名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

名古屋から高山へ

2009年11月16日 | セカンドルーム

 

今朝名古屋を出て高山へ戻ってきた。
東海北陸道を郡上八幡ICで下りて、せせらぎ街道経由で高山へ入った。
つい先日までは紅葉がきれいだった街道も、すっかり葉が落ちて冬枯れの風景に変わっていた。


西ウレ峠の温度計は3℃を指し、池の周りは寒々として人の気配も無く、紅葉のシーズンは駆け足で去ってしまった。
お昼過ぎに家に着き、いつものように部屋の掃除をし、薪ストーブをつけて、部屋が暖まるまで犬の散歩をする。


家のまわりの風景も変化は無く、初冬の姿のままだった。
部屋に戻ってきたら、6℃しかなかった室温も22℃まで上がり人心地ついた。


犬も窮屈だったドライブから開放されて、藁のしとねで気持ち良さそうにくつろいでいる。
3泊した名古屋は、暖かくて居心地が良かったが、留守にしていた田舎家は、元に戻るまでに時間が掛かる。

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名古屋の夜景

2009年11月15日 | セカンドルーム

 

昨夜は名古屋のホテルで、中学時代の仲間と会って、久し振りに旧交を温めてきた。
20名ほどのメンバーは、殆どが悠々自適を楽しんでいるが、未だ現役で仕事をしている人もいる。
それぞれ違う分野で年輪を重ねてきた仲間達との情報交換は、何かと参考になるし、時には身につまされることもあるが、利害関係抜きで付き合えるのが良い。
昔は良かったとは思わないが、同じ世代で同じ時代を共有する仲間達と過ごす時間は貴重であると思う。

 
帰りに名古屋駅に立ち寄って、JRセントラルタワーズの人気イルミネーションを見物してきた。
今年のテーマは、「夢の散歩道」で、数分毎にシーンが変わり、四季が美しく表現されている。

 
2階のテラスには、光の並木道に沿って人気キャラクターや、テレビ局のマスコットがかまくらの前に飾られている。

 ←柳橋交差点
駅から家まで、広小路通りの夜景を楽しみながら歩いて帰ったが、柳橋辺りもきれいにライトアップされていた。
都会は日が落ちても、再び明るさが戻ってくるが、山里は月や星明りが無ければ真っ暗闇で、懐中電灯が無ければ外にも出られない。
久し振りに歩いた名古屋の夜は、文字通りの不夜城であった。

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陶製のご飯鍋

2009年11月14日 | セカンドルーム

 

昨日の午後、高山を出て名古屋へ来た。
名古屋に着いた時は、天気のせいもあって、5時前でも既に夜のように暗くなっていた。


今日は、昨夜の雨も昼前に上がったので栄の東急ハンズで、陶製のご飯鍋を買ってきた。
いつもは使い古した5合炊きの電気炊飯器で1.5合を炊いて、その日の夕食と翌日の夕食に食べていた。
同じ新米でも名古屋で食べるご飯のほうがおいしくて、高山ではそれ程でもないのは、炊飯器の差と炊く量の違いだろうと思っていた。
陶製のご飯鍋は1合炊きもあるし、かまどで炊いたようにおいしいご飯が炊けると聞いていた。

 ←29.800円
値段も5~6千円から数万円まで色々あるが、米を研いでから30分ほどざるに上げておくとか、始めは強火で、吹いてきたら弱火で5分、仕上げは1分間強火にしてから火を止めて20分ほど蒸らすなど、かなり手間がかかる。
いくらこだわりのかまどご飯でも、毎日のこととなると、これだけに手間をかける自信は無い。
面倒な火を使う土鍋は諦めて、電子レンジを使うご飯用の土鍋を買うことにした。
これを使って、僅か15分でおいしいご飯が毎日食べられたら御の字だ。
さっそく夜食に焚いて食べてみたが、新米の香りも味もいまいちだった。
中学時代の仲間と、忘年会?をやって来た後なので、満腹の上においしいご馳走で舌が鈍っていたせいかも知れない。
いつもつまらない買い物をして家人に笑われているが、おいしいご飯を食べようと思ったら手間とお金を惜しんではならないようだった。

