あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

フレッド・ジンネマン監督の「わが命つきるとも」をみて

2016-01-24 11:10:18 | Weblog


闇にまぎれてbowyow cine-archives vol.975

 1966年の英国映画でヘンリー8世(ロバート・ショウ)に斬首されたトーマス・モアが主人公ずら。

「わが命つきるとも」はいい邦題であるとは思うが「わが命尽きるとも」と漢字にしなければ意味が通じないだろう。

 チューダー王朝を存続させるために6人の王妃をとっかえひっかえしたヘンリー8世のような好色漢に対して、いくら「筋目」を説いても聞き分けられようもない。

 信念を貫き通して毅然として死んでいったモアを(ポール・スコフィールド)が好演している。

 ぼうと眺めていても誰も気づかないと思うが、ウルジー枢機卿役にオーソン・ウェルズが出ている。


   耕君の区分判定は4なるが5を目指して検査に行きけり 蝶人
コメント
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