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都立三鷹高校の健闘

2008-01-05 16:31:46 | 高校サッカー
今日は、駒場へは行かず、テレビで高校サッカーの準々決勝2試合を見ました。関東圏のテレビ中継はいずれも市原臨海競技場の試合で、流通経大柏対東福岡、都立三鷹対藤枝東という2試合でした。

第一試合は、全日本ユース優勝の流通経大柏の優位を予想しましたが、東福岡が健闘してPKまでもつれました。清水入団が内定している流通経大柏FWの大前選手のプレーに期待していたのですが、サイドに流れることが多く持ち味は出ませんでした。大前選手といえば、166cmでヘディングに勝てる強さを見せて欲しかったですが、国立の準決勝に期待したいです。

第二試合は、どう見ても藤枝東の絶対優位は動かないものの、運動量と組織サッカーでここまで勝ち上がった都立三鷹がどこまで戦えるかがポイントでした。都立三鷹の試合は、2回戦のハイライト(80分を40分程度にカットした映像)と、3回戦を見ましたが、一つの必勝パターンがあります。

それは、素早いプレスからボランチのところで一旦ボールを落ち着かせ、浮き球で相手DFの裏にパスを出して、FWの白井選手を走らせる形です。このパターンが通用すれば、相手が藤枝東でもある程度はやれるだろうと思いました。しかし、藤枝東はこのパターンを完全に見切っていました。

藤枝東はボール支配率が高く、カウンターを食わないので、都立三鷹がボールをキープしたときは最終ラインが4人揃っています。この形で、都立三鷹がハイボールを入れても、スペースがなく藤枝東はクリアできます。

藤枝東の監督は、同じ公立の進学校と、似たチームの対戦と言っていましたが、藤枝東は選手権22回出場を誇る名門校で、サッカー部となれば王国静岡のうまい選手が集まってきます。個人の技術の比較なら、圧倒的に藤枝東の方が上でした。河井選手の浮き球のボレーシュートは、小野伸二が高校時代に国体で決めた伝説のゴールに似ている形でした。

ただ、そんな中、都立三鷹に印象に残った選手がいます。それは右SBの林選手です。テクニックなどはどうしても藤枝東の選手にはかなわず、かわされたりクリアミスしたりしてますが、その身体能力には驚きました。

たとえトラップミスしても、そのミスしたボールに追いついてドリブルしてしまったり、少しでも前でボールを取ろうと、積極的に前から詰めてきます。そんな執念を、いろいろな選手が発揮した結果、ここまで来られたのではと思います。
コメント
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