名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

田植えが一斉に始まった

2010年05月16日 | セカンドルーム

 

この集落でも、遅れていた田植えが一斉に始まった。
お天気に恵まれた日曜日は、兼業農家にとっては絶好の田植え日和だ。
菅笠を被り、腰に苗篭をくくり付けて、手植えをする姿は無くなったが、水鏡に新緑を映す姿はのどかで美しい。


田植え機も大小さまざまあるが、この集落は2条植えの手押しが主力で、たまに4条の乗用タイプも見かける。


規模の小さい変形の田んぼが多いので、小回りの利く小型機が使い易いとのことだ。
機械の威力は驚くほどで、瞬く間に仕上げていく。
去年は小さな田んぼにも拘らず、手植えで2日間も掛かってしまった。
不慣れなこともあったが、腰をかがめて泥との格闘は、とても長時間出来ることではなかった。
1度経験したかったこともあったが、今年は近所の人にお願いすることにした。

 

今朝方、ミツバチが軒先を飛んでいるのを見つけた。
先日近所の人から頂いたミツバチの巣桶を、裏山の木の下に置いて様子を見ているが、入る気配が無い。
ミツバチが巣を探して飛んでいるのかも知れないので、さっそく2階の軒下に引越しをすることにした。
既に南向きの軒下に1個置いてあるので、新しい巣桶は東側に置くことにした。
おとり用の蜂蜜を、巣桶にたっぷり塗り付けので、今度こそは入ってくれるだろう。

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山菜採りと山菜尽くし

2010年05月15日 | セカンドルーム

 

今朝は濃い霧に覆われていたが、朝霧は間もなく消えて、久しぶりに青空が顔を出した。


午前中は田に入って凹凸をならし、浮いているごみを取り除いた。
風はまだ冷たいが、春の日差しが爽やかで気分は良かった。
一仕事が終わったところへ、友達の家族が訪ねてきた。
さっそく裏山で椎茸や山ウドなどの山菜を採って、昼食は山菜尽くしに舌鼓を打った。


揚げ立てのコシアブラやわさびの葉、ウドの葉、椎茸などの天ぷらは、香ばしくておいしかった。
やはり、取り立ての素材をその場で調理して、大勢で食べるのが、一番美味しいようだ。


近所でワラビを少し採った後は、岩井牧場まで足を伸ばしたが、まだ時機が早くて出ていなかった。
いつも鎌で刈るほどたくさん出るところだが、今年は少し遅れているようで、今月の下旬あたりが良さそうだ。

 
その代わり、もう終わっているかと思っていた湿地の水芭蕉が、ちょうど見ごろだったのはラッキーだった。


高台から見た笠が岳の雪形は、まだ不鮮明で、田植えは早いと云っているようだ。


オーストラリアから、一時帰国していた小学生の姉妹は、犬を連れて山菜を採りにいったり、水路を泳いでいた蛇にびっくりしながらも、嬉々として山里を楽しんでいた。
今夜はママとおばあちゃんと一緒に平湯温泉に一泊し、もう一家族は山菜をおみやげに名古屋へ帰っていった。
山菜は去年ほどたくさん採れなかったが、お天気が何よりのプレゼントになった。

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農作業が低温で遅れている

2010年05月14日 | セカンドルーム

 

今朝の気温は5℃で、霜こそ降りなかったが、相変わらず寒い日が続いている。
集落の田は、代かきが終わって田植えを待っているが、なかなかその日が来ない。

既に届いた苗は、軒下やハウスの中で保温や保湿のためのに、コモを被って待機している。


兼業農家は予定があるので、田植えの先延ばしが出来ず、既に終わっている田も僅かだが見かける。
夏野菜の植え付けも、時期は来ているがまだ手が付かない状態だ。

段々畑もきれいに耕されているが、いずれもお天気待ちが続いている。
ハウス栽培の苗も、いつもより暖房費がかさみ、収穫の時期や収穫量などの悩みが尽きないようだ。


5月4日に蒔いた枝豆やエンドウ、トウモロコシなどの芽がようやく出てきた。
あと2週間ほどは、ビニールシートの覆いの中で育てて、地温が上がったところで定植する。
先週からホームセンターやJAなどで、夏野菜の苗が一斉に売り出されたが、高冷地ではまだ少し早いようだ。
家庭菜園でも農作業の遅れをやきもきしているが、農家は眠れない夜が続いていることだろう。

