればこちらも応援したくなりますね。

ハードルは前日もやりましたが、火曜日が休校になるということで月曜日もやっておくことに。この辺りは「負荷をかけておく」と考えたときに必要なことだと思います。月曜日に休みにすると火曜日もできない。それよりは連続でやっておいて台風の日にしっかり休ませる。負荷は掛けたいですね。

治療と短長の練習と一緒にやっていたのでハードルの最初の部分は「任せる」形になっていました。あとで判明したのですが「4台目まで跳んでおこう」と話していたのが、間違った解釈をされて「4台目まで5歩で」という感じになっていたようです。1年生だけですが。1台目、3台目、4台目と話しておいたので「5歩」で跳ぶとは思っていませんでした。まだまだこちらの認識が甘かったということでしょう。もっと詰めてやらせておかないといけなかったなと。2年生は少し遅れてきたので目の前でショートハードルの練習を。こちらも少しは形になってきたかなと思っています。個人的な目標としては「男女ハードル完全制覇」です。女子は9割9分間違いないと思います。男子は6割くらいの確立でしょうか。110mHは可能性がありますが、400mHのほうが5~6割程度の確率です。普通に走ったら勝てないかもしれません。うちからは4人出場しますが、4人とも中国新人に進む。来年女子は表彰台独占というのが目標。私のモチベーションがそこまで続いていたらという前提がありますが・・・。

ショートハードルの練習をしてから距離を伸ばしての5歩ハードル。これは4本1セットとしました。走りの中でハードルを越えていくという感じです。ショートハードルの練習はどちらかというと不足しています。狙うのは400mHだというのもあるので。しかし、スピード練習という意味でも短い距離でインターバルを刻む感覚は欲しい。前の記事とは少し異なるのかもしれませんが、一定レベル以上になればあとはハードルのインターバルの走りが大きく影響してきます。まだまだ走れません。この部分の改善ができるかどうかは大きなことだと思いますね。

こんな感じで月曜日を終えました。自分の中では本当に休めていないなと思います。仕方ないといえばそうなのですが、やはり負担は大きい。次の日は「台風で休校」となったので休みをとりました。一切何もしないで休もうと。これから先の日程のことを考えると本当に休みがありません。これで大丈夫なのか。分かりません。それでもやるしかないのかなと考えてはいます。

できるのか・・・。疑問。
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ハードルの練習を

2022-09-08 | 陸上競技

日曜日。ハードルパートだけ別に練習をしました。これは先日、県新人のプロ編の時に「ハードルの練習をしよう」という話が出たためです。全体に投げかけず親しい指導者のところだけの練習となりました。とはいえ、現時点で県の上位層が集まって実施する練習となりました。こういう練習会ができるというのは意味があることだと思います。また、国体に向けての練習も同時展開で。思うように練習が積めていない感じです。間に合わせることができるかどうか。

 

とにかく基礎的な練習を最小限にする。ある程度の選手層がそろったので競争する形で走れたらいいなと思っていました。股関節回しをしてから連続抜き、ワンステップハードル、一歩ハードルで。アップはこれだけ。時間の制約があります。3時間の中でどれだけできるかを考えたときにアップの部分を省略しながらかなと。

 

ショートハードル、400mH、300mHに分かれて実施。ショートハードルは県新人で決勝に残るかどうかという感じの選手たちです。1人3年生が来てくれていました。どちらにしても最後まで3歩で走れない女子です。男子は3人が参加。なんとか中国新人に進んでもらいたいなという選手なのでそれに合わせて対応。1台目までしっかりと加速する感じをつかみながらです。本当は競争したいなと思っていましたが競技場練習に変更したこともあり複数のレーンを使うのどうかなというのもありました。こちらは単独で練習です。

 

男子は「4歩」という選択肢はありません。そのため「バウンディング」のようになる。初期段階として女子にもやりますが「遠くから遠くへ」という指導をしています。3歩で走れないのに遠くから踏み切って近くに着地すると本当にバウンディングのようになります。「浮く」ことが「悪」のように言われますが、走りの中で必要であれば「あり」だと思っています。ハードルで「浮く」ことよりもインターバルを走るという感覚に近づけたい。できるだけスピードを落とさないで進むことが重要だと思っています。

