昨夜から激しく雨が降っていたが、午後になって飛騨北部に大雨警報が出た。
本格的な雨は久しぶりで、乾燥した大地が潤い、新緑もいっそう進むことだろう。
田んぼの水を止めていたが、一晩の雨で満水状態になっていた。
今日は畑の種まきを予定していたが、この降り方では無理なので、日延べをすることにした。
昨日の畦塗りで、腕の筋肉が張り体も疲れ気味だったので、ちょうど良い休養日となった。
テレビを見ていると、どこの局も中部電力の浜岡原発停止をトップに扱っていた。
菅首相は、浜岡は向こう30年間で東海地震の発生確率が87%であることを根拠に、中電に対して原発運転停止要請をしていた。
様々な影響が各界に及ぶのは間違いないが、国民の生命、財産、安全を守る立場からどうしても止めなければならないとも述べていた。
久々に見せた強いリーダーシップに対して、中電は拒む理由は無く、受け入れざるを得なかったことだろう。
最も高いリスクに晒されていると言われる浜岡原発の不安はひとまず去ったが、ある科学者が、「87%の発生確率は、明日起こってもおかしくない数字である」との言葉が頭から離れない。
30年ほど前に浜松勤務をしていたが、当時も東海地震を想定して職場単位の避難訓練をしたり、デスクには防災ヘルメットが吊るされていたことを思い出す。
その後何事も無かったのは幸いであるが、これからも天災と隣り合わせの暮らしは続く。 少なくとも人災が避けられたことはとは何よりである。