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今年最後の野良仕事

2009年11月13日 | セカンドルーム

 

今朝は、集落全体が霧に包まれていたが、日が昇る頃は久しぶりに青空が顔を出した。


まわりはすっかり冬枯れの山になってしまったが、露に濡れた楢や栗の枯葉は、朝日を浴びて紅葉の頃のように輝いていた。


今年の野良仕事も終わったつもりでいたが、昨日、近所の人から玉ねぎの苗を50本ほど貰ったので畑に定植した。
霜で株が浮き上がったり、凍みないようにわらの覆いで越冬し、来年の初夏に収穫出来る。

 
雨後の竹の子ではないが、裏山で原木栽培しているきのこがまた出てきた。
なめこは、ぼつぼつ終わりかと思っていたが、雨が降るたびに発生する。
マッチの先ほどの小さな芽も付いていたので、もう少し楽しめそうだ。


例年なら終わっているはずの椎茸も、少しずつ出ている。
見落としていた椎茸が大きく育って、笠の直径が20センチほどにもなっていた。
きのこは、外部の刺激で目を覚ますと言われるように、今年は温暖の差や乾湿の繰り返しが多かったので、息長く出てくるのだろうか。

 
これから名古屋へ行くので、いいお土産が出来た。

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雨上がりの薪作り

2009年11月12日 | セカンドルーム

 

昨日の激しい雨は上がり、陽射しは戻ってこなかったが、今朝も寒さは感じなかった。


川際に残っていた木の葉も散って、増水も濁りも無い川の様子が良く見える。

 
裏山の朴の葉もすべて落ちて、庭や斜面に大きな葉が貼り付いていた。
町ではお歳暮やおせち料理の売り出しや、クリスマスのデコレーションで雰囲気が変わるが、山里は一雨ごとに晩秋の風景が変わっていく。


犬小屋の敷き藁が、吹き込んだ雨で濡れてしまったので、新しい藁と入れ替えてやった。
新しい藁は肌触りが悪そうだが、すぐに踏み固められて柔らかくなり、体に馴染んでいく。
藁布団で寝たことは無いが、空気層が多いので暖かいそうだ。
昔は生活道具の材料として利用されてきたが、山里でも堆肥や牛舎の敷き藁ぐらいしか使われていない。


昨日は雨でごろごろしていたので、薪作りを再開することにした。
割り難い太い幹と枝の残りを、チェンソーで切り、斧で割って薪置き場へ運ぶいつもの作業だ。
物置の西側はスペースが埋まっているので、東側の軒下に積み上げていった。
不定形の薪をバランス良く積むのは結構難しく、大小を組み合わせながら少し壁方向に傾かせて積んでいく。
いい加減に積んでいて、地震も無いのに崩落したことがあるので、単純作業でも手抜きが出来ない。


軒下半分ほど積み上げて、今日の仕事は終わった。
残りは細い枝が一山ほどあるが、ようやく今シーズンの薪作りも先が見えてきた。

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雨が降って家に沈殿

2009年11月11日 | セカンドルーム

 

今朝は激しい雨音で目が覚めた。


雨を嫌がっているのか、散歩を促すのか、ユキ(柴犬)が盛んに戸を叩くので、中へ入れてやった。
外も暗いし、土砂降りでは早起きしても何も出来ないと、布団の中でテレビを見ていた。
どの局も市橋容疑者の逮捕や凶悪殺人事件、森繁久弥の訃報を繰り返し伝えていた。
容疑者逮捕は朗報であるが、初動捜査の失敗が尾を引いて、3年近くも逃亡を許したことに不安を感じる。
女子大生遺棄事件も、人間の所業とは思えない残虐な行為を生々しく伝えている。
肉親の人たちのことを思うと、ここまでリアルに報道する必要があるのかと、怒りすら覚えた。
最近のテレビ報道は、芸能ネタも社会、政治ネタも同じレベルで、より刺激的に煽る姿勢が気になる。

