こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

人生という細い糸

2021年01月28日 | 生き方について考える
今日はまた真冬並みの寒さになるというので、一番暖かいコートを着て出かけた。
もう、13年も前に亡くなった義父はおしゃれな人で、ずいぶん多くの上質な服を持っていた。
私より背が少し低い程度の人だったので、亡くなったあと腕の長さがあまり気にならないサイズのコートを3着ほど譲ってもらった。
もとから使っていたコート(これは、買い物好きの義母がプレゼントしてくれたもの)と合わせると5着もあって目移りして選ぶのに困ることもある。
あまり着ないでいると妻に断捨離を迫られてしまうので、ローテーションを組んでどれも使うようにしているが、寒い時は今日着ているダッフルコートになる。
とはいえ、雨の日はダッフルコートは湿って重くなるのでいくら寒くても着ない。
そんな時はヒートテックを使って、防水性の良いコートを着る。

自分の小遣いで買ったコートというのは無くて、この先もおそらく買うことはないだろうといのは恵まれた話で、義父には感謝している。
そんな義父だったが、美食家でもあって、その例に漏れず糖尿病を患い死期を早めることとなった。
亡くなる頃は入院しがちでほとんど家にいたが、元気な頃だったらそれこそどこかのクラブか飲み屋で新型コロナウイルス感染症クラスターに巻き込まれ、基礎疾患のせいで重症化していたかも知れない。
そう考えてみると、この窮屈なコロナの時代に生きていなくて幸せだったかもしれない。
人間の人生なんて細い糸を針の穴に通しながら生き延びているにすぎない。
人生という糸、丈夫なものもあるかも知れないが、遠くから見ればどれも似たり寄ったり、長さには限りがあって、やがてすべては尽きる。
その長さは50歩100歩。
死は糸が尽きることで、死んだら終わりで何もない。
死後の世界とは、自分が死んだ後の自分がいない世界であって、そこに自身は残っていない。

どうせ死ぬとわかっているのだから、生きているうちはまっとうに過ごしたい。
人生の残りがわずかとなってきて、いまさらどうこうしたくてもそれほど多くのことはできないかも知れないが、それでも、晩節を汚すような生き方はしたくない。

天気予報通り、雨が夕方からは雪となり、足が冷たい。
明日は晴れてくれるといいのだが。
どうも元気が出ない

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