糸巻器でボビンに糸を巻き、準備万端
糸は市販の厚紙に巻いたものでは使えないために、ボビンに巻きかえるための糸巻き器を作りました。
工作用の多段ギアミニモーターを使い、回転を自由に変えないとうまく巻けないので、モーターの速度調整をしました。(上の写真右側面の、黒い小さなツマミ)
電池は、単三電池4個でも強力です。
ボビンはベトナム製のもので、100円ショップで求めました。
ボビンが入っている丸い筒は、反物の巻き芯です。
この縫製スタンドひとつを、二人一組のチームが使います。
4組8人が着付ける場合は、4個…手提げのケースが2個持っていくわけです。
いつも現場では、一組が使う針は6本と決められています。
針が行方不明になったら大変です。見つかるまで針探しが続きます。
今日で、裁縫スタンドの点検も終えました。
今週の土曜日(23日)は本番前のリハーサルです。
残りの用具の点検は続きます。
裁縫スタンド(針・糸・その他の点検)
6月24日(日)は、「吾妻流千光会合同舞踊会」(鹿児島市民文化ホール)。
7月8日(日)は、花柳新千代社中(日南市)。
7月14日(土)は、福岡の長谷川社中(サザンクロス筑後)。
7月22日(日)は、花柳幹都社中(都城市総合文化ホール)。
これから7月までの舞踊の会のスケジュールです。
着付け前に、用具の点検をして本番に備えます。
着付けに伺う衣裳方には、それぞれに必要な道具があります。
私たちが必ず持っていくもののひとつが、「裁縫スタンド」です。(写真)
長さは90cm巾は15cm、厚みは5cmの桐材のボックスです。
立ったままで作業するにはちょうどいい高さなのです。
移動するときは、二つが合体してケースのようにして運びます。
現場では下の写真のように分離し、足を立てて使用します。
ネジのゆるみはないか、破損したところはないかなど…
ネジのゆるみなどがあると、桐材なので柔らかく、傷みやすくなります。、
自装学んだから、他装の楽しさもわかってきて!
結婚する前から「きつけ塾いちき」で着付けを学び始めた坂元さん。
結婚・出産と長いブランクにもかかわらず、ヨチヨチ歩きもできないお子さんを連れて、着付けへの挑戦を続けられました。
鹿児島のおけいこ場では、坂元さんに限らず、多くのお母さまがお子さん同伴でおけいこにお越し頂いています。
今日のお教室で、「振袖の着せ付けを習い始めて、やっと着付けを本格的に習っている気がしてきました…」と明るい顔でおっしゃいました。
坂本さんが始められたのは「自装の着付け」(自分が着れる様に成ための着付け)。
「きつけ塾いちき」の自装のカリキュラムには、第三段階で…正装の着せ付け・子供と女性の袴・男性の羽織袴・振袖・留袖の着せ付け等ががズラリ。
なぜと思われるでしょうが、自装を覚えたい方にも、家族があり、ご主人やお嬢さんがいらっしゃいます。
着せ付けの技術を身につけて、生徒さんのまわりでもお役に立てて頂きたいからです。
もっと着せ付けを学びたい方は、振袖、留袖・花嫁・日本舞踊などの専門を進んで頂けたらいいのですから…
その時は、本格的にプロとしての技術を学ぶことになることでしょう。
今日は「自装の着付け教室」が、生徒さんの向上心に寄り添った気がして、うれしい一日でした。
坂元さんのお子さんですが、「走り回って目を離せない」ほどだということです。
現在は保育園に預けて、おけいこに来られているために、今日も会えず…。
元気なのはいいのですが、抱いて子守りをした子守担当としては、わずかに寂しいほうが勝っているのであります。