90歳を過ぎた森繁久弥がインタビューで、「体は思うように動かないが、心は現役ですよ。」と語っていたのが印象的だった。
役者の本音を読み取るのは難しいことだが、これは含蓄のあるセリフだと思う。
役を演じても、歌っても、文章を書いても一流であった人が、いずれも出来なくなった時の心情を吐露している。
誰も与えられた人生しか生きられない以上、心と体がバランスよく衰えていくことを願うが、ギャップに苦しむ人が多いのも現実だ。
恵まれた人は望み通りにいくかも知れないが、そうでなければ、その時々の生き方が最善と思わざるが得ない。
年齢はともかく、気が付いたら80才なんて人生が理想かもしれない。
雨の日に家で鬱々していると、日ごろ考えもしないことが頭の中をよぎって行く。

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立ち枯れの稲

2009年11月10日 | セカンドルーム

 

家の前にある2反ほどの田は、稲刈りがされないままに立ち枯れしている。
穂が出始めた頃から雑草の勢いが強く、人手の少ない兼業農家では、とても人力で取れる状態ではなかった。
毎年同じように除草剤を撒いていたが、効き目が無かったようだ。


霜が降りて今は雑草も枯れてしまったが、青田の頃はびっしり生えていた。
雑草の勢いに負けた稲の育ちは悪く、実の入りも良くなかった。


それに追い討ちをかけるように猪が入り、稲は踏み倒され、実入りの悪い穂まで食べられてしまった。
高齢化が進む山里では、打つ手が無いままやる気を無くし、耕作を止めてしまうことが多い。


木枯らしに揺れる廃田の枯れすすきは、寒々として侘しいが、立ち枯れの田がそうならないことを祈りたい。

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日当たりの悪い家

2009年11月09日 | セカンドルーム

 

立冬を過ぎて、日差しは弱くなり太陽も低くなってきたが、空気の冷たさは例年ほどではない。
ここは四方を山に囲まれた狭い河岸段丘の集落なので、日の出が遅く日暮れは早い。
家は南側の山にへばり付くように建っているので、立冬を境に庭も家も2月の中旬まで太陽が届かなくなる。
家の前の田畑は午後2時ごろまで日差しがあるので、天気のいい日は外の方が余ほど暖かい。


庭に干していた洗濯物も、今は日当たりの良い家の前の田んぼまで運んでいる。


2時を過ぎると、田畑やほとんどの家が山の陰に入ってしまう。
日照時間の短い山里では、田畑を優先して家を建てるので、日当たりの悪い家が多い。
これからもっと太陽が低くなり、寒さが厳しくなると、町のコインランドリーへ行くことになる。
土間の先にある風呂場も寒いし、真冬は凍結するので、日帰り温泉へいく回数が増える。
生活パターンが冬モードに変わると、町で外食したり温泉へ行く楽しみも多くなる。

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初冬の風景

2009年11月08日 | セカンドルーム

 

飛騨地方は、一度寒波が来て雪も降ったが、その後は穏やかな小春日和が続いている。
立冬を過ぎた今朝は霜も無く、散歩をしていても寒さを感じなかった。
散歩のコースは決まってないが、朝は林道を川上に向かって歩くことが多い。
上流に家は1軒しかないので、人に会うことは無いが、たまにカモシカや猪に出会うこともある。


