こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

奥ゆかしく礼儀正しい日本人にマスクはよく似合うのかも

2022年04月22日 | 自然災害・事故・感染症
 昨日の夜の大雨をたっぷり吸った木々の新緑が美しく、春本番というよりは初夏の訪れを予感させるような朝となった。今日は気温もずいぶん上がるとのこと。大雨で水やりが入らないのはとても助かる。新型コロナウイルスは相変わらず変異を繰り返して、今度はBA .2株とかで、大型連休で入れ替わりそうとのことだ。感染再拡大との分析もあり、この先どのようになっていくかわからないが、今の”ウィズコロナ”体制が日本には定着していくに違いない。

 米国ではマスクをつけたり外したりというのが、論争になっているが、日本では、法律も何もなく、”自粛警察”といえる国民同士の相互監視体制によって依然としてほとんどの人がマスクをしている。それより何より日本人の顔を日本人として特徴づけている鼻の下から口までがすっぽり隠せるというのは都合がいい。

 ロシアのプーチン大統領がウクライナ東部の要衝マリウポリを制圧したという国防大臣からの戦況報告を聞く場面が流されていた。2月にフランス大統領と大きな机の端と端で話していたのが、今回は手を延ばせば届くような距離で対面、ノーマスク、アクリル板も置かないで話をしていた。あれでプーチン大統領が新型コロナに感染してくれたら侵略戦争をやめてくれるのではと考えたが、それでは”武力による現状変更”を糺すわけではなく、本質的には意味がないので新型コロナに期待するのはやめた。

 テレビでは欧米の首脳たちの集まる姿を頻繁に見るが、ほとんどの人がノーマスクだ。それはカメラが回っているところだけで、普段はつけているのかもしれないが、日本の財務大臣は記者会見でもしっかり顔を隠して日本のG20での対応を話していたので、誰が話しているのか曖昧にして誤魔化すという点でも、マスクは役に立っている。電車などでマスクを外している人を見かけると、"顔を全て晒しているという状態”に対して微かな違和感というか驚きを感じていることに気づくことがある。私は、仕事中はノーマスク。こんなことで、仕事中一人で顕微鏡を覗いていられる病理医になって良かったと思うようになるとは意外だった。ドアに向かって座っているので、ノーマスクで私が待ち受ける部屋に入ってくることに躊躇する人もたまにはいるが、そんな人も私がマスクをつけるまで待った後で入ってくる。
 こう考えてみるとマスク着用は、感染拡大防止というよりはエチケットに近いものとなっている。そういう点でも、奥ゆかしく礼儀正しい日本人にマスク着用という習慣は合っているのではないかと思う。ただ、私の部屋に入ってくるのを躊躇するのは、私のゴリラ顔を恐れてのことかもしれない。
ケバだったマスクは嫌

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