今朝、田んぼを見に行ったら、動物の足跡が入り乱れてついていた。
偶蹄目の動物特有の足跡は、イノシシかカモシカのどちらかだろう。
田んぼの近くでは、イノシシが餌のミミズを探して掘り起こした跡があちこちに残っているし、カモシカも田んぼの奥でよく見かける。
中に入ってよく見ると、20株以上が横倒しにされたり、踏まれて泥の中へ捻じ込まれた状態になっていた。
それほど酷くはないので、起こしたり泥から掘り出して、1株ずつ丁寧に修復した。
イノシシが泥浴びをしたり、掘り起こした田を見たことがあるが、まるで重機で掘ったような、すさまじい状態に唖然としたことがある。
それに比べれば、被害も軽微で、元に戻すことが出来て助かった。
稲株を踏み倒すような乱暴な歩き方でなく、避けるように歩いているのは、荒っぽいイノシシの所業とは思えない。
ひょっとして、おとなしいカモシカが、散歩のついでに田んぼに入ったような気もするのだが。
クンクン捜査官は、足跡を盛んに嗅いでいたが、犯人の特定は出来ないようだ。
冗談はさておき、今後の対策を立てなければならないが、トタンの防護柵を今の時期から作ると、草刈りをするときに邪魔になる。
不寝番をするのは不気味だし、ロケット弾や爆竹、爆音発声器なども慣れると効果は薄いといわれている。
電気柵は設置が簡単で効果があるようだが、にわか百姓は補助の対象外で、自己負担で買うには高すぎる。
動物たちのルートになってしまったら大変なので、ここは危険である事を何らかの方法で知らせる必要がある。
修復作業が終わって、田んぼに水を張ったら、元通りの美しい姿に戻ったが、次の一手が思いつかない。