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飛騨地方は冬に逆戻り

2010年05月13日 | セカンドルーム

 

強い北西の風が吹き、朝の散歩は久しぶりに寒さを感じた。
田んぼに入って仕事をしていても、鼻水がやたらに出るし、体が固まって重かった。
既に体は春モードに変わっているので、余計に応えるようだ。
田んぼで羽を休める鴨の姿も寒々として、冬を思わせる風景だった。
昨日あたりから、JAに注文した人たちの苗が届き始めているが、この低温で田植えをためらっている人が多い。
温室で育った苗を、寒くて水も冷たい田に植えても弱ってしまうので、寒気が抜けるのを待っているようだ。


わが田の苗は、近所の農家の苗代で育苗中で、20日頃が予定日になっている。
品種は「ひとめぼれ」という粋な名が付いた米で、高冷地向きといわれている。
その頃には、春の暖かさが戻って来てくれるだろうと、期待している。

それでも周りの景色は春そのもので、若葉が芽吹き、タラの芽もすっかり大きくなってしまった。


天ぷらが人気のコシアブラも、既に食べ頃を過ぎている。
いったん春を感じた野山の植物は、そのまま突っ走れるが、人に管理される作物は野生の逞しさが無く、天候にいつも左右される。

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今日の野良仕事

2010年05月12日 | セカンドルーム

 

今日の飛騨地方は天気が不安定で、薄日が差したり、突然雨が降り出したりの繰り返しだった。
野良仕事をしていても、その度に中断して雨宿りをするので、能率が上がらない。
昨日の続きの畦塗りの補修をしていたら、隣の田んぼのおばあさんが要領を教えてくれた。
年季の入った技を簡単に習得するのは難しいが、ぼそっと漏らす一言二言が、ヒントになるのでありがたい。


おばあさんは、明日田植えをするということで、田に浮いた藁くずや枯れ草などを丁寧にすくっていた。
買う苗は弱いので、ごみが付着すると、倒れたり育ちが悪くなるので、取り除かなければならないとのことだ。
参考書はたくさん出ているが、その土地に適した方法は、そこで見聞きしたことが一番役に立つ。
田んぼの仕事が終わったところで、中断していた畑の作業に移った。


すでに耕してある畑に畝を立て、雑草と小石を取り除いて、例年通り3面の畑が出来上がり、その上にマルチを張った。


マルチは、地温や湿度を保ち、雑草の繁茂を抑える効果もある。


ここは高冷地で、まだ遅霜や低温の心配があるので、夏野菜の定植は少し先になるが、畑の準備だけは完了した。
いつもなら大汗をかく仕事であったが、今日は肌寒く肉体労働には、持って来いの天気であった。

 
畑の脇の山ウドが、知らぬ間に大きくなっていた。
さっそく初物の一本を採って、今夜のおかずの一品に加えることにした。
皮を削ぎ、真っ白な身を短冊に切り、味噌をつけて食べると、春の香りがいっぱい漂ってくる。
今夜も、簡単料理で満足できそう。

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田んぼの畦塗り

2010年05月11日 | セカンドルーム

 

 

まわりの山が少しずつ新緑に彩られ、山が盛り上がっていくように見える。
タラの芽もすっかり大きくなったが、今年は採る人もなく、はじけてぐんぐん大きくなっていく。

今日は小雨の降る中を、田んぼの畦塗りをした。
田植えまでの作業は概ね、荒起こし、あらくれ、畔塗り、代かきである。
畔塗りの前作業として、前年塗った泥を、鍬を使って切り離す畦切りは、すでに先日終わっている。
畦切りをしていると、モグラの穴がたくさん見つかるので、その穴に小石や泥を棒を使ってしっかりと押し込む。
いい加減な塞ぎ方だと、田んぼに水を張った時に、水圧で抜けてしまうので、丁寧にやらなければならない。

