急速な気温の低下に体もびっくりしている。
厚着の人が急に増え、電車は若干混み気味。
鎌倉の紅葉も一気に始まった。
「またトラ」で、日本の政界・経済界は蜂の巣をつついたような騒ぎだが、これほどまでに米国におもねるというのもどうかと思う。
先の大戦で敗戦国となり、米国にいまだに占領されているが、あちらがあまりにも過大な要求をしてくるというのであれば、そんなものに応じることはできないと突っぱねてもいいのではないか。
このところあれこれ書いているのは、米国中心で世界を回してきたことが果たして正しかったのかということに依拠している。
なぜ、米国以外の世界中が米国の一挙手一投足に恐れ慄かなくてはいけないのか。
全ての国は対等なはずで、すくなくともロシアと中国などのBRICSは米国に敢然と立ち向かっているという見方もできなくはない。
強権国家という見方も、あるにはあるがそれは程度の問題かもしれないし、こんな状況をみせつけられたら米国だって十分強権国家だ。
日本は世界再編のキャスティングボートを握っているというぐらいの矜持があってもいいように思う。
ビクビクしないで
トランプ氏が米国の次期大統領に決まってから、その保護主義的な政策を危惧する声が上がっているが、それが米国の総意だと思えば諦めるしかない。
同盟国なのに中国と同様に扱われるのは残念だが、では日本国民はどの程度のことを目指しているのだろうか。
アメリカ以外にも共栄すべき国や地域はあるのだからそこと一緒にやったらいい。
そもそも日本は人口も減る一方で国力は落ちるばかりだ。
米国にすがるのは悪いことではないが、あっちが見捨てるというのならばそれを甘受するしかない。
グローバル社会ではどこと組むとか、どことは組まないというのはナンセンスだ。
これからの世界が、米国と米国以外という図式になっても、それはそれでいいように思う。
もっとこぢんまりとした国になっていったらいいのではないか。
それはそれで保護主義的なのかもしれないが、それはそれで致し方ない。
寒くなってきた
今朝も気温は15度を切って、この辺りも紅葉が一気に進みそうだ。
人口が多ければそれでいいというわけではない。
都心にばかり人が集まってゆったりした生活に結びつかないということなど色々問題がありそうだ。
岸田前首相がぶち上げた異次元の少子化対策は、103万円の話でどこかに消えてしまったようで、とんと聞こえてこない。
こういうのは矢継ぎ早に対策を立てなくてならないだろうに、一体どういうことなのだろう。
若い人は1ヶ月、2ヶ月で意思決定をするのだから、年寄りがうかうかしている間に婚期だって逃してしまう。
そもそも結婚とか子供を持つなんてことは勢いがなければできないことで、そういうつもりがないといけない。
私でもわかるのは消費税が高いということ。
子育てが終わって、生活はずいぶん楽になったが、それでも日々の食費などはずいぶん高いと思う。
誰が子育てしていて、誰はそうではないということはわからないから、結局のところ消費税を下げるしかない。
財務省が何をどう考えているのかわからないが、国をあげて子育てを考えないといけないところに来ているのに、無策すぎはしないだろうか。
各種給付金の充実も
晩秋に入って、あさってはもう立冬。
暦の上では冬に入るわけで、秋はいったいどれほどあったのか。
相変わらず、闇バイトがらみのニュースが後を絶たない。
個人情報を握っているという”指示役”というのも、これほど社会問題化してしまい、どうしようもないと乱れ撃ちのようなことになっているのだろか。
実行役といわれる若者は数万円のために一生を棒に振っているいっぽうで、指示役と言われる人物たちは全く捕まらないようだ。
警察も頑張っているのだろうが、最新テクノロジーを駆使し、悪知恵の限りを尽くし、個人情報をネタに、次々と犯罪を起こさせる。
私は実行役本人ではないのでその人たちの心情はわからないが、わかることは私にもそういう危険があったということだ。
賭け事で借金を重ねて、闇バイトに情報を提供するなんてことをしていたかもしれない。
大事になる前に止めていたかもしれないが、個人情報は一生他人に晒されていたかもしれないと思うと、時代が違ってよかったとホッとする。
