Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

「集中、気合だ!」

2008-01-20 11:55:42 | 浦和レッズ
このタイトルの「集中、気合だ!」を見て、多くの方はアニマル浜口さんの掛け声を連想することと思います。しかし、実はこれ、かつての浦和レッズの応援コールだったのです。1993年から95年くらいまで使われていた応援ですから、知っている方は相当の古株サポになりますね。

どういう場面で使われるコールかといえば、それはセットプレーの守備のときです。まだまだ、当時の浦和サポはサッカーを勉強しながら試合を見ている段階でしたから、セットプレーの守備は気合で止められると思っていたようです。事実、私もセットプレーで失点すると「集中が足りない」と思っていたこともありました。

しかし、私も長い間サッカーを見てきましたから、セットプレー(CK)の守備には約束事があることがわかってきました。去年のレッズの例で言えば、ニアサイドへの低いボールは必ずワシントンが競り、真ん中は闘莉王、ファーサイドは坪井が消すと大体相場が決まっていました。

そのため、ワシントンが欠場すると、代役はそれほど長身でない長谷部になるので、ニアサイドのヘディングが弱くなるという課題がありました。ワシントン入団前は、浦和のニアサイドの守備は穴で、2005年7月の大宮戦でその弱点を狙われてトニーニョのヘディングで失点して負けています。

また、2006年の新潟戦でも、CKのときにニアサイドでスピードに難があるワシントンから逃げる動きをして、ファビーニョがフリーになったりしています。強くなった浦和のセットプレーの守備も、実はそれなりに弱点はあるのです。

ただ、今年はワシントン、長谷部が抜けました。ニアサイドでCKの守備をするのは、今のところ誰になるかわかりません。エジミウソンは、長身ではありますが、止まってヘディングをするタイプではなく、動き回って合わせるのが得意です。闘莉王や坪井がこれまで通り真ん中やファーサイドを消すとすれば、私は高原がニアサイド要員になるのではと予想しています。

スピードもあるエジミウソンは、一人前線に残して、高原のクリアボールを追いかけてチャンスを作るのが面白そうに思えます。今年の浦和は、ワシントンに合わせた横のサッカーから、エジミウソンに合わせた縦のサッカーに変わると、勝手に予想しています。
コメント
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