畦塗りは、田んぼの水を保つためと、雑草を抑える効果もある重要な作業であるが、手間が掛かるので鍬1本でやる人は少ない。
トラクターに専用の畦塗り機を取り付けて、畦の上部と側面を削り、その上に泥を塗っていく便利な方法もある。
また、コンクリートで固めたり、畦専用のアクリル板や波型トタンなども農業資材として販売されている。
小さな田んぼで機械は使えないし、余分な資材も使いたくないので、昔ながらの畦塗りをすることにしている。
田んぼの泥を鍬ですくって、畦の上部と田んぼ側の側面に塗り付けていく。
塗り方は、左官の要領であるが、側面はズレ落ちやすいので、傾斜をつけて鍬で叩いたり押さえたりしながら泥を塗っていく。
叩いた後の凸凹は、鍬を滑らすようにして、表面を滑らかにしていく。
午前中に終わると思っていたが、ロの字の全部を塗り終わったら1時を回っていた。


塗り終えた畦を見ると、凸凹やズレ落ち個所がやけに目立ち、見た目も美しくない。
中腰の長時間労働を、泥まみれでやり遂げた割には、今日の達成感はいまいちだった。
幸い雨降りで応援団の目も無く、冷やかされないですんだ。 明日は仕上げ塗り?で取り繕うことにしよう。

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名古屋から高山へ

2010年05月10日 | セカンドルーム

 

名古屋の用件を済ませて、とんぼ返りで高山へ戻ってきた。
今の時期は、田んぼや畑の仕事が目白押しなので、のんびりと構えていられない。
いつものように、東海北陸道の郡上八幡ICから、せせらぎ街道経由で走って来たが、沿道の花や緑がきれいだった。
郡上市明宝の芝桜も、赤白ピンクのじゅうたんを敷き詰めたように、見事に咲いていた。


道の駅「パスカル清見」辺りの桜は、すでに盛りを過ぎて色があせ、散った花びらが川面を染めていた。


吉田川の水辺で一息入れたが、水はまだ冷たかった。
喜んで水に入るユキも、今日は少し肌寒いので、水につかることは無かった。

 
西ウレ峠付近のカラマツは、茶色の枯れ枝から、淡い緑色に変わり、シラカバ林も芽吹きが始まった。
せせらぎ街道は、通るたびに沿道の景色が、短期間に変わっていく。
お昼過ぎに家に着き、田んぼと畑を見回ったが、留守中の異常は無かった。


田の水も近所の人に見てもらっていたので、干上がることも無く十分溜まっていた。
先日、トウモロコシや豆の種を蒔いて、ビニールシートで覆って育てていたが、早くも発芽していた。
好天続きで作物も育つが、雑草の勢いはそれ以上だ。
せっかく耕した畑が、苗を植える前に雑草に覆われてしまいそうなので、明日からまた野良仕事が忙しくなりそう。

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名古屋は夏日

2010年05月09日 | セカンドルーム


急な用が出来て名古屋へ来たが、強い日差しはまるで夏のようだった。
犬の散歩は、もっぱら近くの白川公園へ行くことにしているが、犬にとってあまり快適ではなさそうだ。
人や車の多さに圧倒されてて落ちつかないし、公園にはたくさんのワンちゃんたちがいても、交流の輪に入れない。


ここでは、玄関のタイルが涼しくて一番居心地が良いようだ。


町内の山車保存庫で、夏祭りに備えてからくりと、お囃子の練習をしていた。
町なかも過疎化で住民が減り、祭りを維持するのが大変そうだが、わが婿ちゃんはからくりを操り、孫はそれぞれ小太鼓と鼓を受け持っている。
あるじは、町内の行事や役割を助手に丸投げして、飛騨暮らしを決め込んでいる。
いまだに行ったり来たりを理由に、交流の輪から外れている。

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山里の一日

2010年05月08日 | セカンドルーム

 

夜明けが早くなり、毎朝5時に起きて、近所を1時間ほど散歩をしている。
コースは決まっていないが、犬を連れて上流へ向かう林道を歩くことが多い。
道すがらに生えている山わさびや山ウド、アズキ菜などを採って、朝食のサラダの材料にしている。
その間に畑や田んぼを見回り、今日の作業内容や段取りなどを決めている。


