西暦2024年神無月蝶人映画劇場 その6
闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3802~06
1)ザック・ブラフ監督の「87分の1の人生」
スマホのわき見運転から暗転した人世を描くフローレンス・ピユー、モーガン・フリーマン主演の2023年製作の映画だがラストは甘すぎる。
2)エミリス・ベルビス監督の「マシンガン・ツアー」
ロンドンで強盗した連中がなんの因果かリトアニアに漂着して繰り広げる2014年製作のハチャメチャ逃避行映画。
3)ラウール・ウォルシュ監督の「不死身の保安官」
ロンドンから猟銃を販売するために西部へやってきた商人が保安官になり、先住民の養子になり、不倶戴天の両グループのガンマンたち和解させ、豊満な酒場女ジェーン・マンスフィールドと華燭の典を挙げるまで。ありとあらゆるウエスタンがその存在理由を失ってしまった現代にあって、殆ど唯一の後世がみるに値する1958年の貴重な西部劇。
4)ロバート・アルトマン監督の「Imeges」
1972年の何が何だかさっぱり分からないホラー映画。よくもこんなくだらない映画を作ったものよと変なところで感心する。
5)サラ・ポーリー監督の「ウーマン・トーキング」
男たちの暴行に対して、反抗するか、従うか、それとも逃走するかの3つの選択肢を徹底的に討論して、女たち全員が村を出ていく2022年の物語。
朝食後7種の薬を飲みこめば5分もたたず下痢してくだる 蝶人