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細貝萌と小島秀仁

2011-08-30 18:50:20 | 浦和レッズ
今はドイツ1部のアウクスブルクにいて、代表にも呼ばれた細貝萌選手ですが、若いうちは苦労した選手でした。前橋育英高校時代から浦和の強化指定選手になって、高校3年からサテライトにも出ていた選手でしたが、常時トップチームのスタメンを勝ち取ったのは入団4年目という遅咲きです。

反町監督が率いた北京五輪代表にも、チームでスタメンを勝ち取っていない選手をなぜ呼ぶのかという声もありました。しかし、この五輪の経験は細貝を一回り成長させました。攻撃型を多く並べた中盤がカウンターを食らうと戻って来られず、相手を追うのは細貝一人という経験はきつかったと思いますが、諦めずにどこまでもボールを追う姿は感動的でした。

細貝が入団当時から優れていたのはバランスを取れるポジショニングで、サテライトでは1年目から別格の存在でした。しかし、当時のブッフバルト監督にトップに抜擢されたのは試練だったようで、G大阪戦で二川にドリブルを仕掛けられると対応が効かないなど、ギドやオジェックのときはトップでは負傷者の代役止まりでした。

この細貝の1年目と比較すると、小島の場合DFラインから常時ボールを引き出せる能力は当時の細貝にはなかったものです。ドリブルで空いたスペースを狙うなど攻撃にも意欲的で、ポテンシャル的には細貝を上回るものは持っています。

ただ、厳しいことを言えばC大阪の決勝ゴールになった扇原のミドルは、本来ならば小島が守っていないといけないポジションです。同点に追い付き、勝ち越しを狙ったチームが前がかっていた中、一人は落ち着いてバランスを取っていなければならず、小島にそれを今要求するのは酷だとは思いますが、もし鈴木啓太のポジションをすぐ奪いたいならそのレベルを目指して欲しいです。

また、小島を見た2度の機会は両方ともテレビ観戦だったので、ボランチとしての1対1の強さや後ろへの速さなどはまだチェックできていません。まだ常時出場を勝ち取っていないので、見られるかどうかはわかりませんが、是非埼玉スタジアムでその能力を見たいと思います。
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