 

この部分は「普通の選手」の指導を中心にしていないとわからないと思います。普通の選手に対して「インターバルを刻む」なんとことは到底不可能です。届かないのだから。女子であれば「4歩」も選択肢に入れる必要があります。本当に3歩で届かなくなるからです。それでも「遠くから遠く」という話をしていきます。「4歩」になるから「4歩」を推奨するのではない。最後は全部を3歩で走らないと「勝負」にはなりません。「4歩」を導入すると間違いなく「頭打ち」になります。だからこそこの部分は丁寧に時間をかけて取り組んでいく。少し余裕のあるところまでは「遠くから遠く」の「3歩」で。刻むというのは「4歩」の選手です。一定以上のレベルの選手になると「刻む」とは思いますが、現時点ではいませんから。

 

ショートハードルは12台ハードルを3本3セットも。ここが走練習の代わりです。距離設定は短くしておいて「3歩から4歩へのピッチアップ」が女子の課題でした。本来であれば3歩で最後までピッチを維持するのが目的の練習ですが、今の走力ではそれができません。「4歩」にしてピッチアップ、ロスをなくすために走る。男子は最後までピッチを維持しながらインターバルを走る。この手の練習が今回参加していた選手には適切かなと感じていました。これも感覚の問題ですが。最後まで走り続ける練習。切り替える練習。必要な練習ができたかなと。


ヨンパの方は複数人選手がいたので高さを変えながら2人が一緒にスタートする形で。1台目、3台目、5台目までを何本かずつ。通常、一人で走ることが多くなります。練習で同じ学校に複数ヨンパの選手がいるというのは少ない。だから複数人集まった時に他者と一緒に走るというのは大きいなと思いますね。


ヨンパの方のメインは走練習にしていました。マイルのスタート地点からスタートして5台目を越えるところまで走る。そこからテクテク歩いて120mのスタートから再スタート。これを2周繰り返します。走力差があるので1台目を越えたらスタートという形にしました。1台目までの45mは長い(笑)走りの中でハードルの練習をしたいのでそこは省略しても良いかなと。うちの2年生女子、かなり走れるようになっています。私からすれば「やっと」という感じではありますが(笑)


2セットやる中で前を走っている選手に最後追いつくくらいまで追い込んでいます。後ろからインターハイ4位の選手が追いかけてきますが大きく詰められずに逃げていました。まー、インターハイ4位の選手が絶好調という感じではないので評価が難しいところではありますが。それでも120mも逃げていました。これまで波が大きかったのですが「やっと」形になってきたかなと思います。今シーズン中に64秒を切るくらいまでは行っておきたい。今ならそれが可能かなとは感じています。


2年生男子はボチボチ。それなりに走れるようになってきているかなとは思いますが、まだ足りない部分があります。それでも「ある程度」のところまではきたかなと。インターハイを狙うにはまだかなり遠い感じがあります。スプリントで他のヨンパ選手に大きく水を開けられていますからここを克服しないといけないかなと。


1年生のヨンパ。これは計算ができるようになってきたかなと思っています。ずっと故障をしていました。走れない中で8月末のレースに出ていました。かなり酷い状況でしたがやっとここに来て走れるようになってきたかなと。今のところ県ランキング3位くらいです。記録はめちゃくちゃ遅いですが。2年生よりも8秒遅くて3位というのは恐ろしい話です。が、今の感じで行けば70秒を切るくらいまではいけるかなと思っています。スピードはありませんが頑張れるので、なんとか中国新人に進ませてあげたいなと思います。今の県のレベルだから成立する話です。


ハードルに関してはある程度の手応えを得ています。まだまだ目指すところは遠いですが。取り組みに関してももうワンランク上を目指してもらいたいところではありますが、多少なりと競技ができるようになってきたかなという印象はあります。日曜日ですが休まずにやりました。この時点で台風が接近していたので火曜日に練習ができないだろうなというのもあったので。


