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新型コロナウイルス感染症(COVID 19)の世界的感染拡大は燎原の火の如くとどまるところを知らない。欧米各国は対応に追われていて、多くの方が亡くなっている。発症から亡くなるまで10日前後と急速に進行して亡くなる方もいるようで、単なる上気道感染症ではなく、深刻な状況になりうるということを自覚しておかなければいけない。不幸にもこの新たな感染症によって命を落とされた方々へお悔やみを申し上げます。
人類とウイルスとの戦いと書いてから1ヶ月半たった(これはある意味人類対ウイルス - 2020年1月29日)。2月いっぱいが山になるだろうと思っていたが、3月12日にWHOがパンデミックを宣言し、感染封じ込めの包囲網はついに決壊。とはいえ誰もが、いつかはこうなると思っていたし、案外遅かったという気もする。流行が始まった時点で中国の人は日本中津々浦々にいたし、そもそもインバウンドで潤っていたのだからそのこと自体は何とも言えない。そして中国のおかげで潤っていた人が数多くいたということは世界中、どこも一緒なはずだ。日本はさすが島国、国内での感染拡大は、ある程度封じ込めているが、ヨーロッパ旅行からウイルスを持ち込む人があとを絶たないのは伏兵あらわるという感じだ。アメリカは事実上鎖国のようなことをしている。それ以外の国も国境封鎖などしているが、そのこと自体にどれほど意味があるのかわからない。いずれにしても、国境も国家も感染症の前には意味のないものだったということが明らかとなったのではないか。
この”新型コロナウイルス感染症禍”を機に世界はもっと仲良く幸せな共同体なることはできないか、そもそも国境とか国家というものに意味などないと世界人類が自覚できないだろうかと思った。たとえ小さなフラワーポットの中であってもそれぞれの花は美しく咲くことができる。
今や自動翻訳機の進歩により、神がバラバラに乱したという言語の問題をクリアしつつある人類、世界の言語を合わせても7000余りというのだから、C3POとまでいかなくても、誰とでも胸襟を開いて話すことができるようになる日は近い。神は再び人類に試練を与えようとしているのか、それともこれこそが新たなる試練なのか。そんなことをいっても、それより別の障壁がいくつもあるのはよくわかっているが、それでも希望を持っていきたい。
塞翁が馬