飛騨地方は今日も雨が降り続き、午後には大雨警報が出た。
河川の氾濫や土砂崩れの警戒を呼びかけていたが、今のところ川に濁りは無く、多少増水している程度だ。
おそらく乾いた大地が雨水を吸い込み、芽吹き始めた木々が、勢いよく吸水しているからだろう。
田植え前の田んぼは満々と水を湛え、山の木々とともに、自然のダムの役割を果たしている。
許容量を越さない限り自然のバランスが保たれるが、最近はそれが崩れ気味で災害を引き起こしている。
この雨で、集落の枝垂桜や山桜は散ってしまったが、八重桜は今が盛りと咲いている。
つつじや雪やなぎも咲き始めて、間もなく山吹も咲くだろう。
庭の石楠花もようやく開花したが、雨に濡れて何となく色が冴えない。
はしりの梅雨ではなさそうだが、あと2~3日は野良仕事は無理なようだ。
程よい雨は田畑や野山に潤いをもたらし、生物の成長に欠かせないが、最近は降り方や期間が極端過ぎる。
そのうちに、アフリカ大陸みたいに、四季の無い雨季と乾季になってしまったらどうしよう。