まずまず。まだまだ。

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バトン中心で

2022-09-06 | 陸上競技

土曜日。競技場練習でした。前日の時点で「無理かな」という感覚がありました。「競技場練習になった」と聞いても「行く必要があるのか」と正直かなり悩みました。結局、同じことの繰り返しになるのではないか。実際繰り返されています。何とか進まないといけない。が、それは徒労に終わるのではないか。

 

体験入学の担当になっているのでどちらにしても職場に行かないといけないというのもありました。一覧表などを作成したりする必要があります。リレー中心で練習をするという感じになっていました。前回のバトン練習のこともあるので多少なりと改善しなければいけないという感覚もある。自分の中で処理するのが難しい部分です。結局、競技場に行って練習をすることに。どうせやるなら「正確にやる」というなかでより課題を明確にするという感じでしょうか。

 

アップも最小限にさせてもらいました。スタート練習と走練習もやりたいということでしたが、時間を考えるとバトン練習で大半が終わるのではないかなという感じもありました。今の状況で「バトン合わせ」だけをやっても意味がなくなります。距離感の部分や加速段階のところも理解してやっていく必要があります。1度だけやって改善できるとは思いません。前任校では2日に1回はバトンをやっていました。それくらいの頻度でやって可能性が出てくるのかなと。

 

基本は10バトン、25並走、4060です。これだけである程度のことができます。10バトンは「加速しながら手を挙げる」という練習になります。バトン流しのように走りながらバトンを渡す練習がある程度できても実際は「加速段階」でバトンをもらうことになります。それを踏まえて10~15m地点でバトンをもらう。どこで声をかければいいのかというのも確認できます。

 

25並走は「25m地点でバトンを渡す」というものです。25m地点でバトンを渡すためには何m手前で声をかけないといけないのかを考える必要があります。25m地点でバトンが渡る。もらうほうも何m手前で声がかかっていないとバトンをもらうことができません。実際のレースの時には走っていて「ハイ」の声がこの距離間でかからないと渡らないというのがわかるはずです。渡すほうも「ハイ」が言えないのであれば「待て」をかける必要があります。距離感を確認しながどうすればスムーズにバトンパスができるかを考える機会だと思います。いきなりのバトンパスではなく「準備」をしていく必要があるかなと。また、この段階で「調子」の把握もできると思っています。25m地点で離れるようであれば「前走者△」「次走者〇」の状況です。前を走る走者のほうがスピードが出るので離れていきます。この段階で「バトン合わせ」の時に少し足長を詰めたほうがいいのではないかという感じになります。逆もしかり。そうやって「本番」を迎える前に「どうすればロスがないか」を確認できます。

 

4060は「加速段階」の練習になります。1人は60m走ります。もう一人は40m。20m地点で待っている形で24~26足くらいの距離にマークを置いてそれを見て飛び出します。バトンをもらうためのスタートです。スタンディングからどうやって加速するか。スタブロからの加速だけではなくリレーを考えると「リレーの加速」をやっておく必要がある。先日から見ていると「加速」の段階が上手くできない。だから早い段階でバトンが渡ります。「バトンが渡ればいい」というのであればそれでいいと思いますが、「バトンで稼ぐ」ということになるとやはり「最大スピード」での受け渡しが必要です。60m走ってくる選手のほうがスピードが高い状態で合流します。抜かされないように走ることでスムースな加速の練習になります。重要。この時に「詰まる」ようであれば「足長」を伸ばすようにすればいい。走ってきた走者は前走者との距離感がつかめます。ここを踏まえて「伸ばす」のか「縮める」のかを考えればいい。

 

そこから最後にバトン合わせ。これも30mある「リレーゾーン」の中で16~18m地点での受け渡しをしたいと思っています。男子は20mに近づくくらいかなと思いますが。すぐにバトンが渡ってしまうとタイムは稼げません。もらう側がある程度スピードに乗ってからもらう。これは昨年もずっと思っていたのですが「渡るだけ」になってしまって12m地点くらいでの受け渡しになっています。たかが4~6mの差かもしれません。しかし、どちらも最大スピードでバトンの受け渡しができるようにならなければ「稼ぐ」というのはできません。「渡ればいい」というバトンではなく「競技をする」ためのバトンパスをしたい。

 

