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こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

世界の未来は黄砂にまみれ

2021年03月30日 | 日本のこと、世界のこと
 黄砂がずいぶんやってくるようで、予報では関東地方を除いて日本中が黄色く塗られていた。鎌倉の空も春霞であるのか、やっぱり黄砂が混じっているのかよくわからなかった。昼間はずいぶん気温が上がったようだけど、帰りにはそこそこで、夜桜見物でもしていたらやっぱり寒かったのだろうか。

 昨晩、中国のGDPが2030年ごろには米国に追いつきやがては追い越すだろうというニュースを見た。そして、中国は台湾を国の一部にすることを急いでいるということも。日本経済が過去の栄光にあぐらをかいて停滞しているうちにあっという間に中国に追いつかれ追い越されてしまった。これは、その間何もしないでいた政治家、官僚の責任が大きいと思われるし、阪神淡路(平成7年)、東日本(平成23年)という二つの未曾有の大震災に見舞われたという不運も重なった。

 中国が躍進するのは大いに結構なことで、日本経済も中国に負うところが大きいので甘んじてその恩恵を受けるしかあるまい。というよりは、世界中が中国経済なくしては立ち行かなくなりつつある。しかしながら、中国の覇権主義は困る。チベット、香港の問題はおそらく報道されている以上に苛烈なものだろうから、もし日本が中国の支配下になったとしたら大変なことになる。国語は中国語となり、歴史は書き換えられ、同化政策がとられ、そして民主主義が失われる。そんなことになったらと考えるとゾッとする。これは荒唐無稽なことではないと考えられるほど中国の影響力は飛躍的に増大している。

 想定の範囲、なんて言葉はこちらの都合のいい考えでしかなくて、そんな人間が考えたら容易に超えられる。これからも最悪のことを想定しなくてはいけない。ミャンマーの軍事政権による弾圧も想像を絶するものだし、他の国々に起きている多くの内戦、虐殺もこの島国にいては実感として感じられないだけだ。では、中国が日本に戦争を仕掛けてきたらどうなるかと考えていなくてはなるまい。北条氏は元寇なんて考えていなかっただろうに、攻めてこられた。今の世の中、神風が吹くということなどありえない。米国はしょせん太平洋の遠くにあって、日本をどこまで助けてくれるかなどわからない。

 日本を取り巻く情勢は黄砂の嵐の中にあって、今見えているものが本当のものなのかも不確かだ。この国は、国民はそんな覚悟を持って生きていく必要がある。
危機意識を持とう

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