こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

だって、やることないんだもん

2020年03月05日 | 自然災害・事故・感染症
もしかしたらとは思っていたが、彼らの行動はよほど早かった。先週の金曜から急に朝夕の通勤時間帯における若者の割合が逆転しておかしな感じだと思っていた。今度の私の職場への通勤路線沿線には大学が多く、普段は朝に多く学生を見かけるのだが、帰宅時の方が学生らしき若者が多い。都心で乗り換えるターミナル駅でも外国人観光客が減っただけで、若者の数は相変わらずだ。夜夜中というわけではないだろうが、学生が繁華街に繰り出しているらしい。
そんな学生へのインタビューで、彼らは、”全然平気”、という感じ。
「だって、(家にいたって)やることないんだもん。」
確かにそうだ。学校もなく、経済活動の停滞でバイトすらない。閉門蟄居自宅謹慎といわれても若者にとっては酷な話だ。カラオケ・ゲーセンに入れないようにしたところで、それぞれの家に集合して一緒にいたら大して変わらない。
そもそも、彼らは新型コロナウイルスに感染しても、症状は軽度だ。ちょっと熱っぽいなと思ったところで、すぐに治ってしまう。

テレビも新型コロナウイルス関連のことをワイドショーで知らせているばかりでなく、若者向けの番組・映画を流すとかして家から出なくて済むような努力をしてみてはいかがだろう。もちろん、ネットを使った在宅学習だって急いで考えるべき。「全国の若者の皆さん」にお願いするばかりではなく、ハイリスクグループにあたる中高年層にも努力が必要だ。
どんな努力が必要か?それは私を含め、中高年層自身が考えなくてはいけない。感染拡大の責任を若者に転嫁してはいけない。
一理ある

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