本人たちの感覚を確かめながら実施。この段階で「早出」というのは問題外です。「正確に出る」というのは最低条件です。出るタイミングは身体の「腰」の部分が通過するときです。足では誤差が大きすぎます。本当はこの部分の練習もしっかりとできるといいのでしょうが。これくらいの練習であれば1時間もかからず終わります。定期的にやっていく中で感覚を作ってもらえるといいなと思っています。また機会があればやりたい。やっておかなければいけない。

 

スタート練習をする時間がなかった。本来であればバトンの練習を前日までにやっておきたかった。歯車がかみ合わない部分だと思います。もったいない。

 

とはいえ走練習だけは絶対にやっておきたい。短短は前回と同じように120-90-60-60。これを2セット。最初にスピード練習をかなりやっています。疲労度はそれなりに。しかし、実際のレースを考えるとある程度の疲労度の中で走っておかないといけない。疲れているからこそ無駄な力を使わずに走ることもできる。短長も前回同様。150-250-120で。ある程度走るという練習。この部分がどうつながっていくのか。

 

ハードルは次の日に練習会があるので400mHの練習を少しだけ。まずまずかなという感じがあります。

 

あちこち書くと中身が薄まるのでひとまずこれくらいで。バトン練習は最高のスピード練習だと思っています。技術的な要素が多くそれができれば大きく伸びます。ノウハウを失わないようにしたいなとは思っています。

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どうするべきか

2022-09-06 | 陸上競技

また更新が滞っています。記憶的なものがあいまいになりながら。

 

水曜日の練習で「バトン」の課題がありました。ここに関しては改善しておきたい。そう思っていました。木曜日は文化祭1日目ということもありバタバタ。クラスのこともありですね。このことは先週書いた気がするので割愛。木曜日は舎監でした。夜色々と考えていて「バトン」をもう少し丁寧にやりたいという感じがありました。そのこともあってkbt先生に「金曜日に少しやりたい」という話を。土曜日に競技場練習でした。その時にきちんとバトンができるようにしたい。そう思って「準備」として金曜日に必要なことをやっておく。

 

元々金曜日はミーティングをして軽く補強という感じでした。木曜日もトレーニングだけだったのでやはりもう少し走っておきたいなというのもありました。普通の選手が強くなるためには「走る」練習も必要だと思うからです。この部分は私としては重要だと思っています。木曜日も金曜日も走らないというよりは金曜日にバトンの練習をやってから土曜日にしっかりとバトン練習をする。

 

金曜日は文化祭2日目。自転車で文化会館に移動する必要がありました。が、数人は合羽を準備していない。ずぶ濡れになり居ながら30分くらいかけて自転車で移動するという形になりました。正直、あり得ないと思っています。雨が降るかもしれないという予測はできます。「合羽がない」というのは理由にはなりません。「破れていた」という者もいましたが、事前に確認すればいいだけの話です。自転車に乗る瞬間に破れるわけではないのですから。

 

ずぶ濡れで文化会館に移動して冷房がガンガンに効いた建物の中で3時間以上。これで体調をきちんと管理するというのは難しいと思います。帰りもあります。県新人に向けて準備をしていこうという感じなのに「体調管理」に気を配れないという状況でどうやって勝負するというのか。勝てる勝てないという話ではなく「土俵に上がることができない」可能性も出てきます。学校に戻って「練習をどうするか」という話になりましたが、「もうやらなくていいのでは?」という提案をしました。こちらがどれだけ本気になってもやる本人たちがそこまでの感覚がない。これだけぬるま湯の中でやっていて「結果を残す」というのは不可能ではないか。ずぶ濡れになっているので寮に戻って着替えてからくるという者もいました。その時間、他の者を待たせることになるのです。その感覚もちょっと受け入れられないなと感じました。

 

「準備をする」という話を他の先生方もされました。が、それで「頑張ろう」という気持ちにはなれませんでした。生徒には「時間を返して欲しい」という話もしました。「バトンが上手くいかない」とういう状況を踏まえて翌日のために「準備」をしておきたいと思ってわざわざこちら側から提案して練習内容に変更をしました。翌日に良い練習ができるようにという考えがあって。必要な要素は何かを考えて練習の中に「バトン練習」を入れてもらう。かなり気を使っていあんす。それなのに「風邪をひくかもしれない」「他の者を待たせる」という「取り組みの姿勢」の部分ができていない。何を与えても変わらないのではないか。

