6月は、洗いが追いつかない
「日本舞踊の着付け」には、必ず補整が必要です。
しかも、リハーサルと本番のニ回着付けます。
「きつけ塾いちき」では、そのたびに使った補整を全てクリーニングしています。
東京の衣裳屋さんが、「いちいち補整を洗っているところは、あなたの所だけだ」、と驚いていらっしゃいました。
「踊り手さんは、お気づきではないと思いますが、気持ち良く踊って頂くための、私たちの気持ちなのです。」
ですから私たちの補整には、シミがありません。衣裳方の小さな誇りです。
今日は5月30日の「吾妻寿賀穂の会」の補整、延べ41人分の補整が帰ってきました。
手分けしてクリーニング。
今からアイロンがけです。補整の紐の一本一本までアイロンをかけて、次回の舞踊の着付けに備えます。
6月は、手早く処理しないと、100人分の補整の洗いが追いつきません。
汗のシミ付いた廻し使いではなく、「アイロンがけの真っ白な補整で着付けて差し上げたい。」…