雨上がりの今朝は蒸し暑かった。
30%を切っていた湿度が、一挙に80%を越している。
気温が上がると、地面の水分が湯気のように立ち上っていく。
こんな天候は、作物の成長を促すが、雑草の繁茂や虫の発生にもつながる。
土が濡れて軟らかい間に畑の草取りを始めたが、ここ数日で雑草がずいぶん大きく育っていた。
スギナ、イヌタデ、オオバコ、ハコベ、ドクダミ、ヒメシバ、タンポポなど等が、競って生えている。
雑草の勢いに負けず、虫の発生も目立ってきた。
蝶の幼虫は、葉ものを食い荒らすし、「目せせり」は顔の周りを飛び回り、目や鼻の穴に飛び込んでくる。
雑草を放っておくと、土壌の養分や水分を奪ったり、日光を遮り作物の生育を阻害する。
農作業の大半は、草取りといわれていたが、現在は除草剤の普及により、作業が飛躍的に軽減されている。
小さな家庭菜園なので、何かと問題のある除草剤で雑草を抑えたり、殺虫剤で虫を殺したりはしない。
多少収穫量が減ったり、虫食い痕があっても、安心と安全を優先している。
これから収穫までは、雑草や虫との本格的な戦いが始まる。