今朝は濃い霧に覆われていたが、朝霧は間もなく消えて、久しぶりに青空が顔を出した。
午前中は田に入って凹凸をならし、浮いているごみを取り除いた。
風はまだ冷たいが、春の日差しが爽やかで気分は良かった。
一仕事が終わったところへ、友達の家族が訪ねてきた。
さっそく裏山で椎茸や山ウドなどの山菜を採って、昼食は山菜尽くしに舌鼓を打った。
揚げ立てのコシアブラやわさびの葉、ウドの葉、椎茸などの天ぷらは、香ばしくておいしかった。
やはり、取り立ての素材をその場で調理して、大勢で食べるのが、一番美味しいようだ。
近所でワラビを少し採った後は、岩井牧場まで足を伸ばしたが、まだ時機が早くて出ていなかった。
いつも鎌で刈るほどたくさん出るところだが、今年は少し遅れているようで、今月の下旬あたりが良さそうだ。
その代わり、もう終わっているかと思っていた湿地の水芭蕉が、ちょうど見ごろだったのはラッキーだった。
高台から見た笠が岳の雪形は、まだ不鮮明で、田植えは早いと云っているようだ。
オーストラリアから、一時帰国していた小学生の姉妹は、犬を連れて山菜を採りにいったり、水路を泳いでいた蛇にびっくりしながらも、嬉々として山里を楽しんでいた。
今夜はママとおばあちゃんと一緒に平湯温泉に一泊し、もう一家族は山菜をおみやげに名古屋へ帰っていった。
山菜は去年ほどたくさん採れなかったが、お天気が何よりのプレゼントになった。