8時までに、炊事、洗濯、掃除などの家事と、メールのチェックなどを済ませて、11時頃まで仕事をする。
今は、田畑と山仕事など、外の仕事がほとんどで、作業場で家具作りをする時間がなかなか取れない。
これから畑ではキュウリやトマト、カボチャ、ジャガイモ、ナスなど、夏野菜の植え付けが始まる。
山では、椎茸やなめこ栽培の「ほだ木」の本伏せや天地返し、薪作りなどの仕事がある。


11時から1時までは、食事と休憩をしたあと4時ごろまで仕事をして、再び犬を連れて下流の家並みのある方を散歩する。


この時間帯は野良仕事をしている人たちも多いので、集落の人たちとコミュニケーションをはかる場にもなっている。
ここで得た田畑や山仕事に関する知識は計り知れない程多く、集落で暮らす上での決まりごとや慣わしなども知ることが出来た。
時には不合理に感じることもあるが、何百年に亘って地域コミュニティを支えてきた決まりごとは、大切にしなければならないと思えるようになった。


6時までに夕食を終え、後片付けを済ませた後は、10時の就寝までがフリータイムである。
その日の出来事をブログにまとめ、新聞を読んだりテレビを見たりしているうちに、睡魔が襲ってくる。


決まった休日はないが、雨降りや気分の乗らない日は、町へ出て買い物をしたり、外食や温泉を楽しんでいる。
スーパーの店内をかごをぶら下げて買い物をしたり、一人でレストランの食事に多少の抵抗はあったが、今は慣れて単調な暮らしの息抜きになっている。
5時間前後は働いているが、主夫の仕事もやっているので、おおむね8時間労働と思っている。
まわりでは、70や80過ぎの農家の人や土建屋の親方などが、早朝から日暮れまで汗まみれで働いている。
遊びと仕事が判然としない一人親方が、生涯現役の人たちの前で肉体労働者を名乗るのは、ちょっとおこがましい気がしないでもない。 

こんな毎日でも、贅沢な時間の過ごし方だと思ったりしている。

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日本ミツバチの受難

2010年05月07日 | セカンドルーム

 

夏を思わせるような天気も昨日までで、今日は冷たい雨が降っている。
今が盛りの菜の花も、五月晴れには映えていたが、今朝は雨に濡れて寒そうだった。
今シーズンの椎茸は、天候不順にもかかわらず、去年よりはたくさん取れた。
ほだ木の数を増やしたこともあるが、雑きのこの繁殖が少なかったことが理由のようだ。
天候不順も時には思わぬ良い結果をもたらすこともある。
生で保存は出来ないので、今年初めて干し椎茸を作ってみた。


形が大きいので、適当な大きさに刻んで、波型トタンの上に広げて2日間干したら、良い具合に仕上がった。
きっとおいしい出しも取れるし、保存が利くので、当分は煮物や汁の具にも使えそう。
春は湿度が高く、干し椎茸作りは不向きといわれているが、これも思わぬ夏日がくれたプレゼントだ。
自然には逆らえないが、寄り添っていれば良い事もあるようだ。


近所の人から、新しいミツバチの巣桶をいただいた。
サワラの幹をくり抜いて作った立派な桶は、女王蜂や働き蜂たちのスィートホームにふさわしい風格がある。


桶の下部には微妙な大きさの口が開けられていて、ミツバチは自由に出入り出来るが、天敵の大スズメバチは入れない。
出入り口の周りに蜂蜜を塗り、大木の根元や岩場など、ミツバチが集まりやすいところに置いておく。
直射日光が当たらず、木漏れ日が差すぐらいの所で、きれい好きのミツバチがゴミを運び出したり、異物が入り込まないように、出入り口にやや傾斜を付けて置くように教わった。
地面に置くとガマガエルが、細くて長い舌を使って蜜を舐めたり、ミツバチを捕食するので、60センチほどの高さに保つ必要があるとのことだ。
桶の材質や蜂が巣をかけ易いようにした内部の構造、出入り口、置き場、天敵の防除策など、長い経験に基づくノウハウにはいつも感心することが多い。
知恵の集約された巣桶も、ミツバチが入ってくれなければ、蜂蜜の採取は出来ない。
最近は、どこでも見かけた日本ミツバチの姿が、めっきり少なくなったように思う。
理由は、西洋ミツバチの勢力拡大や、車の排気ガス、農薬などが上げられるように、自然と共生できる環境が失われていったからだろう。
山奥まで大規模林道や農道の開通や観光開発など、ミツバチの安住の地は狭まっていく。    
巣桶の盗難も相次ぎ、山里の人たちのささやかな楽しみを奪うなど、ミツバチの受難は収まりそうにない。