耕作を止めた田畑が多く、農道はいつも猪に掘り起こされて、付近は野生動物の棲みかになってしまった。


落ち葉が積もった林道は、今はふかふかで歩きやすいが、間もなく雪が積もって入れなくなる。


取る人のいない渋柿が実っているが、この辺りに猿はいないので、小鳥だけが喜んで食べに来る。
夕方の散歩は、下流の家並みのある辺りを歩いている。
今はまだ外で仕事をする人がいるので、おしゃべりが出来るが、雪に閉ざされるようになると、まったく人の気配が無くなってしまう。


日だまりでおばあさんが、飛騨特産のあぶらえ(エゴマ)をふるいにかけていた。
最近あぶらえは健康食品として人気が出てきたが、飛騨では昔から煮物や和え物、おはぎや五平餅にまぶすなど、いろいろな料理に使われてきた。
ふるいにかけた芥子粒ほどの実を、もう一度水を使ってゴミや砂、殻などを取り除いて乾燥する。
手間隙の掛かる作業であるが、どこの家でも貴重な保存食として作っている。
あぶらえは丈夫で、昔から日陰や桑畑の中など条件の悪いところで栽培していたが、ここ数年は普通の畑でも実の入りが悪くなっている。
高冷地の痩せ地で育った作物が出来なくなるのは、温暖化のせいだろうか。


電動薪割り機を使って、間伐材の杉で薪を作っている人に出会った。
今年初めて使ったが、これなら一冬分の薪も簡単に作れると言っていた。
かなり太い幹もスパッと割れるので、女性にとっては強い味方かも知れない。
山里で毎年見かける初冬の風景も、少しずつ変わっていく。

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鍋平高原トレッキング

2009年11月07日 | セカンドルーム


昨日は好天に誘われて、新穂高の鍋平高原でトレッキングを楽しんできた。
このあたりの人気スポットは、標高2156mの西穂高口駅展望台から眺望を楽しむことである。
第2ロープウェイ乗り継ぎ駅の鍋平高原駅を起点とした、パノラマコース、自然散策コースも見逃せないスポットである。
7kmほどのパノラマコースを歩いてきたが、高低差もそれほど無く、変化に富んだ森の散策や、槍ヶ岳、笠が岳などの眺望が楽しめる。
春の新緑の森や冬のスノートレッキングもいいが、紅葉が終わった冬枯れの森の木漏れ日が好きで、この時期によく訪れる。

雪に覆われる前の、静かな森の表情をスライドショーでご覧ください。(上映期間30日)

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冬枯れの森

2009年11月06日 | セカンドルーム
奥飛騨の鍋平高原でトレッキンを楽しんでいます。
紅葉の終った森の小道に落ち葉が敷き詰められフカフカの絨毯のようです。
快晴無風で、抜けるような青空に白銀の槍ヶ岳が輝いてます。
これから下って麓の奥飛騨温泉郷へ向います。
2時30分 携帯で投稿
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楢の伐採

2009年11月05日 | セカンドルーム

 

山の紅葉が終わる頃は、木が休眠期に入るので、薪やきのこ栽培の「ほだ木」を伐り出す好機とされている。
この時期の木は、根から水を吸い上げないので、伐採して春まで葉枯らし(葉を付けたまま放置する)をしておくと、きのこ栽培に良いほだ木が取れる。


今日は紅葉が終わり、葉が散り始めた楢の木を5本伐ってきた。


伐採した木は、このままの状態で春の雪解けを待って、20~30本程のほだ木作りをする。
ほだ木は直径10cm前後が良いといわれているので、90cmの長さに玉切りして、きのこの菌が付いた駒を打ち込む。
椎茸は翌年の春、なめこは翌年の秋から発生する。
残りの太い幹と枝は、来シーズン以降の薪に利用している。
毎年混み入っている木を、5本前後伐り出しているが、空間が空くと山菜や新しい木も育ってくる。
ほだ木はきのこに養分を吸い取られて、5~6年で寿命が終わるので、毎年20本前後補充している。
ストーブ用の薪も、ほだ木の残りで1シーズンは使える。
今日は長い冬を前に、来春以降にする仕事の仕込みに汗を流した。