 

「技術的な部分」よりももっともっと前の段階の話だと思います。「取り組みの姿勢」自体の見直しができなければ勝負はできない。このことはずっと言い続けてきました。が、伝わりません。この状況で何を与えても変わらない。技術的な細かい部分があってもその前に「競技をする」という部分ができていない。これで「勝負する」というのは難しいのではないか。基本的なことができるかどうかは大きなことだと思っています。何を与えても「受け取る側」の部分が大きい。

 

先日からkd先生に「やりたいことをやる」というのではダメだと指摘されています。その時、その時に「必要なことは何か」を判断してやっていくことができるかどうか。自分が「やっておきたい」と思うことと「選手に必要なこと」は違ってくるという部分です。普段できないことを国体合宿でやった時に指摘を受けました。ここももっと俯瞰してみていけたらいいのかなとは思っています。

 

が、今の状況では「やりたいこと」や「必要なこと」の前に「どのように競技と向き合うか」が重要になるのかなと思っています。結果を残すためにどう取り組むかだと。この日は一切指導はしませんでした。途中で帰ることにしました。否定的な意見を受けるかもしれませんが、「戦う集団」にするためには今のままでは難しいというのだけは事実です。「戦い方」の前に「競技との向き合い方」がどうかだと。

 

面白い記事が書けません。別にいいのですが。このことを自分自身の中でどのように消化するか。

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課題は何か

2022-09-03 | 陸上競技

少し練習のことを。記憶があいまいになっていますが。

 

水曜日に競技場に行きました。非常に微妙な感じもあったのですが、やるという部分があるので。自分が何ができるのかを考えながら。試合と同じアップをしながらリレー練習へ。見ていると全く加速できません。「詰まる」という部分があるのですがそれ以上に「加速できない」のです。リレー練習はスプリントに重要な練習になります。練習のパターンはいくつもあります。今は「合わせ」がメインのバトン練習になっています。もっと色々な要素をつぶしていく必要があるのかなと感じていました。

 

この日、見ていて「詰まる」ので「足長を伸ばす」という感じになっているのが分かりました。当たり前の話ですが足長を伸ばせばバトンが渡る位置は遠くになります。「詰まる」部分からスピードを落とさないで渡るようになることは重要だと思います。が、この日感じたのは「詰まる」原因は「スタンディング」から加速の乗せるのが下手だからではないかと感じました。受け渡し局面だけを考えるのではなく、その前の局面をきちんと作って行かないと「足長を伸ばす」という対処療法にしかならないのではないかなと。

 

考え方の部分もあると思います「詰まる」から「伸ばす」ことである程度スムーズにバトンが渡るようになります。しかし、それが実際にタイムの短縮につながるのか。もっと細かく見ていくと「加速段階」を改善してきちんとスピードを上げていくことが必要なのではないか。足長を伸ばすことで距離が遠くなります。遠くなればなるほど「誤差」が生じます。そうなると早出をするリスクも高まる。ここの部分を改善する方法はあると思っています。スタンディングから出る練習が圧倒的に不足するのでその部分を増やしていくことができればいいなと。元々走練習が少ない感じがありました。バトン練習を積極的に入れることである程度の本数は稼げます。

 

走る中でしかできないこともあると思っています。「バトン合わせ」だけではなく「それ以外の方法」でも「リレーの能力」を高めていくことができるのではないか。それが正解なのかどうかは分かりません。それでもやっていく必要があると思っています。この部分は提案をしながらやっていけたらと水曜日の時点で感じていました。まーこの部分に関してはまた色々とあるのですが。

 

スタート練習も。10m×3-40m×3-60m×2を。30mをやっていましたが、加速段階から中間につながっていく部分までの局面の練習としては40mのほうが良いかなというのもあって。これを短時間で。短長と400mHは1台目×3-3台目×2-5台目×1という感じで。流れの確認です。細かい部分も必要だと思いますが、流れの練習も必要だと思います。レースの流れを作るという意味合いを込めて。走練習をやりたい(やっておかなければいけない)というのがあったので、ここは追い込むとかではなく「流れの中で走る」というのが中心でした。