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田んぼへ送る水のトラブルが解消できた

2010年05月06日 | セカンドルーム

 

今日も初夏を思わせるような暑い一日だった。
集落の桜も強い南風を受けて、早くも散り始めた。

先日来、水路から田んぼへ水を引くパイプが詰まり、あの手この手で修復を試みたが、結局だめだった。
近所の人たちと相談の結果、高圧空気を送って、パイプ内の泥や枯葉などを吹き飛ばしてみようということになった。

連休明けを待ってリース業者から大型エアコンプレッサーを借りてきた。
パイプが橋を渡る部分のジョイントを外し、取水口から高圧空気を送り込んだ。

しばらくは空気が逆流するだけであったが、程なく泥水と一緒に小石や枯葉が飛び出し、次にパイプの口いっぱいに勢い良く水を噴出した。


長いパイプが通じるか不安はあったが、大成功で拍手喝さいしたい気分だ。

ジョイント部分を繋ぎ、バルブを開けると水がほとばしって、見る間に田んぼにたまっていく。


水がたまったところで、さっそくトラクターで田をかいて貰った。
飛騨では「あらくれ」といわれる作業で、田に撒いてある堆肥や干草などを漉き込み、泥を攪拌して酸素や養分を混ぜ、有毒ガスを排出するなど、田植え前の重要な作業である。
昔は最も労力を要する仕事で、牛馬の力を利用して行われていたが、いまはトラクターを使って短時間で出来るようになった。
去年は田んぼも狭かったので、鍬一本で出来たが、それでも大変な思いをしたことを思い出す。


トラクターがかき終った後は、凸凹を鍬でならし、隅を起こして今日の仕事は終わった。
米つくりの第一ステップをクリアして、久しぶりに達成感を味わう一日となった。

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立夏の飛騨は真夏日

2010年05月05日 | セカンドルーム

 

今日は24節気の1つ「立夏」。
暦の上では夏が始まると言われているが、飛騨地方は文字通り真夏の暑さになった。
日陰はそれほどでもないが、日向で野良仕事をしていると、汗が滴り落ちる。
飛騨は春がなくて、夏がいきなり来ると言われているが、こんな極端な天気は初めてだ。


白っぽかった裏山が、ここ数日の間に淡い緑やピンクの若葉が、いっせいに萌え始めた。


トチの木はピンクの外皮を破って、雛の誕生のような勢いで葉が出てくる。


朴の木も、見ている間に葉が大きくなっていくように感じるほど成長が早い。
栗や楢、桑などは一足遅い芽吹きだが、日ごとに新芽が膨らんでいく。


「こごみ」も、昨日は気が付かなかったが、今朝は鮮やかな緑が林立していた。
えごまとの味噌和えは、飛騨ならではの味わいと云われている。


このあたりでは、例年5月中旬頃に顔を出す「わらび」が、日当たりのいい斜面にはたくさん生えていた。
春の野山は、今が一番生気にみなぎっている。


暑さに弱いユキは、木陰で一休み。
小さな友達が名古屋へ帰っていったので、緊張も解けたようだ

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孫の山里体験

2010年05月04日 | セカンドルーム

 

飛騨地方は今日も五月晴れで、夏を思わせるような行楽日和となった。
昨夜、乗鞍青少年交流の家に泊まった娘一家が我が家へやってきた。
早速、幼稚園の孫と一緒に畑仕事を始めた。
ポットに絹さやえんどうとスナックえんどう、枝豆2種類、トウモロコシの種を蒔いた。