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飛騨の輪かんじき

2009年11月04日 | セカンドルーム

 

今朝の冷え込みは強く、散歩へ出かける時の気温はマイナス3℃で、雪が解けた田畑は霜で真っ白になっていた。


田んぼには氷が張り、霜柱で土が盛り上がっていた。


軒の氷柱は朝日でキラキラ輝いていた。
朝起きる時間は少しずつ遅くなって、今は東の山から太陽が顔を出す7時前後である。
顔を洗ってすぐに、犬を連れて散歩に出かけるが、まだ服装は半袖の肌着にスポーツウェアと薄手のフリースをはおるだけである。
風があると少し寒いし手もかじかむが、雪山に備えて鍛えておこうと、やせ我慢をしている。
最近は装備でカバーすることが多くなり、薄着で通すとかコートは着ないとかの無理はしなくなった。
先日も超軽量のダウンの中間着を買ってきた。
丸めると缶ビールほどの大きさになり、携帯にも便利な優れものだが、まだそれを試すほどの寒さにはなっていない。

 
昨日は「飛騨にゅうかわ宿儺まつり」のバザーで、昔から猟師やきこりが雪山で作業をするときに履く「輪かんじき」を買ってきた。
地元の人が作るかんじきは、クロモジの枝や麻紐、堅木の爪など自然素材を使っているので、軽くて足にもよく馴染む。
雪が深くて傾斜のきつい山は、小回りが利いて歩き易い輪かんじきを使い、雪面が凍結していたり、重い荷物を担ぐときはスノーシューを履いて雪山を楽しんでいる。
わらじと同じで耐久性には欠けるが、消耗して土に帰る道具は、温かみがあり安心して使える。
ダウンも輪かんじきも帰雲山で失くしてしまったので、やっと雪山シーズンを前に揃えることが出来た。
高い山がお化粧をし始めると、いつものことながら身支度を整えて会い行きたくなる。

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飛騨は雪景色

2009年11月03日 | セカンドルーム

 

昨日の夕方から降り始めた雪が、今朝も断続的に降っていた。
水溜りは氷が張り、軒下からは氷柱が下がっていた。
朝の散歩は、まだ防寒着の用意をしていなかったので、震えるほどの寒さだった。
凍結した坂道はツルツル滑り、指先はかじかんで感覚が無くなってしまった。
わずかに残った紅葉は雪に映えていたが、雪をかぶった野菜や花は寒さに凍えていた。
突然現れた冬に、人も植物もついて行けない。
10時ごろに、ぱっと青空が広がったが、すぐにもとの鉛色に戻ってしまった。
はやくも、山国特有の変わりやすい冬の天気が始まった。
 
 はしりの雪景色をスライドショーでご覧ください。(上映期間30日)

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山里の冬

2009年11月02日 | セカンドルーム

 

夕べから降り続いていた雨は上がったが、空は冬を思わせるような鉛色ですっきりしない。
近所の段々畑も終わりに近づき、今は赤カブ、白菜、大根ぐらいしか残っていない。
これらの野菜も間もなく収穫され、例年通り菜洗いや漬物の仕込が始まる。
どこの家も大きな樽に何杯もの漬物を作って冬に備える。
材料は白菜、大根、赤カブが中心で、きのこや山菜などを入れたり、漬け方も工夫して家によって独特の味を出している。
漬物をそのまま食べる以外に、日にちが経って酸っぱくなった漬物を肉や卵などと炒めたり、味噌煮込みにして冬の間楽しんでいる。
漬物は、飛騨の冬には欠かせない食べ物だ。


昨日は暖かかったが、今日は3時ごろからみぞれが降り出し、夕方には激しい雪に変わった。
田畑が瞬く間に白くなり、外の気温は0℃を指していた。
山里の冬は、予告なしに突然やってくる。

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