犯罪のハードルが低くなった
今日も秋晴れ。
昨夜はベイスターズが優勝して妻と祝杯をあげた。
米大リーグで活躍する大谷翔平の、”ヒリヒリする1ヶ月”という、ポストシーズンへの見方が変わって、ペナントレースの優勝から日本シリーズでの優勝が真のチャンピオンということになってきたようだ。
実際、ワールドシリーズにしても日本シリーズにしても、最後の4勝から逆算してポストシーズン、それどころかペナントレースの終盤からローテーションを考えなくてはならなくなった。
最後の1ヶ月、ボーナスシリーズはファンにとっては楽しいし、盛り上がる。
いよいよ明日は米大統領選挙。
テレビの報道ではアメリカ国民が困窮しているという話が流されている。
大リーグの盛況ぶりをみるとそんなことはないと思うが、困っているのは日本だけではないようだ。
アメリカでさえそうなのだから、よその国は推してしるべし。
世界がどうなっていくのか混沌としている。
日本の政治家よ私利私欲に走るな
昨晩は警報が出たほどの大雨だったが、今朝は台風一過の晴天。
3連休の後半の今日明日は晴天に恵まれるとのこと。
鎌倉は朝からものすごい人出。
妻が七里ガ浜に用があって送ってきたついでにアンを連れて歩いた。
スラムダンクの聖地、鎌倉高校前駅はホームから人がこぼれ落ちそうになるほど。
江ノ電も超満員。
私とアンは片瀬海岸まで散歩。
歩道にも人が溢れていて、ゆったり歩けない。
ほとんどが外国人観光客。
妻と一緒に帰るつもりだったが、諦めてひと足先に帰ることにした。
これだけ天気が良ければ、これほどの人出も無理はないが、もう昔の長閑さはない。
インバウンドとアニメで日本を売り出すという政策はうまくいったわけだがずいぶんな痛みを伴っている。
潤っている人もいるわけで
朝のうちは晴れ、夜には雨になるとのこと。
大谷翔平のドジャースが、移籍していきなりのワールドチャンピオンになった。
大谷が何かを持っているのか、それとも優勝しか知らない山本由伸が真の勝利の女神なのかわからないが、まずは夢の一つを達成できてよかった。
あとは、ベイスターズが日本シリーズを制覇してくれたらいうことはない。
今日のタイトル、”あとふたつき”と書こうと思ったのだが、変換だと”あと二月”となる。
”あと2月”というのは意味が違うようだし、”あとふたつき”というと蓋でもがかかっているようにも読める。
いくら難しい漢字を知っていてもそれを上手に使うことができなければ時としてとんでもない意味になってしまう。
日本語の表現は難しい。
国民民主党がキャスティングボートを握ってからの政治の世界でもいろいろな言葉が飛び交っている。
まあ、あの世界はそんなところで、みなさん日本語の表現を尽くした腹の探り合いでご苦労なことである。
医療業界でも、難しい臨床経過をとるような症例ではいろいろにとれる表現をせざるを得ない時があるので、よその業界をあれこれ言う資格はない。
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昨晩は綺麗な星空。
放射冷却があったのか、今朝は少しひんやりした空気に包まれ、いよいよ本格的な秋がやってきた。
国民民主と維新はまずは自公に政治を任せることにしたようだ。
それにしても、決選投票になっても、自身の党の党首の名前を書くという、実質白票もしくは棄権というのはある意味暴挙では無いかと思う。
少なくとも、投票に行かない人を批判する資格はないように思う。
選択肢の乏しい小選挙区制となって、いざ投票所に行っても誰に入れていいか悩んだ末誰かの名前を書く人も多かろうに、彼らは堂々と棄権する。
そんなのは政治的判断からの逃げで、棚上げのように見える。
たったの1日、2日でそんなこと決めるのはどうなのか。
自公に与するのならば堂々としたらいいのに。
駆け引きと言ってしまえばそれまでだが、そういうことをいつまでもやっているから政治は分かりにくく、”そういうのに疎くって”というような若者を増やしてしまう。
今夜はハロウィン
今日もよく降っているが、午後には止むそう。
なんとか心と秋の空とは、こういうのをいうのだろうか。