水遣りをした後は、ビニールシートで覆い、苗が育った頃畑に移植する。
土いじりや水遣りは、日ごろの遊びと違った楽しさがあるようだ。


大きなミミズに驚き、虫を追いかけ、水路で汚れた手を洗うのも大はしゃぎをしている。
種を蒔いたポットには、日にちと孫の名前を記入して畑仕事を終わった。
お盆休みには、枝豆やトウモロコシの収穫に、またやって来るだろう。
次は裏山に登って、椎茸の収穫をした。

 

顔ほどの大きさの椎茸を見つけてびっくり。


ダンボールいっぱいのおみやげが取れて、パパもママも大喜び。
野良仕事が終わった後は、平湯温泉へ。


平湯大滝公園の足湯につかりながら、持参の弁当を食べた。
池の周りを囲むように作られた巨大な足湯は、テーブルも付いているので、名物の手打ちそばや団子を食べたり、景色を眺めたりして観光客は楽しんでいる。

 
平湯大滝は雪解けで水量も多く、轟音とともに水しぶきが降りかかってくる。
氷結した滝は凄みがあるが、豪快に落下する姿も見応えがある。
仕上げは平湯民俗園の露天風呂へ。


人気の露天風呂は、駐車場が溢れるほどだったが、穴場の露天風呂は湯船を独占できた。
入浴料の志をポストに入れたが、貸しきり料金を払いたいくらいだった。
平湯を後に、満足そうな笑顔を残して、もう一泊する青少年交流の家へ帰っていった。

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飛騨は花がいっぱい

2010年05月03日 | セカンドルーム


飛騨地方は、五月になると木々の花が一斉に咲く。
満開の桜と隣り合わせに、桃やりんご、山梨などもけんを競っている。


乗鞍岳の雪線が日ごとに高くなり、穏やかな春の表情に変わっていく。

GWの真っ只中に、助手が名古屋から孫たちを引率してやってきた。
毎年、山菜を採ったり、薪割りや畑仕事の手伝いなど、山里の体験を楽しんでいく。
いつも我が家に泊まるのだが、今回は赤ん坊が小さいこともあって、設備の整った「国立乗鞍青少年交流の家」を利用することになった。
ここに以前泊まったことがあるが、自然環境はすばらしく、屋外や屋内の設備も充実し、それを活用するプログラムも色々用意されている。
青少年に限らず、赤ちゃんから中高年まで利用できるので、家族やグループで自然を楽しむには良い施設だ。
やり玉に上がることの多い独法の経営であるが、仕分けの対象にらなかったのは同慶の至りだ。


高山観光の後は、郊外のホテルで温泉付きランチバイキングを付き合い、若いメンバーは交流の家へと向かった。
明日も天気が良さそうなので、アウトドアを賑やかに楽しめそう。

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飛騨地方は五月晴れ

2010年05月02日 | セカンドルーム

 

今日の飛騨地方は、爽やかな五月晴れとなった。


公民館の桜が満開となり、我が家の桜の幼木もきれいに咲きそろった。
ここへ来た年から、5年連続で植えた桜の苗木が、毎年咲くまでに成長した。


幹もびっくりするほど逞しくなり、枝も天高く張っている。
毎日が足早やに過ぎて行くだけで、形に残るものは何も無かったが、桜は10の年輪を確実に刻んで成長の跡を残している。

田んぼの水遣りを、丸2日間続けているが、水が全体に回らない。

沢から直接引く水と、水路からパイプを使って道路と川を渡って田へ引く、2系統の水を利用している。
水量の多い直径10センチのパイプが詰まって、水が通らなくなってしまった。
沢から来る水を入れているが、水源が細いので、隣の田と合わせて2枚をまかないきれない。
取水口の水をためて水圧を上げたり、鉄棒で突付いたりしたが、効果はなかった。
昔は木製の樋を使っていたそうで、不具合個所はすぐ分かって修理できたが、塩ビのパイプでは手に負えないと云われた。
半日仕事も徒労に終わってしまったが、取りあえず細い水を頼りに、時間をかけて水を当てることにした。
命の水が尽きないことを願いながら、明日も通水を試みてみよう。

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