 

「走らせたい」というのがありました。ベースになる練習が「120m+60」を2~3セットということでした。これでは少ないなと思っていたので増やすことに。短短は120-90-60-60。平地でこれくらいの距離を走ったことはないと思います。それほど多くないのですが現時点ではやっていません。他校と比べてどうなのか。ちょっと(?)少ないというのがあったので。ある一定以上の競技レベルになると1本の負荷は高くなるので何本も走れないと思います。経験的に「普通の選手」が強くなるためには「量」も必要です。走る中でしかわからないこともある。また、走ることで「自信」も生まれてきます。数本で高い負荷をかけられる選手は今のところうちにはいないのである一定の量も必要になってくるのではないなかなと思っています。短短はこれを3セット。男子は1セット目で足を攣るという感じでした。この段階で「勝ち上がりのレース」では勝てないというのが分かります。

 

短長と400mHは気持ち長い距離を。短長は「200~300」にかけての走りが微妙です。ここ最近のレースを見る限りここで大幅に減速してしまう。前半で頑張りすぎるというのもあるかもしれませんが、ある程度飛ばしていっても維持できるようにならないといけない。中盤から後半にかけてというのが課題になると思っていたので「特殊な流れ」で。試合前に250m+150mを走っていましたが、アップダウンがある感じで上手く走れていない。レースペースよりも「負荷をかけて動く」という感じが必要かなと判断して。150mー250m-120mという感じにしました。スタートに関しては段差スタートで少し差を開けて前を追います。そのほうが手が抜けないので最後まで維持できます。追いつけないというのは「負けている」ということなので。最大負荷をかけるために何が必要なのかをこちらも考えながらですね。400mH組も短長と同じ感じで。150m-150mH-120mを3セット。150mと120mは短長と一緒に競争。練習としてはこういう感じのほうが良いのかなと思っています。走練習の合間にハードルを入れることで「疲れてからのハードル」にもなります。今後はこの辺りも含めて「必要な練習が何か」を考えてみたいと思っていました。

 

イメージはあります。が、それを実行するまでのエネルギーがなかったりします。半ば「もういいかな」と思う部分もあって自分自身で難しいなと思っています。勝つための集団になるかどうか。技術的なこともですがもっともっと「取り組み」や「考え方」を見つめなおす必要があるのではないかなと思っています。徹底的にやる。その感覚がない限り強く離れないと思っています。きれいな練習も重要です。が、今はそのレベルにない。そこだけは確かだと思っています。

 

ひとまず記録しておくことにします。

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やりかた

2022-09-03 | 陸上競技

前の記事に引き続きになるのですが。昨年度文化祭がなかったのでどのようにしたらいいのかというのがありました。が、私は基本「生徒に任せる」というスタンスをとしました。若いころは自分が主導してあれこれやるというのもありました。当時のエネルギーはすでにない気がしています。

 

10年以上前。クラス展示をやりました。この時は「どれだけやるのか」という勢いで実施していました。2年次にバルーンアートで「クリスマス」を作る。

 

 

 

 

考えられないくらいの風船の量を集めて作成。風船なので前日からが勝負でした。どれだけやるのかという感じで全体で作成。

 

次の年は「ジブリの世界」を作るんだといって「張り子」を作ってからその周りにお花紙を張り付けてバランスを整える。1週間くらいはかかったと思います。とにかくひたすら。今考えるともっともっと写真として残しておけばよかったなと思いますね。

 

 

 

10年前の作品としてはかなりのレベルだと思います。文化祭の時期も11月末くらいだったので時間に余裕があったのともあると思います。とにかくやり続けていた記憶が。このころの生徒に好かれていたのかどうかもよく分かりません。年齢も近かった(20歳くらいは離れていましたが(笑))こともあり、こちらも元気でした。お兄さんという感じではなかったと思いますが。

 

