韓国戦プレビュー

北海道開催で見に行くのが難しいこともあって忘れていらっしゃる方もいるでしょうが、今週の水曜日に日本代表の韓国戦があります。今回の日程は国際Aマッチデーなので海外組の招集が可能で、香川、本田圭佑あたりが続々と帰国しています。

ただ、欧州からも南米からも遠い日本の場合、国際Aマッチの対戦相手にはいつも苦労します。ベストメンバーでの来日を約束しておいて直前でメンバーを落とす詐欺まがいのことをする国もあり、なかなかベストメンバーの相手と当たるのは難しいのが現実です。

しかし、移動距離も短くＪリーグ組もいる韓国が相手ならその心配はありません。韓国が海外組を呼ぶかどうかは現時点で未確認ですが、韓国が日本と対戦してモチベーションが低いなどということはあり得ません。メンバーはともかく、本気で勝ちには来るでしょう。

韓国はアジアカップ限りで朴智星が代表を引退して若手への切り替え時期です。若手の多いＪリーグ組はチャンスで、この選手どこかで見たことがあるという選手を見つける可能性はあるでしょう。しかし、今回韓国が最終予選で当たる可能性がありながら親善試合を受けてくれたのには感謝の気持ちがあります。

たとえ3次予選は違う組でも、同じアジアならいつどこで当たるか分からないと警戒感を持たれて今までは既に敗退したチームとしか親善試合を組めないことが多かったです。それが、今回は強豪の韓国ですから、日本にとっては得るものの多い試合になるでしょう。

アジアカップでの韓国代表はフランスリーグ、モナコ所属の朴主永の欠場で、3トップの真ん中が迫力不足でした。しかし、トップ下のク・ジャチョルが次々ミドルシュートを突き刺し大会得点王の活躍でした。ク・ジャチョルはドイツに移籍したため、今回の試合に出るかどうかはわかりませんが、韓国も若手が伸びているので、いいチームを作ってくるのは間違いないと思います。

日本は長友が肩の脱臼で欠場しますが、それ以外はベストメンバーを揃え、日本ができる最高のサッカーをしてくれることを期待したいです。