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左のキヨマー(福留孝介)

2008-01-24 20:51:08 | 他スポーツ
今年、中日からメジャーリーグに移籍した福留孝介選手の思い出です。福留はPL学園時代から強打の内野手として有名な存在で、逆指名権がない高卒でのプロ入りを希望したことから、ドラフトでは8球団が1位指名という人気ぶりでした。しかし、当時のドラフトで当たりくじを引いたのは、本人の希望球団ではない近鉄(現在は消滅)でした。

本人は相当悩んだようですが、結局近鉄入団を拒否して社会人野球の名門、日本生命に就職しました。私は日本生命時代の福留を、都市対抗野球で見たことがありますが、バッティングフォームが体から離したところでバットを構えるところなどは、左の清原という風格があり、社会人1年目にして、既に名門日本生命の3番を打っていました。

日本生命は、保険業務という性質上、デスクワークが多いため、本来大卒選手しか採らない不文律があったようですが、福留クラスの選手なら、その不文律を曲げても取りたい選手だったようです。その活躍は、当時はアマチュアが出場した1996年のアトランタ五輪でも必要とされ、チーム最年少のメンバーとして銀メダルに貢献しました。

社会人は高卒選手は3年在籍するとドラフト対象になり、このときは巨人と中日で争奪戦になりましたが、本人が中日入りを決めました。中日に入ると、福留のポジションはライトに移りました。身体能力の高い福留は、このコンバートをものにし、毎年3割30本を期待できるリーグ屈指の好打者に成長しました。

ただ、私は中日に入ってからの福留はあまり見ていません。それは、毎年見ている日本シリーズになると大抵負傷欠場したからです。クリーンアップを打てる福留の代わりが、普段は守備固めで途中から出てくる選手ということになれば、戦力ダウンは明らかです。中日がリーグ優勝の常連でいながら、昨年に至るまでなかなか日本一になれなかったのは、福留の負傷も大きな理由だったと思います。

しかし、そんな福留は、負傷中の選手を容赦なく解雇するメジャーリーグに行くことになりました。成功したければ、負傷は許されません。かなりリスクの大きい賭けですが、あえて厳しい道を選択した以上、活躍を期待したいです。
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