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伝説の超ロングシュート(小笠原満男)

2011-08-01 18:46:43 | 他チーム
昨日のC大阪対鹿島戦、終了間際の5分間だけ見ましたが、1点を追って前がかるC大阪の隙を突いて小笠原満男選手が放ったセンターサークル内からのロングシュートは、さすが鹿島、ジーコイズムがまだ生きていると感心するゴールでした。

同じようなゴールは以前、小笠原自身の足から生まれました。2005年のエコパスタジアムの日本代表対フィンランド戦で、やはりセンターサークル内から放ったシュートがネットを揺らしています。隙があればいつでもどこでも狙う小笠原らしいシュートで、またこれを見られるとは面白い偶然です。

ただ、ジーコイズムの継承者の小笠原は、代表キャップ数こそ多いものの、代表では不遇だったイメージが強いです。理由はジーコ監督が海外組を極端に重用するからでした。国内組だけの代表戦ではいい動きをしていても、中村俊輔、中田英寿、小野伸二などが帰ってくると決まってベンチに置かれてしまう不運な立場でした。

同じように不運な選手には遠藤もいました。遠藤も2004年のアジアカップで活躍していながら、海外組が戻ってくるとベンチという循環で、ドイツW杯では1分も出場することができませんでした。いったい、小笠原や遠藤はどんな思いを持って代表に合流していたのだろうと、モチベーションの低下は気にしていました。

その後の遠藤と小笠原は大きく運命が分かれます。オシム監督、岡田監督にチームの軸に据えられた遠藤とは対照的に、セリエAのメッシーナで出番を失った小笠原はあまり代表に呼ばれなくなりました。

それでも、鹿島3連覇の中心選手だった小笠原は、ポジションチェンジの激しい鹿島の中盤でうまくバランスを取り、隙あればいつでも出てくるという相手にとっては嫌な存在です。もともと技術はしっかりしている選手ですから、運動量さえ落ちなければまだまだ鹿島の中盤に君臨できます。

1999年ワールドユース準優勝組も今やベテランで、引退した選手も出始めましたが、小笠原はまだまだやれると思っています。
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