Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

那須大亮、浦和移籍

2013-01-05 20:47:33 | 浦和レッズ
この記事は、当ブログ開始以降、「浦和レッズ」カテゴリ1000本目の記事になります。それだけ浦和レッズのことを書き込んでいったのだと、節目の記事に思います。

浦和は今日、柏DF那須大亮選手の完全移籍による加入を発表しました。CB、アウトサイド、1トップといった補強ポイントには次々手を入れていた浦和ですが、ボランチができる選手は補強しておらず、必要な位置ではありました。那須は31歳と年齢的にはベテランですが、CB、SBにボランチをこなす万能選手で、主力に負傷が出た際に便利に穴を埋める役割が期待されていると思います。

那須のプレーは鹿児島実業時代、元日本代表MF松井大輔選手(京都→ルマン他)とともに高校選手権の決勝でプレーした姿を見ているはずですが、当時は地味なCBだったこともあって覚えていないのが残念です。記憶に残っているのは横浜FM時代です。いろんなポジションができるようになったのが岡田監督の起用によるもので、派手な選手ではないですがしっかりした仕事人というイメージがあります。

通算成績を見ていて気付いたのは、全ての年に半数以上の公式戦に出ていることと、年間平均2,3点は取れる得点力です。長期間のリハビリを伴うような負傷を経験していないのは強みで、浦和にとって来季は厳しい年になるので、その消耗戦にも耐えてくれるような強さを期待しています。

また、無得点のシーズンがほとんどなく、大抵のシーズンで点を取っているのも強みで、苦しいときに那須のヘッドで点が取れればチームを救う得点になることもありえます。ストッパータイプかカバーリングタイプかは私に課せられた開幕戦の観戦課題として取っておきます。

那須と聞いて思い出したのは、2004年アテネ五輪の山本ジャパンの一員だったことで、初戦のパラグアイ戦でミスをして坊主頭になって出直してきたことです。あの当時は準優勝のパラグアイと初戦、3位のイタリアと第二戦で当たるくじ運の悪さも響きましたが、小野伸二をフェイエノールトから呼び戻して賭けた試合だっただけに残念な思いもあります。
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忘れ得ぬPK2(2011年福岡戦)

2013-01-05 16:37:14 | 浦和レッズ
前の記事から続く

こういうしびれる展開で効いてくるのはベテランの力でした。ぺトロ時代ほとんど出番のなかった坪井はシンプルにクリアに徹し、右SB平川は高い身体能力で攻守両面で効いてチームを落ち着かせます。見ている方も選手が落ち着いているのは気持ちをもらうようなもので、たぶん大丈夫だろうと根拠はないものの安心感は持っていました。

その安心感が現実になったのは前半終了間際の柏木のゴールでした。平川のクロスに田中達也は競り負けます。しかし、そのこぼれ球が柏木のところに来て、思い切り打ったミドルは相手に当たってコースが変わる幸運もあって福岡ゴールに吸い込まれ、1-1の同点で前半を折り返します。

残留するためには勝たなければならず、まだリードした訳ではないことはわかっていました。しかし、負けていて前半を折り返すのと同点で折り返すのは全然違います。たぶんロッカールームの雰囲気もいいはずだと確信しました。

後半戦、浦和は好調な梅崎と原口の両ウイングを中心に組み立てます。福岡にカウンターを食う場面もありましたが、押し気味に試合を運び、梅崎が抜け出した決定機を末吉がファウルで潰し末吉は退場、浦和にPKが与えられます。

このPKが決まれば、数的不利で降格が決まっている福岡はやる気が半分以下になるはずで、勝てる試合になると思いましたが、誰が蹴るかは問題でした。田中達也は意外とうまくないだろうと思っていたら名乗り出たのはマルシオで、マルシオならうまいだろうと少し安心はできました。

チームが来年J1になるかJ2になるかを左右する運命のPKですが、マルシオは落ち着き払って相手GKが取れないコースに蹴ります。しかし、柏木がペナルティエリアに早く入ったという理由で蹴り直しになります。

ただでさえ緊張するPKが2度目かと主審の判定が恨めしかったですが、マルシオはそれでも落ち着き払っていて、ほぼ同じコースに同じスピードで蹴り込む度胸の良さを見せて浦和は勝ち越し、この大事な天王山を2-1で制し事実上の残留を決めます。

ただテレビで見ているだけの私にも、このPKはしんどいPKでした。こんな思いは2度とやりたくないですが、忘れられない秋の夕方の思い出です。
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田中、濱田、新潟移籍

2013-01-05 12:51:35 | 浦和レッズ
昨日浦和から発表があり、戦力外になり移籍先を探していたFW田中達也選手の新潟完全移籍と、森脇の加入で出番が少なくなりそうだった若手DF濱田水輝選手の新潟へのレンタル移籍が決まりました。

濱田にとってはこの話は大きなチャンスだと思います。理由は昨年までのCB鈴木大輔に柏への移籍話があるからです。空いているポジションを複数の選手で争う状況はそれほど頻繁にある話ではなく、勝てば念願のJ1レギュラーとなれば気持ちも入ると思います。

濱田は浦和DF陣の中では攻撃センスは高い部類に入ります。相手DFとのヘディング勝負に勝つこともできますし、ポストプレーをさせても意外とうまいです。ロンドン五輪予選ではヘディングで重要な点も取っています。新潟では得点源としての期待もあるでしょう。

田中達也の方はそう簡単には試合に出られないかもしれません。戦術的には最近1トップが多くなったJリーグで、新潟は田中達也が得意にしている貴重な2トップのチームです。しかし、この2トップはミシェウ、ブルーノ・ロペスと外国人選手がポジションを確保しています。(追記:ミシェウが昨オフ退団との情報です。)

藤田征也の右MFの方がポジションを狙えるかもしれません。ただ、新潟というチームが8人で守り二人で攻めるリトリートサッカーのチームなので、右MFに入るとカウンターで攻める際に長い距離を走らされると思います。田中達也の脚質が短い距離が速いタイプなので、できればFWの田中達也の方が見たいです。

若手の濱田はともかくとして、ベテランの田中達也の移籍先については気にしていたので、新潟に決まったことは良かったと思います。他チームのやり方を知っておくことが、将来指導者などを目指すなら引き出しになると思うので、もう一頑張りを期待しています。
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