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意外なリトリート(8/10日本対韓国)

2011-08-11 19:12:35 | ワールドサッカー
この試合は親善試合用の国際Aマッチデーなので、準備期間が短いのは日本も韓国も同じです。また、韓国は朴主永、ク・ジャチョル、キ・ソンヨンらの海外組を呼び戻しているので、ベストメンバーを揃えて日本に勝ちに来たモチベーションは感じました。

そういう相手に3-0で勝てるとは意外でしたが、日本は厳しいプレッシャーの中でボールを持てる能力が優れていました。先制点の香川のゴールは、ほとんどスペースのなかったところにボールを止めて、素早く打った会心のシュートです。

しかし、この試合で驚いたのは、日本もリトリートサッカーをやることもあるという事実です。いくら札幌ドームは空調が効いているといっても、夏場のサッカーはきついのは確かで、前半で選手のユニフォームは汗でびっしょりでした。

ザッケローニにとっては初めての経験になる日本の夏ですが、これは涼しいときと同じサッカーはできないと判断して、引くときは1トップの李忠成を残して全員で引く、ペース配分を意識したサッカーをしていました。

ザッケローニにとっては未知の世界になるW杯予選ですが、暑い中東での試合もあります。休むべきときは休んで、どこかでギアを変えて攻めるのが、ベストの戦術ということを考えていると思います。

この韓国戦の勝利は大きく、3次予選の対戦相手が日本の強さを警戒して極端に引いてくる可能性もあります。そうなれば負ける可能性はほぼゼロなので、日本の得意なCKやFKで1点先制して逃げ切るサッカーも可能でしょう。

プレビュー記事でも触れましたが、最終予選で当たる可能性がありながら親善試合を受けてくれた韓国には感謝しています。2次予選以下で敗退したチームでは練習にならず、かといって欧州や南米から呼ぶとメンバーを落とされてしまいます。

かつては親善試合を受けてくれたウズベキスタンも、いつ日本と当たるかもしれないと警戒心を持つようになり、移動距離が短く強いチームは正直韓国だけです。そんなチームと当たり、しかも快勝できたことは日本にとってはベストのシナリオで、あまり有頂天にはなって欲しくないですが、共和国戦に弾みがつく勝利だと思います。
コメント
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