今は30歳くらい離れています。自分の子供と同年代。一番下の息子が高校1年生ですから「末っ子」を見ている感じでしょうか。女子が多いクラスになっているので「おっさん」が受け入れられるのかどうかかは相変わらず分かりません。だからといってこちらが「これをやろう」という感じで全体を引っ張っていくというのはやりませんでした。途中で他の人には話していたのですが「失敗する」というのも重要だと思います。計画的にやらないと上手くいかない。それを経験するというのも重要なことだと思います。「誰かがやってくれる」という感覚の中から抜け出さないといけないと思います。

 

時間が経過していって私が教員になったころとは全く違う環境です。子供たちを取り巻く周囲の環境が激変しています。何かに熱くなるというのが少なくなっている気はします。その中で自分自身の立ち位置はどうなのか。「就職指導」「進学指導」「教科指導」は大切な部分です。しかし、それだけで「学校」が面白いのだろうか。時には「バカ」になって騒ぐことも必要ではないか。「捨てられる」ことが分かっていても多くの時間と労力をかけて「何か」を作り出す文化祭というのは「クラス」としては重要だと思います。そういう経験がないと関係性が「希薄」になってしまう。色々な活動を通じてでしかできないことがある。もちろん学校の特色もあると思います。中途半端に何かをするというのではなく「振り切れる」くらいまでやるという経験も必要だと思っています。

 

今回は「竜二展覧会」というよくわからない企画でした。私の幼少期からの写真を持ってきて飾るという流れ。教員になりたての頃、「メイド」の格好をして体育館の中を歩かされた写真を等身大にしてそれを教室に飾る(笑)。そのパネルと一緒に写真を撮るという感じでした。個人的にそれが面白いのかどうかは分かりません。残念ながら多くの生徒が行列になって教室前に並んでいたそうです(笑)。更には「数量限定」ということでストラップを作っていました。結構大きな写真を使って。前のクラスの生徒がスマホやバックにつけていました。いやいや。

 

動画を撮るということで前々日くらいにシーブリーズのCMのパクリを副担任の先生と一緒に作成。更に「踊れ」ということで図書室で言われるがまま踊る。ダンス系はちょっと苦手なのですが生徒に言われるがまま撮影。これもティックトックのような動画にされていました。まー基本ティックトックは見たことがないので良くわからないのですが。加工していい感じの動画になっていたようでした。こういう技術に関しては10年前と比べると圧倒的に高くなっています。

 

「見せ方」は大きく変わってきているのだと思います。自分自身がそれについていけていないのもあるともいます。それでも「やりたい」と言えばこの子たちが納得できるようにサポートしてあげたい。逸脱してしまう部分は抑えながらです。トータルとして面白かったのかどうかはやはり私には分かりません。それでも見に来てくれた人たちが「笑顔」になっているのであればそれは子供たちの取り組みが認められたのだと思います。今回の展示については写真は撮っていません(笑)。文化祭が終わっても写真などの残骸が教室に残っています。飾っておくといていましたがやめたほうが良いと思います(笑)。

 

10年前と今。色々な部分が違うと思います。それでも同じスタンスで向き合いたいなと思っています。それが認めらえるのか、受け入れられるのかは分かりません。「不易」と「流行」。時代が変わっても変わらないものがある。しかし、時代と共に「表現の方向」は変わっていくのだと思います。「リアル」が少なくなって「バーチャル」の部分が増えていく。それは「流行」なのかなと思います。これから先、何がどう変わっていくのか。自分は自分であり続けたいなと思います。叶うかどうかは分かりませんが。

 

なんとなく記録しておきます。率直な気持ちを。

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受け入れられているかどうか

2022-09-02 | 陸上競技

思うことを。

 
バタバタしています。木曜日と金曜日に文化祭が実施されました。昨年は何かやるという話になっていましたが夏休み明けにコロナが蔓延していたために文化祭のクラス企画が中止となっていました。これによりほとんど何もできないまま1年間を終えました。上級生がどのように取り組んでいるのかも知らないまま1年を終えました。
 