中学だかの時、英語でキャスティングボート(casting vote)という言葉を習ったことがあった。
その時は、字義どうり覚えたが、実感としてどんな意味かわからないままだったが、今回の総選挙での自民党敗北の結果、その意味がやっとわかった。
自民、立民が拮抗することとなって、国民民主の玉木代表がキャステイングボートを握っている。
今後政界再編となるのかどうか興味深いが、簡単に嘘をついたり、約束を破ったり、宗旨変えしたりすると痛い目に遭うというのは各党、各政治家はよくわかっているだろうから慎重に動かざるを得まい。
それにしても、”国民民主党の玉木代表がキーマン”、というよりは、”キャスティングボートを握る玉木代表率いる国民民主党”と言った方がなんとなく格調が高い気がする。
せめてNHKにはそんな表現を使ってほしいと、遠い中学時代のことを思い出しながら考えた。
議長は我々国民か
曇り空に加え、気温も低い。
今夜はまた雨とのこと。
ドイツの自動車メーカーフォルクスワーゲンが工場閉鎖、人員削減に踏み切るというニュースを聞いて、残念な気持ちになった。
ドイツ車が売れない理由はもちろん、中国製のEVをはじめとする海外進行勢との価格競争であることは言うまでもない。
かつては、日本車もそうやって欧米メーカーを駆逐してきたのだから、中国、韓国ばかりがどうというわけでは無いが、ちょっと違うような気がする。
日本車のアドバンテージは低価格とともに、その品質の高さだった。
高品質の上に、壊れない。
車以外の製品もそうで、だからこそ世界に誇れたのではないだろうか。
今、世界市場を席巻している製品はどこまで品質が保たれているだろうか。
この話を聞いて、先日トイレを修理してもらった時のことを思い出した。
海外メーカーの安いトイレットペーパーを見て、業者さんに
これ、使ってる方多いですけど、よく詰まるんですよ。
トイレットペーパーは日本製の方がいいですよ。
溶け方が段違いですから。
と言われた。
トイレットペーパーにしても日本製品の品質の高さは折り紙付きのようで、次からは日本製戻そうと思った。
海外メーカーの方が安くてお得に見えるが、それで壊れたりしたら後で泣きを見ることになる。
世界はそんなことであふれているのでは無いだろうか。
家電など、日本製のものを使い慣れていたのを、安い外国製品に変えると使い勝手が悪い。
きめの細かさが段違いなのだ。
そうやって海外の安い、廉価版が主流となると、ちょっとの値段の差で売れなくなった、高品質の日本製品が駆逐され、いつの間にか無くなってしまう。
廉価版、普及版が悪いというわけでは無いが、デフォルトで高品質の日本製品が価格競争で失われていくのは残念だ。
デフレと言っても、海外の低価格競争に巻き込まれて、ある意味粗悪品を流通せざるを得なかったと言えるのでは無いだろうか。
そういう観点から考えると日本自体が悪かったのではなく、安かろう悪かろうに迎合した我々自身にも責任があると考えなくてはいけないのかもしれない。
立ち直るチャンスも高品質にある
大雨。
午後には止むということだが、長傘をさして出てきた。
総選挙は自民党の敗北となった。
石破森山執行部が何を考えて畳み込むようにして選挙を仕掛けたのかわからないが、裏金カルト議員を一掃できたのは良かったのでは無いだろうか。
このまま退陣とはならないだろうから、内心これで上出来と思っているかもしれない。
立民はかつてのような議席数を回復し、自民党への対立軸としての存在感を印象づけた。
あとは、新人議員の不祥事と分裂が心配だ。
中堅議員が引き締めてしっかりやってもらいたい。
とにかく、ヘマだけはしないでほしい。
自民党と立民がどこと連携していくかはわからないが、まずは公約をしっかり守ってくれたらいい。
開票速報を見て思ったのは、自民党の候補者が他の党の候補者と横並びにみえたということ。
これは、政治の多様性を実現してゆく上で大事なことだ。
政治が安定しないという不安はあるが、新しい日本を産むことに対して、国民も苦しみを受け入れるべきだ。
10年後には今回の総選挙が日本再生のラストチャンスだったといわれるように政治家には頑張ってほしい。
次は投票率を上げよう