名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

山里の鯉のぼり

2011年05月06日 | セカンドルーム

 

大型連休が終わり、再び静かな日常に戻った。


集落の桜も開花し、山も萌黄色に染まり始めた。
芽吹きの遅い栗や楢の木は、まだ冬枯れのままで、新緑が出揃うのは6月になる。
連休を利用して、田起こしや代掻きも終わって、田植えを待つばかりの田んぼが増えてきた。
にわか農夫も周りに刺激されて、今日は畦の補修をした。


去年、畦塗りをした部分の側面と上部を、鍬を使って掻き落とし、崩れた部分を直していく。
畦にはモグラやヘビの穴がたくさんあるので、一つ一つ泥で塞いでいく。

 モグラの穴


これをしておかないと、そこから水が漏れたり、畦が崩れる原因になるので、この作業は怠れない。

 ヘビの穴


畦の4面が仕上がったので、明日以降の田起こしと代掻きが待っている。
代掻きが終わった田んぼは水鏡となって、まわりの景色を映しているが、この風景は今の時期しか見ることが出来ない。


飛騨地方の端午の節句は6月5日なので、しばらくは五月晴れの空と田んぼで泳ぐ鯉のぼりを楽しめる。
文字通り屋根より高い豪快な鯉のぼりは、都会では電線やスペースの問題もあって、田舎でしか見られなくなってしまった。


今年は、集落で真新しい鯉のぼりが2本加わった。
元気よく泳ぐ姿を見ていると、男の子が生まれた喜びが、こちらまでひしひしと伝わってくる。

コメント (4)
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