そんな中でクラス担任を代わる。何度か聞いていますが、これまで担任していたクラスから隣のクラスに代わることになりました。これまであまりそういう経験がありません。転勤によって担任が代わるというのはありました。また、経験的にほとんどなかった担任をしていた学年から諸事情により一つ上の学年の担任をするというのも1度だけ。この時はほぼ授業を持ったことのない面識のない生徒たちの担任をすることになりました。担任になってからコロナの影響で2ヶ月近く話をすることもない。私が担任で良いのかなと苦しんだ部分もあります。
 
今回に関しては同じ学年の隣のクラスに担任が代わる。非常に微妙な所でした。新しく担任するクラスは1年間全く関わりがない。授業も一切なかったので顔も名前も一致しないし、それでも担任をやるという流れ。前のクラスの生徒は隣にいます。自分の中ですごく微妙な感じがありました。1年間一緒に過ごしたクラスで卒業するまで担任という流れが多かったこともあり、違和感がかなりありました。学校行事もほとんどない中でやっていましたから新しいクラスでの担任が受け入れられているのかどうかは自分の中で分からない部分がありました。
 
今回、文化祭のクラス企画は私の小さい頃からの写真を飾るというよく分からない展開でした。クラスの8割近くが女子生徒。こちらに対して警戒をしている部分もあったと思います。それでも生徒が楽しめるならという感覚の中でやっています。こういう学校行事で中途半端にやるよりは振り切れてやる方が楽しいと思っているからです。ある意味「ピエロ」のような感じになっても生徒たちの記憶に残る時間になれば良いなと思っていました。
 
言われるがままに動画撮影をしたり、等身大のパネルを作ったり。恥ずかしいとかいう感情はどこかに置き去りにして「笑い」が生まれれば良いなという感じでした。年度当初は重い感じもありました。グループができているので上手くまとまりません。それでも少しでもこの子たちが笑顔になれるなら空が一番かなと、言われるがまま。知らないおっさんがいきなり担任になっている部分もあるので受け入れられるのかどうかはいつも気になります。
 
これもいつも書いていることですが、生徒に迎合する気はサラサラありません。生徒に合わせて自分自身を見失うなら担任をやる意味はないかなと。時代も変わってきています。考え方自体が受け入れられなくなる可能性はあります。それならそれで仕方ないかなと。担任をすることに今の仕事の意味を感じていますが、それも受け入れられない時代になるかなというのはずっと感じています。そうなれば今のような生徒との関わり方はもう無理だろうなと。
 
私は自分らしく働いていきたいと思っています。多様性云々ではなく。自分自身が信じる形で生徒と関わっていきたい。これまで女子が多いクラスで担任をすることが多かった。昨年は逆にほとんどが男子のクラスでの担任でした。全く落ち着きはありませんでしたが、元気はありました。元気だけでしたが(笑)。2年になって担任が代わってこちらが投げかける言葉がどれだけ伝わっているのか分からないなと感じながら過ごしてきました。
 
今回は題材が見つからなかったのだと思いますが、私を使ってそれぞれがやり易いように取り組んだのだと思います。それはそれで良いと思います。以前に比べるとクラスに笑顔は増えたと思います。もちろん全員が全員とは思いません。それでも全く違う方向を向いていたものが少しでも同じ方向を向いてくれたら良いのかなと。楽しんでくれているのかどうかは今でも分かりません。受け入れられているのかどうかも。私自身は「絶対的正義」だと思ったことはありません。その場その場で受け入れてもらえるのかは分からない。
 
担任として「好かれる」ために何かをしようとは思っていません。とはいえ、クラス全体が「拒否反応」を示しているなら担任をやらない方がいいと思っています。何となく受け入れてもらえるようになったのかなという印象はあります。担任ができなくなったら今の仕事に対しての想いは半減以下です。意味を感じなくなるかもしれません。クラスのある生徒が「来年も担任を」と言ってくれていました。全員がそう思っているとは思いませんが、言葉にして伝えてもらえるのは多少なりとも救われます。少しでも意味のあるのかなと。
 
上手く書けませんが。冷静に見ながら今の自分の状況を判断したいなと思います。ある程度年齢を重ねています。その中で立ち位置をしっかりと見極めたいなと考えています。これから最近、自分自身がどうなるか。どうしたいのか。
 
また書けたらとは思います。まとまりません。
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